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UNISTAT 5.5 で追加された機能

グラフィックスのためにリッチテキストをサポート

  • UNISTAT のグラフィックステキストオブジェクトが、リッチテキストフォーマットをサポートするようになりました。これにより、テキストオブジェクトの異なるフォント (シンボルを含む) や上付き文字/下付き文字を混合使用できるようになりました。また、UNISTAT テキストオブジェクトと MS Word その他の Windows アプリケーションの間で、フォーマットされたテキストのコピー&ペーストが可能です。
  • 新しいグラフィックステキストエディタにより、フォントの名前、サイズ、色、太字、斜体、下線、上付き文字、下付き文字、左揃え、中央揃え、右揃え、横表示、90度回転した横表示、270度回転した横表示、縦表示、透明/不透明バックグラウンド、不透明時にバックグラウンドを満たす色の選択ができます。
  • さらに、追加テキストオブジェクトの最大数が 5 から 11 に増しました。

変数選択ダイアログ

  • 変数選択ダイアログの機能が向上しました。必ず必要な変数が太字でマークされ、この変数が選択されないかぎり、[Next] と [Finish] のボタンが使用できません。

Excel アウトプットのブロック化

  • アウトプットのマトリックスを次の解析のインプットとしてユーザーが選択できるように、通常大きなテーブルは Excel アウトプットではブロック化されません。このバージョンで Excel アウトプットを、テキスト、Word および Web ブラウザのアウトプットのようにブロック化できるようになりました。

HTML アウトプット

  • Web ブラウザへアウトプットのオプションが改良されました。それぞれのページが組み込みスタイルを含み、PNG フォーマット(JPEG フォーマットではなく) を採用するようになりました。
  • 各 HTML 出力ページは、スタイル設定部分が含まれています。(main title <h3>, sub title <h4>, paragraph <p>, table heading <th> and table cell <td>)これらに設定されたデフォルトの値は Unistat55.ini 内 [Options] の下記の部分を編集することで変更できます。
  • HTMLTitleFont=sans-serif, arial
    HTMLTitleFontSize=14
    
    HTMLSubTitleFont=sans-serif, arial
    HTMLSubTitleFontSize=11
    
    HTMLParaFont=sans-serif, arial
    HTMLParaFontSize=8
    
    HTMLHeadFont=sans-serif, arial
    HTMLHeadFontSize=8
    HTMLHeadFontBold=strong
    HTMLHeadForeColor=black
    HTMLHeadBackColor=#c0c0ff
    
    HTMLCellFont=sans-serif, arial
    HTMLCellFontSize=8
    HTMLCellFontBold=weak
    HTMLCellForeColor=black
    HTMLCellBackColor=white

マクロの統合

  • 小さなマクロファイルの記録は比較的容易です。この新しいマクロオプションにより、複数のマクロを1つに統合することができます。

ログファイル

  • UNISTAT の Graph、Stats1、および Stats2 メニューでなされた全ての選択を記録する、ログファイルを作成できるようになりました。

平均プロット

  • X-Y プロット、極プロット、バーチャート、エリアチャート、リボンチャートの変数選択ダイアログにあるチェックボックスをチェックすることにより、選択されたデータシリーズの平均が任意の標準誤差バーと共に自動的にプロットされます。
    平均プロット
    極プロット
    バーチャート
    リボンチャート

X-Y プロット

  • 軸のスケールを、線形、常用対数、自然対数、プロビット、ロジットに指定できるようになりました。以前のバージョンでは、線形と常用対数のみでした。

標本統計

  • このプロシージャは、手動入力が公式を使うように書き直されました。

分散関数

  • 以前の累積確率のリスト(List of Cumulative Probabilities)プロシージャが本質的に拡張され、累積確率(または臨界値)と対応するパラメータ値のスプレッドシートのコラムからのインプットと、推定臨界値 (または累積確率)のアウトプットが可能になりました。

正規確率プロット

  • Tukey または Van der Waerden スコアー変換を Blom スコアーのほかに採用することができます。

Box / Whisker および Dot プロット

  • 中央値に関するノンパラメトリック信頼区間を、ボックスプロットのノッチとして表わすことができます。

1または2標本によるノンパラメトリック検定

  • マン・ホイトニー検定: 正確確率計算のデフォルトでの範囲が150まで増えました。ユーザーがこれをさらに増やすことができます。随意に MW 統計の全分布をファイルに保存できます。
  • ホッジス・レーマン検定 (対応のない): Min, Max, Mean と SD および正確信頼区間を表示する新しいテーブルが導入されました。
  • ウィルコクスン符号順位検定: 連続修正と正確確率以外の Z-統計が報告されています。随意に WSR 統計をファイルに保存できます。
  • ホッジス・レーマン検定 (対応のある): Min, Max, Mean と SD および正確信頼区間を表示する新しいテーブルが導入されました。

シャピロとウィルクの正規性検定

  • Royston のアルゴリズムを使用することにより、標本サイズによっては 5000 までの p-値が計算できます。この p-値は古典的な p-値 (まだ最大 n = 50) と並んで表示されます。
  • K-S および Lilliefors p-値を同じアウトプット上に表示するために、変数選択ダイアログにチェックボックスが追加されました。

変数等質性の検定

  • Levene の検定が追加されました。もし2つ以上のコラムが選択されたなら、すべての因子内のあらゆる水準の組み合わせにより定義されたサブグループ上で、全体の検定もまた実行されます。1つの検定統計値または全体の検定だけを表示するように、アウトプットをカスタマイズできます。

多重比較

  • デフォルトで、不等標本サイズの修正が Dunnett の p と臨界値に適用されます。古い非修正オプションもまだ使用できます。
  • 最小有意差検定とボンフェローニ検定が t-分布を基にするようになりました。古い F- バージョンもまだ使用できます。表示された臨界値だけが影響を受けます。
  • 比較を (i) 臨界値、(ii) p-値、(iii) 信頼区間に従って行うことができます。選択された比較オプションに従って、アウトプットをカスタマイズすることも可能です。
  • 平均平方誤差と自由度がヘッダーについて報告されました。

一般線形モデル (GLM)

  • ユーザーにより選択された誤差項が、多重比較の平均平方誤差と自由度の基礎として使用され、追加されたヘッダーラインがこれらの値を多重比較のアウトプットの中に報告します。
  • 側面プロットがアウトプットのオプションに追加されました。交互作用の平均をプロットするには2つの因子が必要ですが、特定のさらに進んだ相互作用を指定するために、その他の因子は随意にいくらでも選択できます。

線形回帰

  • 回帰された値に対する残差をプロットすることができ、逆もまた可能です。選択された X-軸の変数は、実際の値と回帰された値のプロットおよび残差のプロットのために、別々に保存されます。

ロジット / プロビット

  • 他の回帰オプション同様、ロジット / プロビットも交互作用の項、ダミー変数、定数項のある/ない回帰を自動的に作成できます。

ステップワイズ判別分析

  • 判別分析にステップワイズのオプションが追加されました。

コックスの予測生存回帰

  • 生存時間の予測は、失われた独立変数がなく、時間変数だけが失われた場合に行われます。

フーリエ解析

  • アウトプットオプションダイアログおよび、マグニチュードとフェイスのプロットが使用できます。

Unistat55.ini オプション

  • UNISTAT のユーザーインターフェイスは素晴らしい機能性を発揮していましたが、今回バージョンアップに伴い、Excel のアウトプットテーブルの色の変更から正確ウィルコクスン統計値の全分布まで、さらに多くの機能が追加されました。これは C:\Windows\Unistat55.ini ファイルにコマンドラインを入力することで可能になります。そして UNISTAT に詳しいユーザーは、さらに多くの機能を楽しむことができます。

オプションモジュール: バイオアッセイの分析

  • UNISTAT のこのバージョンに、バイオアッセイの分析(Analysis of Bioassays)がオプショナルモジュールとして導入されました。
  • この"バイオアッセイの分析"の導入は、あらゆる統計解析のソフトにおいて最も画期的なできごとだろうと思われます。これは Finney, D. J. (1978), Biostatistical Method in Biological Assay を基にし、European Pharmacopoeia (1997), Statistical Analysis of Results of Biological Assays and Tests で与えられた詳細な基準を完全に履行しています。
  • 有効性の計算は、平行線法、勾配比法、計数反応法を利用することにより実行でき、信頼区間、有効性検定、グラフ表示を伴い完成します。
  • "バイオアッセイの分析"モジュールは、上の文献で提供された多くの例に対して有効なことが確認されています。さらに、他の種類のバイオアッセイと有効投与量 (ED50) を UNISTAT の非線形回帰とロジット / プロビットプロシージャを使って分析できます。詳細はこちらをご覧下さい。