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Unistat 製品概要

UNISTAT の統計解析とグラフ作成についての詳しい情報は、USER’S GUIDE をご覧ください。

以下のリンクは、UNISTAT を実行する 2 つのモード、Excel アドイン、スタンドアロンに関する情報を提供します。また、UNISTAT で最もよく使われる機能、グラフ機能とレポート機能についての情報も提供します。

 

Excel アドイン・モード

多くの Excel ユーザーが、自分のデータの解析を、機能が限られた Excel アドインで行うか、強力ではあるが融通性に乏しい統計ソフトに頼るか、いつも迷っていると思われます。その迷いを断ち切るのが強力な機能を備えた UNISTAT です。

UNISTAT はスタンドアロンとしてばかりでなく、Excel のアドインとしても強力な性能を発揮します。もし UNISTAT のセットアッププログラムが MS Excel for Windows の存在を検出したなら、UNISTAT のプログラム開始メニューの中に Excel アドインのアイコンを自動的に作成します。このアイコンをダブルクリックすることにより、UNISTAT のグラフと統計のプルダウンメニューを伴う Excel を立ち上げることができます。次の図を参照ください。

Excel でデータを前処理したあと必要なことは、解析したいデータのブロックと UNISTAT プロシージャの選択だけです。UNISTAT Wizard ダイアログでオプションを選んだ後、UNISTAT は新しい Excel ワークシートをアウトプットとして使います。Excel ユーザーは UNISTAT Wizards 以外何も見ることができませんが、Excel の裏で UNISTAT が強力に働いています。またこのモードでは、Word をアウトプットのデフォルトに指定することも可能です。データの処理に Excel を、レポートの作成に Word を使用する研究者にとって、これは最も便利な機能と言えるでしょう。

Excel で利用できる統計解析機能

プロット

統計1

統計2

バイオアッセイ (モジュール)

 

スタンドアロン・モード

UNISTAT をスタンドアロン・モードで使用する主な長所を次に述べます:

  • Excel がもつデータサイズ制限がありません。
  • Excel では不可能な、高度なインポート / エクスポートオプションがあります。
  • Aggregate、Recode、Stack、Unstack のようなデータ処理に有効なプロシージャが使用できます。

スプレッドシート:

  • UNISTAT には、統計データ処理のためにデザインされた、Excel に似たスプレッドシート (データプロセッサー) が装備されています。

データのインポート / エクスポート:

  • Excel、Access、CSV、および、様々なテキストファイルフォーマットで、ファイルを開いたり、マージしたり、保存したりすることが可能です。

 

ODBC と SQL:

  • Windows システムにドライバがインストールされているデータベースを開くことができます。また、大きなデータベースからサブセットを抽出するために SQL ステートメントを実行することも可能です。

 

グラフ機能

UNISTAT は、統計ソフトとしては二つとないグラフ作成機能を備えています。

UNISTAT はスクリーン上でのグラフ編集をサポートします。すべてのテキスト、凡例、グラフ本体のドラッグ&ドロップやサイズ変更ができ、テキストやオブジェクトの追加も可能です。また、設定をグラフのテンプレートファイルとして保存できるので、将来再び設定する手間が省けます。さらに、フォント、色、タイトル、凡例、軸、フレーム、目盛り、線の形状、線の太さを含むあらゆるグラフ属性が、グラフメニューの下で利用できる一連のダイアログによりコントロールできます。

 

軸の設定:

  • UNISTAT は、軸のタイトルとX-軸の目盛りラベルを 0度、90度、270度回転あるいは縦書きにして表示できます。また、スケールの数字に書式を設定して、最小、最大、主目盛り、副目盛りの値のための数式 (たとえば 2*Pi()) を入力できます。線形、常用対数、自然対数、プロビット、ロジット目盛りがサポートされています。
    詳細は、User’s Guide の Scale Type をご覧ください。

 

テキストの書式設定:

  • あらゆるテキストのオブジェクトで、異なるフォントや上/下付き文字を混ぜて使うことができます。UNISTAT テキストオブジェクトと MS Word や他のWindows アプリケーションのあいだで、フォーマットされたテキストのコピーと貼り付けが可能です。

 

複数 Y 軸:

  • 最高 5 本までの Y 軸を表示させることが可能です。

平均プロット:

  • X-Y プロット、極プロット、バーチャート、エリアチャート、およびリボンチャートは、任意のエラーバーと共に選択されたデータ列の平均を自動プロットすることが可能です。
    詳細は、User’s Guide の Means Plot をご覧ください。

エラーバー:

  • 縦/横や対称/非対象のエラーバーを、2D と 3D 散布プロット、バーチャート、エリアチャート、リボンチャート上の各データポイントで描くことができます。
    詳細は、User’s Guide の Error Bars をご覧ください。

傾向線:

  • 各データシリーズに個別に最も良くフィットする傾向線 (線形最小二乗法) を表示することができます。

カーブフィッティング:

  • 二変数プロットで、ネヴィル補間、有理関数、多項式、指数、幾何学的回帰の異なる 5 タイプのカーブフィッティングができます。
    詳細は、User’s Guide の Curve Fitting をご覧ください。

 

サーフェイスフィッティング:

  • X-Y-Z 散布図に、3D サーフェイス、線形回帰面、多項式、加重平均サーフェイスをフィッティングすることが可能です。
    詳細は、User’s Guide の Surface Fitting をご覧ください。

3D の設定:

  • Spin Plot 表示は X-Y-Z 散布図を描き、そのプロットを全方向にリアルタイムで回転することができます。
  • 3D グラフ表示はすべて、平行、一点、三点遠近法の選択だけでなく、回転と視点の選択が可能です。

インタラクティブなグラフ:

  • グラフ (2D と 3D 散布プロット、3D スピンプロット、極プロット、正規確率プロット、回帰プロット) 上のプロットを右クリックすることにより、そのポイントの情報を表示できます。また、スタンドアローンモードでは、同時に選択されたポイントを含むスプレッドシートの行が強調されます。この方法により、どのポイントがデータセットの外れ値かを簡単に決定できます。回帰プロットにおいて、ポイントがハイライトされた状態で Delete キーを押すと、そのポイントが削除され、新しい回帰方程式によりグラフが再度描かれます。

 

 

結果のレポート

UNISTAT の最も評判の高い機能の一つとして、Word と Excel に、レポートを作成できることが挙げられます。

スタンドアロン・モードで UNISTAT を稼動するとき、すべてのレポートは、UNISTAT に組み込まれた WordPad 風のウィンドウに送られます。Excel アドイン・モードでは、レポートはデフォルトで、Excel 内の新規ワークシートに送られます。この後このレポートを、計算を再度実行することなく、色々な他のアプリケーションへ送ることができます。Output Mediumツールバーにより、レポートを Word、Excel、Web ブラウザ、あるいは Windows システムのクリップボードへ送ることができます。

さらに、これらの Output Mediumツールバーの一つをデフォルトとして設定することも可能で、その場合、レポートはデフォルトのプログラムに直接作成されます。

この方法により、Output Window をプレビューウィンドウとして使うことができるので、最終結果だけを Word (または Excel や Web ブラウザ) に送ることができます。UNISTAT はまた、さらに解析を続けるために、レポートのテーブルを自分自身のスプレッドシート (データプロセッサー) へ送ることも可能です。

 

Excelへのレポートの出力:

  • レポートはアクティブなワークブックの新規ワークシートへ送られます。ユーザーはUNISTATで作成されたスタイルを編集できます。グラフは拡張メタファイルのフォーマットです。

Wordへのレポートの出力:

  • レポートは現在開いている Word ドキュメントのカーソルが置かれている所に送られます。テキストのレポートは Word の表形式で、グラフは拡張メタファイルフォーマットです。

UNISTAT Output Window:

  • スタンドアロン・モードのデフォルト設定では、全てのレポートは UNISTAT 自身の Output Window へ送られます。全てのテキスト形式のレポートは旧式のラインプリンタフォーマットで作成され、固定幅フォントで表示されます。グラフのレポートは、このウィンドウに拡張メタファイルオブジェクトの形式で送られます。Output Window には WordPad のすべての機能がついています。

Web ブラウザへのレポートの出力:

  • レポートは HTML テーブルと PNG フォーマットビットマップイメージの形式で、デフォルト Web ブラウザへ送られます。

 

Analysis of Bioassays モジュール (オプション)

UNISTAT には、オプション・モジュールとして Analysis for Bioassays モジュールが用意されています。

UNISTAT のオプション製品 Analysis of Bioassays モジュールは、あらゆる統計ソフトウェアパッケージの中でも、この分野で最も包括的な実装と言えるでしょう。Finney, D. J. (1978) Statistical Method in Biological Assay に基づいており、European Pharmacopoeia 7th Edition, (2011) Statistical Analysis of Results of Biological Assays and Tests の仕様に完全に準拠したモジュールです。

生物的希釈測定法 (biological dilution assays) や力価測定法 (potency assays) で得られたデータの統計解析:parallel line (平行線法)、slope ratio (勾配比法) および quantal response (素量的応答法) を利用した力価計算を実行可能。基準となる信頼区間、妥当性検定、および、グラフ表示機能を装備。

Analysis of Bioassays モジュールは、上記刊行物に掲載されている多数のサンプルに対して正当性が認められているので、規制環境ですぐにでも利用することができます。UNISTAT のバイオアッセイ法は、生物学的研究や薬剤開発の分野で幅広く利用されています。

これ以外のバイオアッセイタイプや有効用量 (または ED50) への適用については、UNISTAT の Nonlinear および Logit / Probit / Gompit 回帰プロシージャを利用して分析することができます。

オプションの Analysis of Bioassays モジュールを使うには、UNISTAT Standard Edition を実行できる環境が必要です。

  • Parallel Line Assay (平行線測定法)
  • Slope Ratio Assay (勾配比測定法)
  • Quantal Response Assay (素量的応答法) と logit, probit, gompit, loglog リンク関数
  • Combination of Assays (測定法の組み合わせ)
  • 妥当性検定、力価、信頼限界、ED50、Spearman-Karber 法
  • European Pharmacopoeia 7th edition (2011) と Finney (1978) の基準に全て適合。
  • US Pharmacopoeia (2009) に従う複合力価 (Combined Potency)

 

UNISTAT Light

UNISTAT Light は、UNISTAT の機能が制限された、コストパフォーマンスの高いバージョンです。UNISTAT Light に含まれる機能を確認したい場合は、こちらのページをご覧ください。ほとんどの市販統計解析アドインに別売りの追加モジュールを付けたとしても、UNISTAT Light の方が、より包括的でパワフルであることがおわかりになるかと思います。

UNISTAT Light は、デモ版をダウンロードして、お試しいただくことが可能です。デモ版は、プログラムに付属するサンプルファイルのみ解析可能です。製品をお買い上げになった場合は、License key が発行され、デモ版を製品版としてアクティベートすることができます。

UNISTAT Standard と Light の違い

UNISTAT Light は、以下の点以外は Standard と同じ機能を持ちます:

  1. データサイズが 50 列 x 1500 行までに制限されます
  2. 英語のみ使用可能です
  3. マクロ機能および開発ツールとしては使用できません
  4. 次のプロシージャは使用できません: meta analysis, nonlinear, logit / probit / gompit, logistic, multinomial, Poisson, Box-Cox regressions, Multivariate Analysis (cluster, discriminant, mutidimensional scaling, principal components, factor, reliability), Time Series Analysis (ARIMA, forecasting, quality control, survival, Fourier analysis)、および、オプションの analysis of bioassays モジュール

UNISTAT の最新の 2D / 3D グラフィック機能は、すべて UNISTAT Light に含まれます。また、パラメトリック、ノンパラメトリックおよび適合度テスト、相関係数、分割表、ANOVA、一般線形モデル、post-hoc テスト、モデル構築機能を伴う線形回帰、および、サンプルサイズと検出力プロシージャのフルセットも含まれます。