新規購入お見積

Grapher 8 で追加された機能

新しいグラフタイプ

Grapher 8 に、新たにレーダー(スパイダー)プロットが加わりました。このグラフは極グラフによく似ていますが、複数の極が扱える代わりに角度が表示されません。レーダーグラフは、複数の変数に対して使用します。すなわち複数のデータをプロットし、比較するときに便利です。 

レーダーグラフを使ってデータを比較

  • どのグラフタイプでも同様ですが、Grapher ではプロットの各部を自由に変更することができます。
  • 違いがよくわかるように色やテキスト、ラベルを設定して下さい。色は透明にすることもできます。

 

透明色

複数のプロットを重ね合わせてデータの特徴を知ることができます。すなわちライン、シンボル、塗りつぶし色を透明にすることが可能です。透明度も細かく設定できます。

グラデーションと透明化を使ってグラフを作成

 

重要な部分を見やすくするグラフ拡大鏡

拡大鏡は、グラフの一部を拡大して表示させることができます。グラフ拡大鏡内の軸は、元のグラフとは独立してコントロールすることができます。拡大鏡はグラフ内あるいは印刷ページ内のどこにでも移動させることができます。

拡大鏡により、 グラフの一部を拡大して表示させることができます。

拡大鏡によりローソク足の細かな変動も確認できます。

拡大鏡のなかの軸のプロパティを変更することができます

 

すべてのオブジェクトを拡大する差し込みズーム機能

グラフ拡大鏡によく似た機能として、差し込み機能があります。この機能は、テキストやオブジェクトなどページ上にあるすべてのアイテムを拡大することができます。またグラフ拡大鏡を使えないグラフタイプでも、差し込みズーム機能は利用できます。差し込みプロットのプロパティを変えることもできます。

グラフの特定個所を拡大する差し込みズーム機能

等高線マップにも適用できます。

サーフェスマップにも適用できます。

 

三角プロットの表示領域を指定

三角プロットの表示領域を指定することができます。データに偏りがあるとき、重要な領域を拡大して表示するように設定することができます。

オリジナルプロット(右)左隅の領域を拡大表示(左)

 

ワークシートセルとテキストのリンク

グラフに表示させたいテキストが、ワークシートにある場合がよくあります。ワークシートセル内のテキストをダイレクトに表示させることができます。ワークシートの内容が変われば、グラフの表示も変更されます。

軸タイトル、グラフタイトル、ヘッダー/フッタなど、すべてのテキストブロックがワークシートにリンクできます。

ワークシートセルとテキストのリンク

 

凡例のカスタマイズ

Grapher 8 では、凡例の機能が大幅に強化されました。ワークシートセルとのリンクが可能です。ラベルの位置を左右どちらか選べます。複数列表示ができ、タイトル、行、列の位置の調節が可能です。また曲線下の塗りつぶしが可能です。

機能強化された凡例

 

棒グラフにビットマップ画像の使用が可能

Grapher 8 は、棒グラフを通常の棒を使ってだけではなく、スピンドルや円錐形、ダイヤモンド形、あるいは自作の図形を使って表示することができます。棒の代わりに表示する図形の数、またはフルサイズで表示するかの設定ができます。


 

1本の折れ線を異なる色で表示

グラフの特定の範囲を強調するために、色を変えたい場合があります。Grapher 8 では、これが簡単に行えます。色設定用の列をワークシートに追加すれば、この設定に基づいてシンボルと折れ線の色が付けられます。

シンボルと折れ線に異なる色を設定します。

 

データ表示形式の拡張

Grapher 8 は、数値データの区切りにコンマ、ピリオドを使用する場合、簡単に設定できます。

Label Format ダイアログで小数点や桁区切りを設定します

 

色のカスタマイズ

標準のカラーパレットを使って、カスタムカラーを作り出し、使用することができます。

好みの色を選択できます

その他の新機能

  • 三角プロットのデジタイズ
  • シンボルの中心にラベルの配置が可能
  • テキストエディタを使ってラベルに前置/後置文字を追加
  • 円形のグラデーション
  • ゼロの表示の際、x100 がなくなりました
  • 軸タイトルを軸のどちら側に置くか設定可能
  • 関数プロットで長い数式にも対応
  • マウスホイールを使ってパン、ズームイン、ズームアウト、CTRL キーを組み合わせてスクロールが可能
  • フィルパターンの追加
  • インポート/エクスポート機能の改良
  • クラッシュしたときのためにログを記録