新しい機能
ドキュメントページの「移動またはコピー」機能
Excel の「シートの移動またはコピー」機能を Grapher にも追加しました!多くのユーザーからの要望に応えて、Plot ドキュメントとドキュメント内の各ページ間の移動を容易に行えるようになります。手間のかかるコピー/貼り付け操作はもう不要です。
1つの Plot ドキュメントに複数のページがある場合:この機能を利用すれば、作業を行う際はひとつのドキュメントでまとめておこない、作業が済んだら個々のドキュメントに振り分けるといった使い方ができます。
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- ページを右クリックして、Move or copy コマンドをクリックします。
ドキュメント中の複数ページをそれぞれ独立した Plot ドキュメントに振り分けた例:
ページ間を簡単に移動したり、ドキュメントを思い通りに振り分けできるようになります。
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Move or copy コマンドの追加機能
- Ctrl + キーを使えば、移動元のページを複数選択して、それらを一度に移動 (Move) できます。
- 移動先のページ指定には、現在開いているドキュメントのいずれか、または、新規ドキュメントを指定できます。
- Destination document の Insert berofe page: リストからページを選択することで、どのページの前に新規ページを挿入するかを正確に選択できます。
- Move または Copy を選択することで、指定したページを移動するか、新しい場所にコピーするかを選択できます。
画像の切り抜き
前置きの必要もない機能、画像の切り抜きです!Surfer に昔からあったこの機能は、画像をグラフの横に挿入する際に Grapher ユーザーにとっても間違いなく便利です!
File | Save All コマンド
ブラウザのタブを一度に 100 個も開くような人にぴったりの機能がこれです! Save All は、余計な設定は行わずに全てのドキュメントを保存するという、その名が示すとおりのオプションです!
Grapher ユーザーは、この新しい保存オプションを使用して、現在開いているドキュメントを一度に全て保存できます。
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機能改善
ビンのカスタマイズ
ヒストグラムで使用するビンをほんの1つだけ調整したいのに、すべてのビンを最初から作り直さなければならなくなったことはありませんか? これは大変です!! 自動で生成されたビンを元に、個々のビンの間隔を調整することができます。
ビンのカスタマイズは、Rose チャートや Wind チャートでも利用できます。
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見つけやすさの改善
- Propaty Manager の Fill タブの Gradient 指定の改善:Fill Properties の Style 項目から Pattern と Gradient を切り替えるようにしました。
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従来の Gradient プロパティは、塗りつぶしが指定されているときは別項目のドロップダウン メニューに隠れていたため、ユーザーを混乱させていました。
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- Text Editor のアイコンを Text Editor というタイトルのボタンに変更しました。
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特に初めてのユーザーで、従来の Σ アイコンであらわされている機能が何を意味するか直感的に 理解できる人はほとんどいませんでした。誤解の余地はこれで解消されます。
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- 複数のプロットからなるグラフの作成
- Add plot ボタンを Object Manager にも追加しました。
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既存のグラフにプロットを追加するには、Object Manager に表示されるようになったお馴染みの緑色の + ボタンをクリックするだけです!ボタンの上にマウスを置くと色が黄色に変わります。この機能は、初めてのユーザーでも視覚的に理解できるので、熟練に達していなくても複数のプロットからなるグラフを早い段階で利用できるようになります。
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- Add plot メニューには、リボンメニューに含まれるのと同じ適用可能なすべてのオプションが表示されます (従来は不完全でした)
- Open Data コマンド
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従来の “Import” コマンドは、本バージョンから Open Data コマンドになりました。 この機能はSurfer と同じ機能になり、初めてのユーザーでも期待する機能を利用できます。
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- File | Import コマンドは、File | Open に統合されました。サポートされるすべてのファイルの種類は File | Open で開くことができます。
- Quick access メニューの改善
- 全ての Open オプションを Quick access に登録できます。
- 全ての Save オプションを Quick access に登録できます。
- 「Options」を Quick access に登録できます (ワークシートウィンドウからも Quick access の Options と Defaults にアクセスできるようになりました)。