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Grapher 19 で追加された機能

1. 新しい Data Filter 機能:インプット・アウトプットするデータを自在にフィルタリング

Grapher の従来の Criteria Filter から新しい Data Filter に置き換わり、機能性とフレキシビリティが大幅に向上しました。

  • 複数の包除 (inclusion 又は exclusion) フィルターを適用できます。
  • 複数のフィルターは異なるデータ列や全てのデータで処理できます。
  • 比較演算子とブール演算子を使用できます。
  • 組み込みの数学関数を利用できます。
  • Data Filter は、インプットにデータファイルを使用する全てのプロットで利用できます。
新しい Data Filter ダイアログ

 

2. 重なり合ったラベルを自動的に分散配置

作成したプロット内で重なり合っているすべてのラベルの位置を容易にオフセットして再配置させることができます。一度に複数のプロットに対して行うことも可能です。クラスター状のデータや密集したデータを頻繁に取り扱う方は、この機能で大幅に作業時間を削減できます。プロットラベルの分散配置がなされた後は、クリック&ドラッグによるマニュアル編集オプションを使用することで、個々のラベル位置を微調整することができます。

ボタンをひとつクリックするだけで、重なり合ったラベルを容易に分散配置させることができます。

 

3. テキストに基づく分類プロットの凡例のエントリの並べ替え

これまでの分類プロット (Class Plot) では、テキスト分類の凡例は、ワークシート内のアイテムの順番として常に表示されていましたが、このテキスト分類の順番を好みの並べ替え方法を使用して変更できるようになりました。

凡例内のテキスト分類項目をクリックひとつで並べ替えできます。

 

4. プロットラベルと軸ラベルの新しいパーセンテージ表示オプション

この新しいラベルフォーマットオプションを使えば、ワークシート内の数値データを百分率のフォーマットに変換し、その末尾に % 記号を追加できます。これまでワークシートの10進数データを手動でパーセンテージに置き換えていた時間は、この機能で節約できることになります。

Y 軸ラベルとプロットラベルに Compact 形式を使用してプロットされたデータ (左) と
同じデータを Percentage 形式のラベルで表示した例 (右)

 

5. ページのマージンに対するオブジェクトの整列と割付け

新しい Align to Margins と Distribute in Margins コマンドを使えば、ページ上に作成したプロット、テキスト、シェイプの整列を容易に行うことができます。2つの新しいツールは、ページ上のオブジェクトを中央に配置したり、等間隔のマトリックス状のレイアウトの作成を支援したり、出版・公開用のプロットを準備するのに役立ちます。

Distribute in Margins コマンドを使って3つのオブジェクトを整列した例

 

6. ステータスバーの改良

マウスカーソルの位置情報がプロット軸に選択した単位でステータスバーに表示されるようになりました。作成したプロットの軸が Date/Time フォーマットであっても、選択した軸ラベルのフォーマットに合わせて、例えば 時/分/秒の形式で表示されます。

ステータスバーにマウスカーソルの位置を表示した例。
X 軸ラベルと同じ Date/Time フォーマットの単位で表示されます。

 

7. 日付と時刻フォーマットの軸を使用したプロットのデジタイズ

日付と時刻フォーマットで作成したプロットのデジタイズも可能になり、デジタイズした各点は、軸ラベルに指定した Date/Time フォーマットの単位で記録されることになります。これにより、ユリウス日付からお好みの Date/Time フォーマットに変換しなおす後処理が不要になります。

日付と時刻フォーマットを使用したプロットをデジタイズすると、Date/Time フォーマットで記録されます。

 

8. ワークシートマネージャーの未使用データのタブを自動的に非表示

データファイルのうちプロットへのリンクが無くなったものは、ワークシートマネージャーから自動的に閉じられることになります。この新しい機能は、画面上の整理整頓に役立ちます。