1. 新しいカラーマップエディター
- Preset ドロップダウンメニュー項目の、追加、削除、名称変更、位置変更ができます。
- Color と Opacity (不透明度) のマッピングを分離することで、お持ちのデータの表現をより詳細に制御できます。
- カラーマップと不透明度マップの背後のヒストグラムに、お持ちのデータの値の広がりがあらわされますので、お持ちのデータをあらわすのに、どこに追加のカラーが必要か、または、どこに不透明度の設定変更が必要かを容易に把握することができます。
- カラーマップのストレッチ (色ノードの間隔) を Evenly distribute (ノード間を等間隔にする) または Equalize (等面積のストレッチで、ノード間にあるデータの量がどこでも等しくなるようにノードが配置されます) に変更できます。
- カラーマップの手法 (Method) を変更することで、ノード間のカラーグラデーションをあらわす各種手法を選択できます。
- カラーマップの値の尺度に線形のほかに対数が選択できるようになり、これを使ってカラーのわずかな変化を強調してあらわすことができます。
Colormap Editor で、カラーマップと不透明度マップの設定を細かく制御できます。
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2. バーチャートの軸の中断にシンボルを追加する
Grapher 15 では特定のラインプロットについて、プロット上の軸の中断の表示法をカスタマイズできる機能が追加されました。軸の中断が及ぶプロットの位置をあらわすのに、グリッドライン、空きスペース、軸の中断のシンボル、または、ユーザー定義のシンボルを追加できます。この機能は、Grapher Preview v16 のバーチャートにも拡張されます。
バーチャートの棒を、軸の中断記号で分割できるようになったことで、軸の中断が及ぶプロットの位置をあらわすことができます。
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3. カラーテーブルとシンボルテーブルについての凡例
散布プロット中の点は、シンボルテーブルを適用することによって素早く簡単に識別できるようになります。同様に、バーチャートやその他の特定のプロットタイプのカラーも、カラーテーブルを適用することによって識別できるようになります。このようなシンボルテーブルやカラーテーブルを凡例に追加できるようになったことから、シンボルやカラーであらわされる内容が何であるかを容易に伝えることができます。
シンボルテーブルやカラーテーブルの凡例を追加することで、シンボルやカラーであらわされる内容を伝えることができます。
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4. 散布プロットにカラースケール追加してグラデーションで色分けされたシンボルを表示
Grapher 15 では、散布プロットのカラーシンボルを、あるデータ列の値に基づくグラデーションで色分けして作成できる機能が追加されました。この機能を使えば、使い慣れた直感的なプロットタイプに、追加のデータ変数をあらわすことができます。このプロットタイプにはカラースケールを追加できるようになったので、色付けされた点がどの値を何をあらわしているかを一目で伝えることができます。
散布プロットにカラースケールを追加することで、色付けされた点がどの値をあらわしているかを伝えることができます。
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5. ファイル共有機能の強化
Grapher Preview v16 以降のファイルフォーマットでは、将来の全てのバージョンで同じファイルフォーマットを使用できるようシリアル化 (serialize) が行われています。これによって、Grapher 17 や Grapher 18 といった将来のバージョンのファイルでも、形式の古いファイルに保存しなおさなくても、Grapher 16 で開くことができます。共同作業において、バージョンの異なるファイルでも、容易にやり取りすることができます。
将来の Grapher ファイルでも旧バージョンとして保存せずに Grapher 16 で開くことができます。古いバージョンで開く際は、新たに追加された属性は除外さることになります。
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