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Grapher 15 で追加された機能


1. 軸の中断 (Break Axis) の改良

軸の中断に新たに追加された下記の機能を使えば、作成したグラフの大事な領域について、より一層の注目を集めることができます:

  • プロットの軸を中断したとき、中断する範囲の前と後にシンボルまたはラインを追加できます。
  • 軸の中断をあらわすシンボルについて4種類のオプションを選択できます。

 

2. 曲線の当てはめの改良

曲線をあてはめるデータの種類が広がったことで、お持ちのデータをこれまでよりも一層深く理解できるようになります。掘削データを X=F(Y) 型の当てはめ曲線でモデル化したり、クラス分けされた散布プロットの中の、個々のクラスやクラス全体のデータについてモデル化することで、お持ちのデータの判断に役立つ情報として役立てることができます。

 

3. 新しい Math プロット

新たに改良された Math プロットを使えば、積 (product) プロット、差 (subtraction) プロット、平均 (average) プロット、および、その他の任意の関数タイプのプロットを作成できます。従来は、加算 (Summation) プロットを呼び出していましたが、このプロットの機能が拡張されて、Grapher でサポートされる任意のタイプの関数がサポートされるようになりました。

 

4. Box プロットのカスタマイズ機能

箱ヒゲ図 (Box-Whisker plot) の中央ライン、箱の両端、および、ヒゲ (whiskers) に対して表示する各種統計量を選択することで、従来よりも多くの情報を伝えることができるようになりました。中央ラインには、中央値 (Median) または平均値 (Mean) を選択できます。箱の両端には、Quartiles、ユーザー定義の Percentiles、ユーザー定義の Confidence level、ユーザー定義の Standard deviation、ユーザー定義の Standard errorMinimum/maximum、および、Average を選択できます。ヒゲ (whiskers) については、IQR*factor (factor はユーザー定義可能)、Minimum/maximum、ユーザー定義の Percentiles、ユーザー定義の Standard deviation、および、ユーザー定義の Standard error を選択できます。

 

5. 交点の上下で異なるプロット間の塗りつぶし

2つのプロットの交点から上の部分と下の部分の塗りつぶしについて、異なる設定を選択することでプロット間の違いを強調することができます。

 

6. 等高線のラベル付け

Grapher の各種等高線マップの等高線の一部または全てに対してラベルを付けることで、情報に富むグラフィックを作成することができます。

 

7. セルの相対参照によるワークシートデータのトランスフォーム

エクセルでは式を下方にコピーすることで列全体にデータをできますが、Grapher でもこれができるようになりました!特定のセルを参照するトランスフォーム方程式を1つ定義したら、それを残りの行にコピーすることで各行に対応する結果を配置することができます。

 

8. ユーザーインターフェースの改良

以下の変更により、必要なコマンドをわずかなクリック数で素早く見つけ出し、時間を節約できます。

  • Pie チャートのスライスプロパティを Property Manager に移動
  • Legend エントリープロパティを Property Manager に移動
  • Shared contour map levels プロパティを Property Manager に移動

 

9. 散布プロットのシンボルカラーの改良

以下のカラー設定の改良で散布プロットの外観をより思い通りに定義できるようになりました。

  • カラーマップのグラデーションにデータの値に基づくシンボル色をマッピング可能
  • RGB カラー列からシンボルのカラーを取得可能

 

10. その他

  • ライン・散布プロットでエラーバーをシンボルの背面に移動するオプションを追加
  • 三角 (ternary) プロットの字句の向きを反転可能
  • パイチャートのスライスプロパティをデフォルトに戻すことが可能
  • オートメーション:MathText コマンドを使ってテキストを追加したり編集可能
  • オートメーション:データが欠損している GRF を開く際に、使用するデータファイルを指定可能