新規購入お見積

Grapher 12 で追加された機能

1. グループ分けした複数の積み重ね棒グラフを並べて配置

複数のソースから取得したデータを一度に比較する必要がありますか?また、それぞれのソースに含まれる個別オプションも示す必要がありますか?積み重ねと並置を組み合わせた棒グラフをお試しください!積み重ね棒グラフの集合となるソースごとに個別オプションを作成します。類似するオプションでグループ分けされた複数の積み重ね棒グラフを並べて配置できます。

複数の積み重ね棒グラフをグループ分けし、グループ毎に横に並べることで、
選択した項目を素早く比較できます。

 

2. 凡例項目の順序を反転表示

凡例項目の順序が逆さまになっていませんか?項目の順序は、コマンド1つで素早く反転させることができます!

凡例項目を最もふさわしい順序で表示しましょう!デフォルトオプションのいずれも気に入らなければ、希望する順番になるようエントリーを手動で変更することができます。

 

3. プロットに表示された項目のみを凡例に表示

グラフ上にレポートには非表示にすると定めたプロットはありませんか?凡例を編集してそれを削除する気もないのに、凡例にそれが表示されてはいませんか?大丈夫です。チェックボックスを選択するだけで、表示されたプロットのみを凡例に表示させることができます。

ボタンをひとつクリックするだけで、関連する情報のみを凡例を更新することができます。

 

4. 指定したデータ値とカラーのリンク

グラフの特定の部分をハイライトして、その値に注意を向けさせたいとは思いませんか? X または Y 値の始点と終点を指定して色を設定できます。色の変化には、離散的 (hard breaks) または連続的 (gradational) な手法を設定できます。

グラフのカラー定義にデータ値を使えば、その情報を際立たせることができます。

 

5. X = F(Y) 型の関数プロットの作成

Grapher 12 では、X を従属変数 (dependent variable) とする関数をプロットできる機能が装備されました。垂直な直線を簡単に作成できるので、関数の間を塗りつぶしてグラフ内の関心領域をハイライトしたり、あるいは、あらかじめ用意されている豊富な方程式を使って数学的関数を素早く作成することができます。

新しい X 関数プロットを使えば、複数の垂直線を素早く追加できます。

 

6. 水平方向の箱ヒゲ図の作成

統計的情報を箱ヒゲ図 (box-whisker) 形式で表示したいけれども、縦長ではなく横長にしたいことはありませんか?Grapher には、正にその表示法でお持ちのデータをあらわす機能が用意されています。

必要に応じて水平または垂直方向の箱ヒゲ図を表示できます。

 

7. 効率的になった date/time 値の制御

ご希望のフォーマットで日付と時間を表示できます!あらかじめ用意されたリストの中にご希望にあてはまる形式が見当たりませんか?Date/Time 形式を独自に作成することでグラフを思い通りの表現にすることができます。

日付と時間をカスタマイズして、ご希望のフォーマットで情報を表示できます。

 

8. コンピューターの地域と言語の自動認識で date/time 値の使用が簡単に

世界中の日付と時間フォーマットを認識させる面倒な作業は Grapher にお任せください。

お使いの Windows のデフォルトのフォーマットを使用して
日付が自動的に適切なフォーマットで表示されます。

 

9. ワークシートのファイルパスの一括変更

クリックする回数を減らして時間を節約しましょう!何度も繰り返し使用するプロジェクトがあり、それに関連する全てのファイルをお使いのコンピューターの別のディレクトリに移動することはありませんか?それぞれのプロット、テキストオブジェクト、または、軸を新しいデータファイルに個別にリンク設定する必要はもうありません。これからは、コマンドをクリックするだけでワークシートの全ての参照先を新規ディレクトリに Grapher が変更してくれます!

 

10. 3成分バブルプロットによる3成分グラフの次元の拡張

3成分ダイアグラム (Ternary diagram) は、3つの変数から取得したデータを表示するものです。このプロットは、地球科学の分野で試料中の各種鉱物の相対度数を表示するのに使用されます。新たに追加された3成分バブルプロットを使用すれば、このグラフに第4と第5の変数を加えることができます!ある変数をカラーであらわし、別の変数をバブルサイズであらわすことができます!

作成した3成分ダイアグラムのバブルサイズを変化させることで、試料に関する情報を新たな項目を付加してあらわすことができます。

 

11. カラースケールのタイトル追加

全てのデータをひとつにまとめましょう!カラースケールバーにタイトルを作成することで、バーとタイトルを共に移動したり、カラースケールが複数ある場合は、どのスケールバーがどれを指すかを識別しやすくなります。

カラースケールバーにタイトルを追加することで、グラフに表示される傾向を素早く理解することができます。

 

12. 凡例のタイトルとテキストを任意のページ位置に移動

凡例ラベルの最もふさわしい位置は、状況に応じてサンプルの下であったりサンプルの上であったりします。場合によっては、右側や左側にするのが良いこともあります。同じ凡例にこれら全てのオプションを使用したいこともあるでしょう。新バージョンでは、ご希望の凡例を簡単に作成することができるようになりました!凡例タイトルやエントリーテキストの位置を移動させるだけで、ご希望の凡例を素早く作成することができます。

表示させたいと思う位置に凡例テキストを移動できます。

 

13. 作成したスクリプトを Grapher のリボンバーに直接追加

作業は Grapher に実行させましょう!何度も繰り返して行う処理はありませんか?グラフ作成にかかる全てのステップを経ることなく、レポート用の書式に合ったグラフを作成したいとは思いませんか?目的に適ったスクリプトを作成しましょう。そして、そのスクリプトをツールバーに追加しましょう。次回、同じグラフを新規作成したり、同じ書式を付けたいときは、ツールバーのボタンをクリックするだけで Grapher がすべての作業を行ってくれます。

必要な機能を実行するスクリプトを追加できます!

 

14. インポート機能の追加と機能向上

Grapher は、もっとも多く利用されているプログラムとの互換性が向上しました。様々なフォーマットで作成されたデータや画像をインポートすることができます。ビットマップをはじめとする一般的なフォーマットに加え、以下のフォーマットのインポート機能が追加・改善されました:

  • ECW ファイルの追加
  • LiDAR LAS と LAZ ファイルのデータの追加
  • GPX ファイルのデータの追加
  • MapInfo MID ファイルのデータの追加
  • AutoCAD DXF におけるソリッドオブジェクトとテキストの取り扱いの改善。
  • MrSID ファイルで画像の一部を選択してインポート可能。
  • MapInfo MIF ファイルでサポートされるオブジェクトタイプの追加。
  • 全てのファイルタイプについて、テキストとシンボルのインポートの改善。

 

15. エクスポート機能の追加と機能向上

要望のあったファイル形式でグラフを取得できるようになりました。DXF, 各種画像フォーマット、PDF といった既存のフォーマットに加えて、Grapher に追加・改善されたフォーマットは以下のとおりです:

  • レイヤーを含むベクトル型 PDF のエクスポートの向上。
  • GSI フォーマットの向上。Grapher から他の Golden Software プログラムへのグラフのエクスポートが改善されました。
  • 全てのファイルタイプの塗りつぶしパターンとカラーの向上
  • SVG フォーマットの向上。ファイルサイズが小さくなるので受け渡しがしやすくなります。
  • EMF および WMF フォーマットの向上。高解像度の出力に適しています。

 

16. ユーザーインターフェースの機能向上

Grapher のユーザーインターフェースは、可能な限り使い易いものとなるよう常に改善されています。必要なコマンドやオプションの検索に長い時間をかける必要はありません。Grapher 12 で改善されたユーザーインターフェースには以下のものがあります:

  • コマンドアイコンの全面的刷新。より効率的に使えるカラーやボタンサイズが採用されました。
  • Welcome ダイアログの改良。Grapher のワークフローを素早く開始できます。
  • プロットタイプのデフォルトオプションの向上。
  • ワークシート機能の改善:ソートの高速化、シンプルで複合的な貼付けオプション、トランスフォーム方程式の保存、統計機能の改善、複数シートの Excel ファイルへの保存など多数。