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v10 で追加された機能

 

グラフ機能の大幅な改良により、実験データの全体像を素早く把握

  • グラフの複数表示 (因子のプロファイル分析):入力変数の効果をそれぞれ横に並べてその相対的影響力を確認することができます。


  • Numerical Optimization (数値最適化) の選択肢に All Responses (全応答) を追加:全体の望ましさと個々の最適結果を横に並べて比較することができます。パフォーマンスのピークから全体像を把握できます。

 

操作性が向上したユーザーインターフェース

  • Design Wizard における初心者のためのガイダンス表示:どこから実験に手を付けたらいいのか分からない場合は、この簡単な質問に答えるだけで答えを見出すことができます。


  • Design Layout における Undo/Redo オプションの拡張とビューアーツールボックスの追加
    間違った数字をうっかり入力してしまっても、大丈夫です。Undo ボタンをクリックすることで元に戻すことができます。

 

演算性能の大幅な向上

  • 64-bit バージョンをご利用いただけます:お使いの CPU に組み込まれているテクノロジーをフル活用して、統計的演算処理やグラフィック・レンダリング等のパフォーマンスを高速化できます。

  • 数学エンジンが刷新され、演算処理が非常に高速になりました。計算待ちで作業が止まることはりません。

  • 最適化のビルドに並列処理が実行されます。従来より3~17倍高速になりました。

  • 試行数の上限値 32K が撤廃されました:これにより、コンピューターシミュレーションやロボット装置を用いた非常に大規模な実験でも制限なく実施できます。

 

各種計画法の追加による用途の多様化

  • Response Surface (応答曲面) および Combined (混合プロセス) 計画における分割法に Optimal 計画を追加:現実問題として無作為化が容易ではない因子の含まれる実験を非常に簡単に行うことができます。例えば、まずケーキの混合を窯ごと (変更困難:Hard) に行い、その後、焼き温度 (変更困難:Hard) と、焼き時間 (変更容易:Easy) を変えるような場合。


  • Definitive Screening Designs (DSDs) のブロック化:DSDs は、高速な最適化を提供します (v10 では Response Surface タブに配置されています)。新たに導入されたこの計画は、複数ブロックに分割するオプションを使ってもうまく機能します。

  • 制約付きランダム化中心複合計画 (CCD):実証済みのこの応答曲面法 (RSM) 計画を分割法 (split plot) に変換し、変更が困難な (hard-to-change) 因子を取り扱えるようにします。

  • Combined (複合) 計画の選択肢に Historical data を追加:Design-Expert にある全てのツール (評価、モデルの当てはめ、統計、診断、グラフ作成、数値最適化など) を駆使して、偶発的なデータ集合の中に、プロセス因子と混合成分の両方が含まれている場合であっても、スイートスポットがあるか否かを確認できます。


  • 2項型応答のビルド時における検出力とサンプルサイズの計算機能:重要な発見を見落とすことのないような確実性を高くするのに充分な試行数で実験を計画できます。

 

モデリングツールのパワーアップ

  • Definitive Screening Designs (DSD) が Response Surface タブに移動し、2次モデリングの超飽和的行列として分析できるようになりました:DSDs は、スクリーニングから最適化に至るショートカットの見込みを提供しますので、これらの配置に適した場所となります。回帰モデリングに Design-Expert のパワフルなツールを適用する下地になります。

  • アルゴリズム選択に AICc, BIC, および、Adjusted R-squared 条件を追加:統計学者によって開発された改善基準を活用して、より良い予測モデルを作成します。

  • Automatic Model Selection ツールによる Criterion と Selection の自動選択 :実施する実験タイプに応じた最適なアプローチを Design-Expert に選択させることができます。

 

Design-Expert v10 で追加されたその他機能

グラフ機能

  • インタラクティブになった LSD (最小有意差) バー
  • グラフ上のフラッグに関するサイズと配置に関するフレキシビリティの向上
  • Predicted vs Actual グラフにおける無効値の表示
  • プロット上の因子名の非表示機能
  • グラフにコメントを追加した後にポイントを追加する機能

インターフェース

  • レポートとスプレッドシートのスクロールのスムーズ化
  • 方程式のコピー&ペーストの向上
  • Excel, Word, PowerPoint へのエクスポートの向上
  • 小数点が異なる文字 (地域) のサポート
  • Graph Columns ダイアログにおける当てはめ直線のための LOESS ツール
  • Graph Columns ダイアログの改良。相関グリッドツールを直感的配置。
  • Constraint Tool (制約条件ツール) の改良。方程式の簡素化とクリアボタン
  • デザインレイアウトの表示に戻ったときの位置情報の記憶と再現
  • 選択した試行 (run) の前後における試行の挿入
  • ダブルクリックによるレポートのリサイズ
  • スタート時におけるスプラッシュスクリーン (About ボックスと置き換え)
  • transformation 画面におけるサンプル画像へのウォーターマークの追加。
  • スレッディングを含むプログレスバーの取り扱いの向上

各種計画法

  • split-plot 計画における Evaluation Report の拡張と再設計
  • split-plot 計画における Run 列の “Reorder as currently displayed” オプション
  • Design Layout のための View メニューからの列のソート
  • split-plot 計画における検出力の応答入力画面の分散比 (Variance ratio) の表示

モデリング機能

  • 基準比較で低次の項を優先する Select by Degree オプションの追加
  • Automatic Model Selection と ANOVA における Model Selection Log の追加
  • split-plot 計画のための尤度比の p 値
  • REML/ML 分析における Forward (前向き) の選択
  • Effects List におけるエイリアスのレポートと選択 (Alias List は不要)
  • DSDs (またはその他の二乗項をモデルにする SDs) における曲率項 (Curvature term) の削除

分析機能

  • split-plot 計画におけるグループの無効化オプション
  • split-plot ANOVA における方程式の選択
  • Maximum Likelihood (ML) または REML を使用した Split-plot 計画の分析
  • split-plot 計画における予測のための許容範囲 (Tolerance Intervals)
  • split-plot ANOVA における VIFs
  • 調整済み REML/ML による停止規則と最大反復数
  • REML/ML 計算における負の分散の除外
  • 混合モデルにおいて閾値を下回る分散成分のゼロ化
  • split-plot 計画における R2 計算の向上
  • LSD 値の計算時にブロック分散を含めない
  • 間隔における片側および両側検定の選択オプション
  • Mixed Model (混合モデル) 計算で使用する V-matrix を表示するための新しいツールボックス

診断機能

  • 混合モデル (分割法など) のための Box-Cox プロット
  • 混合モデルのための外部スチューデント化残差と影響グラフ (Cook の距離、DFFITS、共分散トレースおよび共分散比)
  • 診断グラフにおける限界線のラベル付け
  • 診断レポートにおいて、削除統計量が表示されていない理由を示す注釈
  • Residual vs Factor 診断グラフにおける Color by Group オプション
  • DFFITs および DFBETAs のための管理限界のデフォルト値とグラフ上への非表示オプション
  • 診断レポートにおける注釈の改善