Signals Notebook 製品概要


実験ノートの作成

Signals Notebook では、Notebook と Experiment という単位で実験ノートを作成します。

簡易的なイメージとして、Notebook は実験ノートの表紙に、Experiment は実験ノートの各ページに当たります。

 

Notebook / Experiment

Notebook および Experiment には属性(部署や研究テーマなど)を付加*することで分類ができ、ノートを検索しやすくしたり、共有する範囲を設定したりすることができます。


Experiment には様々なエレメント(各種の項目)があり、これらを組み合わせることで自分好みのノートを柔軟に作成することが可能です。エレメントには ChemDraw JS も用意されているため、普段、ChemDraw を利用している感覚で構造式を描画することもできます。

 

Parallel Experiment*

パラレル合成(コンビナトリアルケミストリー)用の Experiment を作成することが可能です。

R 基を用いた一般反応式を描画した後、R 基に適当な官能基を付加した反応物を好きなだけ定義することができます。そして、定義した反応物と対応する組み合わせの最終生成物を自動的に生成します。

それぞれの生成物に対応する Experiment を Subexperiment として一つ下の階層に作成し、詳細な情報を追記することも可能です。

 

Task / Request*

Tasks and Requests はアクティビティを管理する機能で、Signals Notebook上 でプロセスの可視化や、プロジェクトの進捗状況の管理、ワークフローの管理等を行うことが可能です。各 Task には作業内容が記載されており、関連する Experiment のリンクや、Sample、Material といった付加情報も追加することが可能です。

 

Samples*

実験で生成したサンプルの情報を管理・記載することが可能です。各サンプルには一つ下の階層に Subexperiment が生成され、個々のサンプルの固有の情報を管理することができます。また、Samples に記載した各サンプル情報は検索対象となるため、どのサンプルが、どの Experiment で利用されているか検索することも可能です。

 

Template

テンプレートを作成し、ノートの標準化に寄与します。テンプレートは、Text テンプレートと Experiment テンプレートの 2 種類があり、実験手順や構築した Experiment などをテンプレート化することが可能です。作成したテンプレートは、同僚や共同研究者と共有*することもできます。

 

* 事前に、管理者が機能を有効化する必要があります。