SystemModeler 4.2 で追加された機能
SystemModeler 4 ではモデリングライブラリのサポートが大きく拡張され、他のシミュレーションツールにモデルを配備するための標準が加えられています。また、SystemModeler 4 と Mathematica の統合も、より強化されました。マニュアルとインターフェースが日本語化され、これまで以上に使いやすくなりました。
パフォーマンス
中核テクノロジーとコンパイラの機能向上と、新たにリリースされた Windows 64 ビットバージョンにより、モデルをコンパイルする速度が向上し、利用可能なモデルの規模が拡大しました。 |
ユーザビリティ
パラメータや変数を、配列エディタ、カラーピッカー等の特化されたエディタで変更できるようになりました。 |
統合
任意のデータソースやデジタルフィルタから、Wolfram 言語を使ってモデルを自動的に生成できるようになりました。シミュレーション結果を素早く取り込んだり、正確なプロットを作成することができます。 |
- Modelica コードからシミュレーションの実行可能ファイルを作成 するモデルコンパイルの高速化
- モデルコード生成の分解により,より大規模なシミュレーション モデルのサポートが可能に
- Wolfram 言語におけるシミュレーション結果の取出しの高速化
- パラメータや変数が配列エディタ等の特化されたエディタで 変更可能に
- 3D アニメーションピューでの自動オブジェクト軌道のサポート
- 時系列およびその他のデータからのモデル作成のサポート
- Windows において 64 ビットアプリケーション(32 ビットバージョンは非サポート)となり,大規模なモデルやシミュレーションが可能に
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モデリング
- モデルダイアグラムにおけるラインの交差が接続と交差のどちらであるかを示すようになりました。
- 拡張可能なコネクタで、信号バスのユーザインターフェースを新たにサポート。
- パラメータと変数は、配列エディタ等の特化されたエディタで編集が可能。
- モデルのファイルパスがファイルダイアログで選択できるようになりました。
- 画像ファイルは、ダイアグラムやアイコンにドラッグすることが可能。
- 設定可能なツールチップがインターフェースでより幅広くサポートされるようになりました。
- 3D モデリングにおけるカスタムの重力場のサポート。
シミュレーション
- Modelica コードからシミュレーションの実行可能ファイルを作成するまでのモデルのコンパイルのスピードが 2倍までに高速化。
- 3D アニメーションビューにおける自動のオブジェクト軌道をサポート。
- より大きなシミュレーションモデルのサポートを可能にするモデルコード生成の分解。
- リアルタイムのシミュレーション設定が Simulation Center からのモデルに保存し直すことができるようになりました。
Wolfram 言語の統合
- 時系列等のデータからのモデル作成をサポート。
- 離散時間伝達関数と状態空間モデルについて自動的にモデル変換。
- モデルの名前の文字列の自動補完。
- WSMPlot でより高速で正確なプロットを作成。
- Wolfram 言語においてより素早くシミュレーション結果を取り出すことが可能。
一般
- Windows において 64 ビットバージョンも使用できるようになり、大規模なモデルやシミュレーションが可能になりました。
- Visual Studio Express 2015 がサポートされるようになり、スピードが 6倍にまで速くなりました。
- 更新された「Modelica by Example」の本。