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更新日: 16/02/01
トップ オブジェクト プロパティ メソッド 定数

4 オブジェクトを返す

オブジェクトを取り扱うには、対象となるオブジェクトを返すことによって、それを定義できる必要があります。一般に、殆どのオブジェクトは、そのオブジェクトのツリー構造の親オブジェクトのプロパティを使って返します。

 

コレクションからオブジェクトを返す

コレクションの中から個別のオブジェクトを返すには、オブジェクトを1つ指定します。対象となるコレクションを定義したら、そのインデックス値を使って (配列の取り扱いと同じ) 目的のオブジェクトを返すことができます。コレクションの全てで共有される Item メソッドを使用するか、あるいは、直接インデックスを利用できます。インデックスには、アイテムの名称または番号を利用できます。例えば:

このコレクションのインデックス値は、Notebooks コレクションの中からノートブック "My Notebook" を返し、Item プロパティとインデックス番号で NotebookItems コレクションの中の3番目のアイテムを変数 Worksheet として返します。

Notebooks コレクションには、SigmaPlot で開く全てのノートブックのリストが、NotebookItems コレクションには指定したノートブックの全てのアイテムが含まれています。

 

変数を定義する

オブジェクトを変数に定義することによっても、オブジェクトを返して利用することができます。通常は、Dim (dimension) 文を使います。変数の宣言は、その変数を最初に利用することで暗黙的に宣言できますが、Option Explicit を使用することで、タイプミスによって生じるバグを回避することができます。以下にスクリプトの例を示します:

Dim (Dimension) 文を使用して変数を複数定義し、Set 命令を使って宣言される変数をオブジェクトとして定義しています。