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SigmaPlot 製品ページ

更新日： 16/01/29

Application オブジェクト

SigmaPlot アプリケーションそのものをあらわします。Application オブジェクト以外の全てのオブジェクトはこのオブジェクトの中あります (ほとんどのオブジェクトは、必ずそれより上位に位置するオブジェクトの中にあります。このようなオブジェクトにアクセスするには、それより上位のオブジェクトのプロパティやメソッドを使用します)。Application オブジェクトは、ユーザーが作成する "user-creatable" オブジェクト、すなわち、SigmaPlot の外部からプログラムを起動して、SigmaPlot のプロパティに直接アクセスすることができるオブジェクトです。レジストリには SPW32.Application (訳注：SigmaPlot.Application.1) として登録されます。

SigmaPlot アプリケーションとメインウィンドウの属性を取得したり操作するには Application オブジェクトのプロパティやメソッドを使います。また、このオブジェクト以外の全てのオブジェクトにアクセスするには、ノートブックリストにアクセスします。

Application オブジェクトを使用する

SigmaPlot アプリケーションの各種属性を取得するには、Application オブジェクトの各プロパティを使用します。なお、SigmaPlot のマクロウィンドウを使用する場合は、Application のメソッドとプロパティは全てグローバルになります。すなわち、マクロウィンドウ内では Application オブジェクトの指定を省略できます。

Examples

• Notebooks プロパティを使用してノートブックのインデックスにある最初のノートブックを変数 FirstNotebook に設定します。なお、マクロにおいては、インデックスの開始は 1 ではなく 0 である点に注意してください。

  Set FirstNotebook = Notebooks(0)

• SigmaPlot アプリケーションのウィンドウの寸法を指定した位置とサイズに設定します。

  With Application
  .Left = 0
  .Top = 0
  .Height = 600
  .Width = 800
  End With
  

SigmaPlot を VB や VBA から使用する

Visual Basic やその他のアプリケーションからオートメーションを使用して SigmaPlot を制御するには、まずはじめに、VB の CreateObject または GetObject 関数を使用して、SigmaPlot Application オブジェクトを取得する必要があります。

• 以下の例は、SigmaPlot を呼び出し/起動し、ノートブックを作成したあと、ノートブックにある３番目のアイテムの名称を "My Worksheet" に変更するものです。

  Dim SPApp as Object
  Set SPApp = CreateObject("SigmaPlot.Application.1")
  SPApp.Visible = True
  SPApp.Notebooks.Add
  SPApp.ActiveDocument.NotebookItems(2).Name = "My Worksheet"
  

  
  １行目で SPApp という名称のオブジェクト変数を作成します。２行目で、SigmaPlot を最初のインスタンス（実体）として起動し、 Application オブジェクトの参照値を、作成した変数 (SPApp) に格納します。SigmaPlot を既に起動している場合は、最初のインスタンスを使用します。
  
  注記：SigmaPlot をオートメーションで作成すると、デフォルトでは非表示で起動されます。SigmaPlot を表示するには、Visible プロパティを使用します。また、一部の操作では、各種属性を設定できるようにするために、事前に SuspendIdle プロパティの設定が必要なものもあります。
  
  →関連：GraphWizard オブジェクトの例

SigmaPlot がバックグラウンドに非表示で起動したままになるのを防ぐには、プログラムを閉じる前に Quit メソッドを使用して SigmaPlot を終了してください。