更新日: 16/09/12

インデックス割当ルール (円形データ)

インデックス割当ルールでは四角形の直交座標データを Tecplot に読み込む際のインデックス情報 (I, J, K) の割当ルールをご紹介しました。 当 Tips では下記のような 2次元円柱回りの測定結果を Tecplot に読み込む際のインデックス情報 (I, J) の割当ルールついてご紹介します。

 

サンプルデータ

半径方向3点、円周方向16点、囲み文字(緑色)の数値は、測定値(M)です。

 

半径方向を優先して座標情報 (X,Y) と測定値を並べます。

 

インデックス割当ルールの要領で、I=3, J=16 とインデックスを指定して General Text Loader でデータを読み込むと下図のようになります。囲み文字 (赤色) の数値は、インデックス情報 (I,J) です。

一見すると問題が無いようですが、メッシュやコンター表示にすると円環が途切れている事がわかります。

 

メッシュ表示

 

測定値 M でコンター表示

これは、インデックス J=1 と J=Max (この場合 J=16) がアウトラインと認識されるためです。

 

エッジ表示

 

円環を閉じるためには、インデックス 1,1 2,1 3,1 の情報を複製して 1,17 2,17 3,17 として認識させる必要があります。

このデータを I=3, J=17 とインデックスを指定して General Text Loader でデータを読み込むと下図のようになります。囲み文字 (赤色) の数値は、インデックス情報 (I, J) です。

 

メッシュ表示

1,1 2,1 3,1 は、1,17 2,17 3,17 に上書きされるため読み取れません。

 

測定値 M でコンター表示

 

エッジ表示