Macro 内で変数を使う
GUI 操作をマクロファイルに記録した後、Zone 名などを変数に置き換える事ができます。ここではマクロ変数の例をご紹介します。
※ 詳細は下記 PDF ファイル Scripting Guide “7 Macro Variables” 項 を参照ください。
{Tecplotインストールフォルダ}\doc\tecplot\tprm.pdf |
基本事項
- マクロ変数名は、半角英数字 (最大32文字) で構成されます。
- マクロ変数名の英字は、大文字小文字が区別されません。
- マクロ変数名は | で前後を区切ります。
- 例 |ABCD123| と |abcd123| は同じ変数として扱われます。
- 環境変数の前に $ を付けると、マクロ変数として利用できます。例えば、シェルスクリプトからマクロへ変数を渡す場合に利用します。
- Tecplot が内部で使用しているマクロ変数があります。Scripting Guide “7 - 1 Internal Variables” 項に一覧がございます。これらはユーザー定義のマクロ変数名として定義しないでください。
- Tecplot 内部で使用しているマクロ変数の中には Index 情報を含む変数があります。
- 例 |MAXVAR[11]| は、 11番目の変数 (=V11) の最大値 となります。
- マクロ変数 ABC に数値 37 を定義
- マクロ変数 ABC に数値 2 を追加
- マクロ変数 ABC に文字 myfile を定義
- 例 $!VARSET |ABC| = “myfile”
サンプル
ここでは LOOP コマンドの中で変数を使う例をご紹介します。 サンプルデータ 2Dsample.lpk を対象としたサンプルマクロ 2Dsample.mcr の処理概要は以下となります。
- マクロを反復実行する場合を想定し、データを初期化します。具体的には、不要な ZONE を削除します。
- 既存の ZONE を複製します。

- 複製した ZONE を X 方向に +0.1、Y 方向に +0.1 移動します。

- 2. と 3. を 3回繰り返します。
デバッグ
メニューバー Scripting > View/Debug Macro を選択すると Macro Viewer 画面が起動します。Macro Viewer を使うと、マクロコマンド単位で、画面の変化や変数の内容を確認できます。

Macro Viewer の使用例