更新日: 14/05/14

数式で変数を操作する

Tecplot 360 の Analyze > Calculate Variables メニューでは渦度など事前定義された変数を算出する事が可能ですが、Tecplot 360 と Tecplot Focus の両方にある Data > Alter > Specify Equations メニューでは、数式を使って既存の変数を修正、または新規変数を作成できます。

 

ルール

  1. 変数名の英字の大文字と小文字は区別されません。

  2. 既存の変数を上書きできます。
    一度上書きすると Undo (= Ctrl + Z キー) できません。

  3. 新規変数を作成できます。変数は全ての Zone に定義する必要があります。
    例えば「Zone 001 には有るが、Zone 002 には無い」変数は作成できません。

  4. 1行で 1つの数式を記載します。


  5. 変数名は波括弧 {} で括る必要があります。
    ただし Tecplot で事前定義され、かつそのプロットタイプで有効な変数 (=Letter codes) (*1) を除きます。(例: 変数 R は PolarLine プロットでのみ事前定義された有効な変数です)


  6. Tecplot で事前定義された関数 (*1) を使用する場合は、変数を丸括弧 () で括る必要があります。


  7. 変数名の代わりに変数番号でも変数を指定できます。

    例えば Data Set Information で下記のように変数が定義されている場合、

    {MofV}=sqrt(V3**2+V4**2)
    {MofV}=sqrt({U}**2+{V}**2) と同等です。

  8. 変数番号に [] を付けると対象 Zone を指定できます。

    例えば、Zone2 と Zone1 における変数番号 3 (=V3) の差分を変数番号 4 (=V4) に代入する場合


    V3[1] は、Zone1 における V3 の値です。

    Zones to Alter 欄で Zone2 のみを指定しているので、V3 は Zone2 における V3 の値となります。

    差分値は、Zone2 の V4 に格納されます。

(*1) 詳細はオンラインヘルプ「Equation Syntax」を参照ください。