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Tecplot フォーマットのデータ記述方法には POINT 形式と BLOCK 形式の 2種類があります。ここではその違いを簡単な例を使ってご紹介します。
POINT 形式は、値を格子点 (=NODE) 毎に記述します。
Tecplot フォーマットファイルでは以下のように指定します。
DATAPACKING=POINT
その後に座標と変数 (温度、圧力等) を格子点 (=NODE) 毎に記述します。
BLOCK 形式は、値を変数毎に記述します。
Tecplot フォーマットファイルでは以下のように指定します。
DATAPACKING=BLOCK
その後に座標、変数毎に記述します。
POINT 形式では、格子点 (=NODE) 上にしか変数 (温度や圧力) を定義できませんが、BLOCK 形式では、更にセル (=Element) 中心に変数 (温度や圧力) を定義する事ができます。
Tecplot フォーマットファイルでは以下のように指定すると 4番目の変数 (=T) をセル (=Element) 中心で定義します。
VARLOCATION=([4]=CELLCENTERED)
VARLOCATION のデフォルトは、NODAL (格子点に定義) です。従って他の変数 (=P) はセル (=Element) 中心ではなく NODAL (格子点に定義) になります。
|
VARLOCATION | ||
---|---|---|---|
NODAL | CELLCENTERED | ||
DATAPACKING | POINT | ○ | × |
BLOCK | ○ | ○ |
BLOCK 形式は、Finite Element データだけでなく Ordered データ (直交座標系) でもセル (=Element) 中心に変数 (温度や圧力) を定義する事ができます。
Tecplot フォーマットファイルでは、以下のように指定すると 3番目から 4番目の変数 (=T,P) をセル (=Element) 中心で定義します。
VARLOCATION=([3,4]=CELLCENTERED)