更新日: 14/05/14

Tecplot フォーマットデータの POINT 形式と BLOCK 形式

Tecplot フォーマットのデータ記述方法には POINT 形式BLOCK 形式の 2種類があります。ここではその違いを簡単な例を使ってご紹介します。

 

POINT 形式

POINT 形式は、値を格子点 (=NODE) 毎に記述します。

Tecplot フォーマットファイルでは以下のように指定します。

その後に座標と変数 (温度、圧力等) を格子点 (=NODE) 毎に記述します。

 

(例1) Finite Element データ POINT 形式

 

BLOCK 形式

BLOCK 形式は、値を変数毎に記述します。

Tecplot フォーマットファイルでは以下のように指定します。

その後に座標、変数毎に記述します。

 

(例2) Finite Element データ BLOCK 形式

 

(例3) Finite Element データ BLOCK 形式 (CellCentered) 

POINT 形式では、格子点 (=NODE) 上にしか変数 (温度や圧力) を定義できませんが、BLOCK 形式では、更にセル (=Element) 中心に変数 (温度や圧力) を定義する事ができます。

Tecplot フォーマットファイルでは以下のように指定すると 4番目の変数 (=T) をセル (=Element) 中心で定義します。

VARLOCATION のデフォルトは、NODAL (格子点に定義) です。従って他の変数 (=P) はセル (=Element) 中心ではなく NODAL (格子点に定義) になります。

 

(例4) Ordered データ BLOCK 形式 (CellCentered)

BLOCK 形式は、Finite Element データだけでなく Ordered データ (直交座標系) でもセル (=Element) 中心に変数 (温度や圧力) を定義する事ができます。

Tecplot フォーマットファイルでは、以下のように指定すると 3番目から 4番目の変数 (=T,P) をセル (=Element) 中心で定義します。