7.4 断面図の層を編集
断面図で井戸と井戸の間を結ぶ層は、それぞれ編集することができます。断面図のウィンドウ内で層のどれかを選択すると、自動的に変形 (Reshape) モードになります。層を表すポリゴン (多角形) のすべてのノード (頂点) が表示されます。変形コマンドはいろいろ用意されていますが、重要な機能は以下のものです。
- ノードをクリック&ドラッグすると、新しい位置に移動します。
- ノードを選択してキーボードの DELETE キーを押すと削除できます。
- CTRL キーを押しながらマウスをクリックすると、ノードを追加することができます。
- ノードが共有されている (複数の層に使用されているノードの) 場合、SHIFT キーを押しながら移動すると、分離することができます。これは、ログと重なり合っている層のノードを動かしたりするときに、大変便利です。
サンプルの断面図は、尖滅が接しているところが2個所あります。これを分離させます。
- 断面図のどこかをクリックして、ポリゴンの変形モードに入ります。断面図左側の花崗岩 (Granite) の尖滅をクリックして、編集を開始します。
- 花崗岩 (Granite) と玄武岩 (Basalt) のノードが重なり合っているので、SHIFT キーを使って尖滅を分離します。キーボードの SHIFT キーを押しながら花崗岩の右端のノードを左にドラッグします。
- 玄武岩の尖滅を右側にドラッグします。
- 磁鉄鉱 (Magnetite) と玄武岩 (Basalt) の重なり合ったノードを分離します。SHIFT キーを押しながらノードをクリックし、右にドラッグルすると磁鉄鉱 (Magnetite) と玄武岩 (Basalt) の尖滅が分離します。
- ここで、断面図の中央部に玄武岩の厚い層があることがわかっているとしましょう。断面図中央の玄武岩 (Basalt) の層をクリックします。
- CTRL キーを押しながら、上部のラインの何点かを選択し、層を膨らませて下さい。
- 同様にして、下部のラインを膨らませて下さい。
- ESC キーをクリックすると、ポリゴンの変形モードが終了します。
尖滅を分離し、中央の玄武岩層を厚くした断面図
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