方程式ライブラリの内容が意図せず置き換わってしまった場合に元に戻す方法
標準方程式ライブラリ (standard.jfl) に用意されている全ての組み込み方程式には、コードの一部にプロテクトが掛かっており、表示やコピーはできますが編集することはできません。ただし、以下の操作を行うと、Equation の内容が置き換わってしまい、その結果、次回以降使用する場合もこれを元に戻すことができなくなってしまいます。
- Regression Wizard を起動します。

- 変数選択ダイアログで Options をクリックします。

- Parameter Constraints に書くべき内容を、誤って Constants に記入して OK をクリックしてしまったとします。
※Parameter Constraints に記入した内容は Edit Code で編集可能な Constraints 欄に反映されますが、Constants に記入した内容は、編集不可能な Equation 欄に反映されます。
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- この状態で、Regression Wizard の Next をクリックすると以下のエラーが発生します。

- Edit Code をクリックして内容を確認すると、Constants として定義した内容が以下のように Equation 欄に追加され、Initial parameter の y0 の定義と矛盾した状態になっていることがわかります。
これを戻すには、Equation の y0=0 の行を削除するか、Initial parameters の y0 の部分を削除する必要がありますが、編集不可の状態なので元に戻すことができません。

このような場合は、Standard.jfl ファイルをオリジナルと置き換えることで元の状態に戻すことができます。
- オリジナル:
C:\Program Files\SigmaPlot\SPW13\Standard.jfl
- 現在の Standard.jfl:
C:\Users\<ユーザー名>\Documents\SigmaPlot\SPW13\Standard.jfl
ユーザーフォルダの SPW13 にある Standard.jfl を別名に置き換えたあと、Program Files にあるオリジナルの Standard.jfl をコピーしてください。

もし、うまく行かないようであれば、オリジナルからコピーした
Standard.jfl のパスが正しいかを確認してください。
