更新日: 14/05/01

Deming Regression 操作手順

機能概要

Deming Regression は、測定誤差を含む 2変数間の直線関係を推定します。 測定誤差を変数毎に定数で指定するか、測定毎に異なる値で指定します。

Deming Regression の解法では、測定誤差はユーザーが指定した母標準偏差を持つ、二変量正規分布 (bivariate normal distribution) に従うと仮定 (assumption) されます。また測定値は独立して抽出され、2変数は互いに独立していると仮定されます。

Deming Regression の主目的は、回帰直線の傾きと切片を求める事です。 回帰直線の式を得ると、抽出された各座標値から正規分布の推定平均を計算できます。他にも誤差評価 (error estimation)、信頼区間 (confidence intervals) と仮説検定 (hypothesis testing) といった統計値がレポート表示されます。

測定誤差の与え方によって、Deming Regression は 2つのタイプに分かれます。 測定値に対して測定誤差が一定値の場合は、Simple Deming Regression となります。 この場合、反復計算無しで解けます。一方、各測定値の誤差が任意の値になる場合は General Deming Regression となります。解法には反復計算が必要です。

 

グラフの例

統計解析の例

 

操作手順

Deming Regression 操作手順

 

オプション