Normal Distribution Comparison 解析手順
機能概要
予備的な品質管理解析 (preliminary quality control analysis) として、エンジニアは集めたデータが、正規分布しているかどうか確認することがあります。SigmaPlot は各データに対して、平均値と標準偏差を使い正規分布曲線を生成します。平均値と分散 (他の統計値も) を検査する事で、エンジニアは問題があるか素早く判定できます。
SigmaPlot の解析機能を使うと、視覚的に判断するためのグラフと数値を検討するためのレポートが表示されます。
なお、このマクロでは最大4種類のデータを入力できます。
グラフの例

統計解析の例

- % in Standard = 規格限界 (Specification Limit) に含まれる正規分布の割合 (%)
- High Reading = データセットの最大値
- Low Reading = データセットの最小値
- Cp = Process capability = 工程能力
- Cpk = Process capability index = 工程能力指数
- LSL = Lower Specification Limit =規格限界の下限
- USL = Upper Specification Limit =規格限界の上限
- Normality, P Value = データの正規を検定する D'Agostino-Pearson 検定の結果。p≧0.05 で有意。
操作手順
SigmaPlot: Normal Distribution Comparison
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マクロ画面

- Data Entry Method:
自分のデータを使う場合は、必ず [Manual Data Entry] 選択します
- Number of Data Sets:
データセット数 (1~4) を指定します
- Data Columns:
データセット数に応じて対象列を指定できます
- Specification Limit Columns:
規格限界が記載されている列 (上限と下限) を指定します