4. 残差 (Residuals) による自動フィッティング

  1. AutoFit メニューの AutoFit Peaks I Residuals オプションを選択するか、山印にローマ数字の 1 が描かれたツールバーボタン をクリックします。

    サンプルデータにはかなりのノイズが乗っているため、デフォルト設定の平滑化レベルと振幅の閾値は十分ではありません。最初に 100 個のガウス関数のピークが表われます。


  2. 平滑化 (Smoothing) レベル(Sm%)の隣にある AI エキスパートボタン をクリックします。

    PeakFit には、最適な平滑化レベルを求めるアルゴリズムが搭載されています。このデータセットの場合、Savitzky-Golay 平滑化ウィンドウは約 5% に設定されているでしょう。


    グラフの上側エリアにある上プロットには、3つの要素が表示されています。すなわち、元データからベースライン推定値を引いた値、平滑化されたデータ、そしてすべてのピークを合成して作られたカーブです。下プロットは、個々のピークを表しています。

    グラフの下側エリアにある上プロットは、残差すなわち平滑化されたデータと合成カーブの y 値差分です。下プロットは、自動ベースラインフィッティングの切換えポイントと元データです。