7. gw_scc.exe の使用法

【概要】

scc は、"Strongly Connected Components" のことです。

このアプリは、有向グラフにおいて、閉路 (閉じたループ) ができている部分の要素をグループ別に出力します。

  1. gw_scc.exe を起動すると、操作ガイドが現れるので [OK] を押す。

    以下の手順で、10個のノードを持つグラフを作成する。

    1. 左端の画面上で、クリックすると1つのノード「N1」が生成される。
    2. さらに、右方向に順に6個のノード N2, N3, N4, N5, N6, N7 を追加する
    3. 最後に、右端から3個のノード N8, N9, N10 を追加する



  2. 以下の手順で、12個のエッジ (E1E12) を作成する

    E1: N1 --> N2
    E2: N2 --> N3
    E3: N3 --> N4
    E4: N4 --> N5
    E5: N8 --> N9
    E6: N9 --> N10
    E7: N10 --> N7
    E8: N7 --> N6
    E9: N6 --> N5
    E10: N3 --> N6
    E11: N1 --> N7
    E12: N9 --> N6

    ・このグラフには閉路 (閉じたループ) が無いので、個々のノードが要素1つを持つグループを構成する。ノードのラベルが、各グループ番号となります。


  3. 新しいエッジ「N6 --> N8」を作成すると、「N6 --> N8 --> N9 --> N6」が閉路を構成するので、1つのグループを形成し、グループ番号が "" となる。

    さらに、「N9 --> N10 --> N7 --> N6」が閉路となり、グループ番号 "" に組入れられる。

     

  4. 新たに「16 nodes, 16 edges」のグラフを作成する

    メニューの "Graph-> Create-> random planar" を選ぶ

       ダイアログが現れるので、以下の設定をする

            nodes = 16
            edges = 16
            layout= circle



  5. ノード [2] から ノード [6] へエッジを作成する


  6. 1つの閉路が出来て、グループ "" が形成される

    右下のノード [2] から 上方のノード [4] へエッジを作成する


  7. 1つの閉路が出来て、グループ "" が形成される