Igor Pro テクニカルサポート
更新日: 19/05/21

Multi-peak Fit パッケージ の使用方法

Multi-peak fit は、ピークタイプのデータを解析する場合に役に立つパッケージです。分光法やクロマトグラフィー、質量分析などから得られたデータに使用できます。Multi-peak Fit パッケージは、以下のような機能を含みます:

このガイドツアーでは、Multi-peak Fit の使用方法について紹介します。

 

Multi-peak Fit ガイド ツアー

  1. ファイル > サンプルエクスペリメント > Curve Fitting > Multi-peak fit 2 Demo を開きます。

    「テキストエンコーディングを選択」ダイアログが表示されますので、Japanese を選択して 「エンコーディングを使用してロード」ボタンをクリックします。

  2. 解析メニューをプルダウンし、Packages > Multipeak Fitting > Multipeak Fitting 2 を選択します。


    この操作により、パッケージが読み込まれ、Start Multi-peak Fit コントロールパネルが表示されます。
    1. 解析メニューをプルダウンし、Multi-peak Fit > Help for Multi-peak Fitting を選択します。(ステップ 2. の操作により、解析メニューに Multi-peak Fit が追加されています。)

      この操作によって開いたヘルプファイルには、Multi-peak Fit を使用するための詳細な情報が記載されています。
  3. コントロールパネル内にある Y Wave: のポップアップメニューから、データフォルダ 'data set 1' の下にある 'my y data' を選択します。
  4. X Wave: のポップアップメニューから、データフォルダ 'data set 1' の下にある 'my x data' を選択します。
    1. Use Graph: メニューで "New Graph" が選択されていることを確認します。
    2. Panel Position メニューで "Right" が選択されていることを確認します。
  5. Continue ボタンをクリックします。


    この操作により、グラフとコントロールパネルが表示されます。コントロールパネルはグラフウィンドウにくっついており、multi-peak fit を行うという目的のために、グラフとコントロールパネルは密に連動しています。下図のように表示されています。

    1. グラフが "MultipeakFit_Set1" という名前になっていることに注意してください。

      Multi-peak Fit をひとつの Igor エクスペリメントの中で使用している場合、Multi-peak Fit の新しいセッションを開始する度に "set number" が与えられます。"set number" は、Multi-peak Fit の新しいセッションを開始する度に 1 ずつ増加します。
    2. コントロールパネル右上の Help ボタンをクリックします。

      ステップ 2 で開いたのと同じヘルプファイルが表示されます。
  6. コントロールパネル下部に表示されるスタートアップメッセージを読み、OK ボタンをクリックします。
  7. Auto-locate Peaks Now ボタンをクリックします。

    コントロールパネル中ほどのリストにデータ内のピーク検出結果が追加されます。

    グラフは、それぞれのピーク (Peak 0, Peak 1, Peak 2, Peak 3) のトレース、モデルカーブ、および残差カーブに変更されます。
  8. Peak 0 行の左端の十字ボタンをクリックします。

    ピークフィット係数 (Location, Width, Height) の値と、係数の値を保持する場合に使用するチェックボックス (Hold) が表示されます。
  9. ピークフィット係数 Height の右側の値のセル内をクリックしてみましょう。
    これにより、セルが編集モードになります。

    1. Peak 0 の Height の値を 2 に変更してみます。 値を変更した後、Return キーをタイプするか、セルの外側をクリックすると、値の変更が反映されて、Peak 0 のトレースとモデルカーブのトレースが両方とも変更されます。
  10. BaselineConstant から None に変更します。
  11. Auto-locate Peaks Now ボタンをクリックして、トレースを更新します。
  12. Do Fit ボタンをクリックします。

    フィッティングの結果はあまり良くありません。このデータには、バックグラウンドの傾向があるようです。
  13. ピークリストの Baseline 行で、None と表示されている部分をクリックし、ベースライン関数メニューから今度は Cubic を選択します。
  14. Auto-locate Peaks Now ボタンをクリックして、ピーク検出で出力された結果を更新します。

    もう一度 Do Fit ボタンをクリックします。

    良好なフィッティング結果が得られました。
    先ほど開いた Peak 0 行のフィッティング係数は、今回の結果を反映して更新されています。
    しかし、このピークリストには推定誤差や、ピーク面積半値幅 (full width at half maximum: FWHM) などの、フィッティングそのものに関係しない情報は表示されません。
  15. コントロールパネルの右下にある Peak Results ボタンをクリックします。

    それぞれのピークの面積や FWHM など様々な情報を伴った、すべてのピークのリストが新しいウィンドウで表示されます。個々の情報に推定誤差が含まれています。

    水平方向にスクロールしていくと、すべての情報を確認することができます。
  16. Amplitude というタイトルのセルをクリックします。

    ピークが Amplitude (振幅) の小さいものから大きなものの順番でソートされます。リスト内のすべての列においてソートすることが可能です。
  17. Amplitude タイトルセルをもう一度クリックします。
    列のタイトルセルをクリックする度、ソートの順番が逆転します。
  18. Report in Notebook ボタンをクリックします。

    リスト内のすべての情報、および、ベースラインの情報を含んだリッチテキストノートブックが作成されます。
  19. Results ウィンドウに戻り、Standard Parameters, Tab-Delimited ボタンをクリックします。

    それぞれのピークのピークタイプ、位置、振幅、面積、FWHM および推定誤差の列がタブ区切りで表示されたプレーンテキストノートブックが作成されます。情報を他のプログラムにエクスポートする場合は、このノートブックが便利です。