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IGOR Pro のグラフウィンドウのサイズは、
3つの要素から構成されており、例えば、横方向の場合は下図の3つの要素から構成されます。
当然のことですが、3つの要素をすべて独立に (自由に) 指定することはできず、2つを定めると、残りの1つは自動的に定まってしまいます。
これらのサイズを指定するには、サイズを変更するグラフを最前面に表示して、グラフメニュー>グラフの修正 を選択します。
余白は、ダイアログ上部の4つのボックスに指定します。グラフウィンドウあるいはプロットエリアの幅と高さは、それぞれ「幅モード」、「高さモード」で指定します。長さの単位は、「単位」のリストで指定することができ、既定の「cm」以外にも「ポイント」あるいは「インチ」を指定することができます。
余白は単位のリストで指定した単位に従った数値を指定するだけですが、グラフウィンドウあるいはプロットエリアのサイズには、5つの指定方法 (モード) が用意されています。
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既定のモードは「自動」で、グラフウィンドウのサイズと余白を指定することができます。つまり、プロットエリア (軸) のサイズは、
で定められます。またこのモードでは、グラフウィンドウのサイズをマウスでクリックして変更することができます。
「絶対値」のモードは自動とは異なり、グラフウィンドウのサイズではなくプロットエリア (軸) のサイズを、単位のリストで指定した単位に従った数値で指定することができます。つまり、グラフウィンドウのサイズは、
で定められます。絶対値のモードでは、グラフウィンドウのサイズをマウスでクリックして変更することはできません。
「縦横比」のモードも、絶対値同様にグラフウィンドウのサイズではなく、プロットエリア (軸) のサイズを指定しますが、実際のサイズではなく、他方のプロットエリア (軸) サイズを基準にした比率を指定します。また、このモードでも、グラフウィンドウのサイズをマウスでクリックして変更することはできません。
例えば、グラフエリアの横を 10cm、グラフエリアの縦を横の 80%、左右の余白を 2cm、上下の余白を 1cm とする場合は、グラフを修正ダイアログで次のように指定します。
自動、絶対値、および、縦横比のモードは一般的に利用されますが、軸の単位とプランは特殊な用途に用いますので、ここでは説明を割愛します。詳しくはヘルプ Graphics.ihf をご覧ください。
なお、IGOR Pro のサイズの基本単位はポイントで、下記のように換算されます。
そのため単位を cm や インチを指定した場合にも、IGOR Pro はそのサイズをポイントに換算して利用しますので、場合によっては若干の誤差が生じるケースがありますので、ご了承ください。
また、余白サイズの自動設定とゼロ設定については、「グラフウィンドウの余白を消す方法」をご参照ください。