更新日: 14/04/22

ベクトルプロット (アロープロット) の描き方

Q. ベクトルプロット (アロープロット) を描くことはできますか?

A. IGOR Pro では、マーカープロットのマーカーを「矢印」にすることで描画できます。

最低限必要なデータは、

の 2種類です。マトリクスウェーブの 1列目は矢印の長さ、2列目は角度 (ラジアン単位) にそれぞれ対応します。

以下の例では、

として説明します。これらのデータは以下のサンプルエクスペリメントに含まれます。

  1. XY プロットを作成します。ウィンドウメニュー>新規グラフを選択し、a_Xa_Y を使ってグラフを作成します。
    a_X と a_Y を使って作成した XY プロット (モード:折れ線)

  2. グラフメニュー>トレースアピアランスの修正を選択します。

  3. モードのリストで「マーカー」を選択します。
    モードのリストから「マーカー」を選択

  4. マーカーのリストを展開し「矢印」ボタンをクリックします。
    マーカーの「矢印」ボタンをクリック

  5. 矢印マーカーのダイアログが表示されますので、左上の「矢印マーカー」のチェックボックスをチェックして、矢印情報のリストで a_A を選択します。必要に応じて、

    矢印の位置 (既定値は )
    線の太さ (既定値は 1.00)
    矢頭の長さ (既定値は 10.00)
    矢頭の太さ (既定値は 0.50)

    を変更してください。これらの情報はすべてのマーカーに共通の設定となります。
    左上の「矢印マーカー」をチェックし、 矢印情報を a_A に選択。

  6. 開いたダイアログを OK ボタンあるいは実行ボタンで閉じます。

    用意したデータセットで、ベクトルプロット (アロープロット) が描画できます。
    描画されたベクトルプロット (アロープロット)

矢印の長さと向きを与える 2列のマトリクスデータの詳細は、付属のヘルプ Igor Reference.ihf の ModifyGraph for Traces の項をご覧ください。