Microsoft Visual Studio を使って GWBplugin Example1 をコンパイルする手順

このチュートリアルは、お使いの PC に GWB 9.0.2 以降と Microsoft Visual Studio (又は Intel C++ コンパイラ) がインストールされている必要があります。Microsoft's Visual C++ Express を利用することもできます。

  1. まずはじめに、Visual Studio を起動します。


  2. New > Project (Ctrl+Shift+N) で新規プロジェクトを作成します。


  3. Project type の 'Visual C++' を選択し、Template には 'Empty Project' を使用します。プロジェクト名には、例えば 'GWBplugin_example1' を入力します。OK をクリックします。


  4. Solution Explorer (開いていなければ Ctrl+Alt+L で表示されます) で作成したプロジェクトを選択します。このプロジェクトを右クリックして、Add > Existing Item... (Shift+Alt+A) を選択します。


  5. GWB のインストールフォルダにある src サブフォルダを開き、GWBpugin_Cpp_example1.cpp ファイルを選択して、Add ボタンをクリックします。


  6. プロジェクトを右クリックして、Properties を開きます (Alt+F7)。


  7. ウィンドウ左側にあるメニューから Configuration Properties を選択します。


  8. 64-bit のみ: 64-bit プロジェクトをビルドする場合は、Configuration Manager... ボタンをクリックします。


  9. 64-bit のみ<New...> を選択します。


  10. 64-bit のみ:Visual Studio 64-bit コンポーネントをインストールしてあれば、New Solution Platform ダイアログで x64 があらかじめ入力されているか、ドロップダウンから選択できるようになっているはずです。x64 を選択し、OK ボタンをクリックします。


  11. Configuration の選択肢から All configurations を選択します。


  12. 次に、Platform から適切なプラットフォームを選びます:32-bit ビルドなら Win32 を、64-bit ビルドなら x64 を選択します。


  13. Configuration Properties > C/C++ > General を選択し、Additional Include Directories に GWB インストールフォルダの src フォルダを追加します。


  14. Configuration Properties > Linker > Input を選択し、Additional DependenciesGWBplugin.lib ライブラリを追加します。


  15. Configuration Properties > Debugging を選択し、Environment 値に GWB インストールフォルダのパスを追加します。以上の作業が済んだら OK をクリックして設定内容を保存し、プロジェクトのプロパティ画面を閉じます。


  16. 以上で Build メニュー (または Debug メニュー) の Build Solution (F7) を実行する準備が整いました。


  17. プロジェクトが正しくビルドされ、エラーがなかったかご確認ください。


  18. 以上で、Start Without Debugging (Ctrl-F5) を実行できます。

    注意:プログラムのデバッグが必要な場合は、GWBplugin の初期化 'initialize' 呼び出し後にデバッガーを割り当てる必要があります。そうしなければ、ランタイムエラーが発生します。これを行う良い方法は、デバッガを割り当てる前に getchar() などプログラムをポーズさせる呼び出しを挿入することです。


  19. 全てのセットアップが問題なく完了し何のエラーもなくビルドできた場合、プログラムを実行すると、以下のような出力結果が表示されるはずです。

以上で GWB のプラグイン設定は完了です。