Microsoft または Intel コンパイラを使ってコマンドラインから GWBplugin Example1 をコンパイルする手順

このチュートリアルは、お使いの PC に GWB 9.0.2 以降と Microsoft Visual Studio (又は Intel C++ コンパイラ) がインストールされている必要があります。Microsoft's Visual C++ Express を利用することもできます。

  1. まずはじめに、Visual Studio または Intel のコマンドプロンプトを開きます。


  2. 次に、作業用フォルダを作成します。
    mkdir "%homepath%\GWBplugin"

  3. 作成した作業用フォルダにパスを変更します。
     cd "%homepath%\GWBplugin"

  4. 以下に示すデフォルトの GWB インストールパスから "src" フォルダをコピーします。
    copy /Y "C:\Program Files (x86)\GWB\src"

  5. 環境変数に GWB インストールフォルダを追加します。
    set path=C:\Program Files (x86)\GWB;%path%

  6. 事例ファイルをコンパイルし、コンパイラに GWBplugin ライブラリを使用することを伝えます。(Intel の場合は、cl の代わりに icl を使います。)
     cl GWBplugin_Cpp_Example1.cpp GWBplugin.lib

  7. 以上で事例を実行する準備が整いました。
     GWBplugin_Cpp_Example1.exe

  8. 実行すると以下のような出力結果が表示されるはずです。
    Beginning run.
    Finished run.
    
    concentration of Cl- in molal is       0.05
    concentration of Cl- in mg/kg is       1770
    
    There are 4 aqueous species.
    
    Cl-  =       1770 mg/kg
    H+   = 1.139e-005 mg/kg
    HCl  = 1.234e-011 mg/kg
    OH-  =    0.02039 mg/kg

以上で GWB のプラグイン設定は完了です。