GWB 11 新しい機能 (1)

GWB Professional の新機能

  1. Intervals タブで任意数の反応間隔を定義できます。定義したドメインにはどの流れをいつ導入するかを設定できます。

    add をクリックして、反応間隔を新規作成します。
    t= 0 ~2 (years) の期間は、ドメインの入口流体として "contaminated" を入力します。
    t = 2 ~ 10 (years) の期間は、ドメインの入口流体として "flush" を入力します。

  2. Fluids ペインでは、任意数の溶存化学種の集合を定義できます。

    add をクリックして流体を追加します。
    "contaminated" という名称を付けた入口流体は、 Pb++ のパルス (水の定量圧入と停止の繰返し) をドメインに運びます。
    汚染されていない洗浄水:"flush" という名称のこの入口流体に含まれる Pb++ はごく微量です。


  3. Flow ペインで流れ場を設定します。

    反応間隔ごとに流速を設定できます。
    全ての間隔に同一の流速を設定することもできます。


  4. ドメインに Pb++ 汚染水が2年間流入したあと、洗浄水で洗い流されます。

    新機能:汚染源が不均一であれば、任意数の境界流体と反応間隔を使用できます。


  5. X2tWell 設定では、揚水速度を変化させたり、井戸の時間間隔ごとに溶存化学種を変更することができます。

    井戸の XY 座標を定義します。
    定義した流体を選択します。
    正の速度は、注入 (injection) を意味します。
    ゼロは、揚水がないことを意味します。
    負の速度は、揚水 (extraction) を意味します。

    井戸からの揚水を再循環 (recirculate) させることもできます。


  6. ビデオ出力の圧縮形式を選択できます。

    Xtplot でアニメーションを設定したら、"Save animation to image files" にチェックをいれて Run をクリックします。

    PNG, JPEG, TIFF, ビットマップを選択できます。

    ダイアログの下部にはファイルの保存先が表示されます。