GWB 10 の新機能:

非定常フィールド変数の設定

  1. 方程式、BASIC スクリプトまたはスクリプトファイル、C/C++ 関数を用意して、空間と時間で変化する非定常フィールド変数を記述することができます。
    + ボタンをクリックして、オプションを選択します。
    フィールド変数のデフォルトは、シミュレーション全体を通じて定常状態が保たれるように設定されています。transient にチェックを入れることで、タイムステップ毎の評価が可能になります。


  2. 簡単な式を入力してみましょう。
    この関数は、ドメイン内部の熱源を時間の経過と共に指数関数的に減衰するよう設定するものです。


  3. BASIC スクリプトをエディタに入力できます。Edit... をクリックします。
    このスクリプトは、ユーザーの用意した速度定数の式をタイムステップごとに評価することでアレニウスの式を再現するものです。


  4. BASIC 言語でスクリプトを用意して、.bas ファイルに保存します。
    Browse... をクリックします。FractureRateConTransientScriptFile.bas を選択します。
    このスクリプトは、ユーザーの用意した速度定数の式をタイムステップごとに評価することでアレニウスの式を再現するものです。


  5. File... > Open > Sorbing Surfaces... を選択します。
    非定常フィールド変数は、コロイドの移動度 (mobility) です。
    フレキシビリティを最大化するには C++ 関数を記述しコンパイルします。
    Mobility の値は 0 (移動なし) から 1 (完全移動) の範囲をとります。
    移動度 (Mobility) は、イオン強度、pH、表面電荷などによって変化します。


  6. 非定常フィールド変数の関数には、GWB Reaction Modeling Guide および GWB Reactive Modeling Guide に掲載されている内部パラメータと構文を活用することができます。
    詳細は、GWB Reaction Modeling Guide の Custom Rate Laws および、GWB Reactive Transport Modeling Guide の Heterogeneity をご覧ください。