更新日： 17/03/23

グラフ上に縦のラインを２本引いてその間を塗りつぶす には

Grapher の XY Function Plot 機能を利⽤すれば、グラフ上に縦のラインを簡単に引くことができます。縦のラインは X = F(Y) = C という形式の関数プロットを使⽤し、C に定数値を指定することでプロットできます。

この事例では、サンプルファイル step plot.grf 上に２本の縦のラインをプロットし、２つのラインの間を塗りつぶす⽅法を紹介します。

 

XY 関数プロットで２本の縦のラインを作成する

XY function plot を使って２つの縦のラインを作成する⽅法は以下のとおりです。

  1. File | Open コマンドをクリックします。


  2. 「ファイルを開く」ダイアログで、サンプルファイル step plot.grf を選択して 開く をクリックします。サンプルファイルのデフォルトのパスは、C:\Program Files\Golden Software\Grapher 12\Samples\step plot.grf になります。


  3. Object Manager で Graph 1 を選択します。


  4. Graphs | Add to Graph | Plot コマンドをクリックします。


  5. Select Plot Type ダイアログが表⽰されますので、この中から Function Plot を選択して OK をクリックします。


  6. Choose Axes ダイアログで適⽤する軸の内容を確認してそのまま OK をクリックします。


  7. Object Manager の中から作成した Function Plot を選択します。


  8. Property Manager の Plot タブをクリックします。
  9. Type 項⽬の内容を X = F(Y) に変更します。
  10. X = F(Y) = 項⽬の値を 8 に変更します。


  11. Last value の値を Y 軸の最⼤値、すなわち、160 に変更します。


  12. 以上でグラフ上に１本の縦のラインが追加されました。上記と同じ⼿順をもう⼀回繰り返
    して２本⽬のラインを作成します。
    1. Graphs | Add to Graph | Plot コマンドをクリックします。
    2. Select Plot Type ダイアログが表⽰されますので、この中から Function Plot を選択して OK をクリックします。
    3. Choose Axes ダイアログで適⽤する軸の内容を確認してそのまま OK をクリックします。
    4. Object Manager の中から作成した２つ⽬の Function Plot を選択します。
    5. Property Manager の Plot タブをクリックします。
    6. Type 項⽬の内容を X = F(Y) に変更します。

  13. X = F(Y) = 項⽬を別の定数値、たとえば 12 に変更します。
  14. Last value の値を 160 、すなわち、Y 軸の最⼤値に変更します。


    上記の⼿順が完了したら、ステッププロットの X = 8 と X = 12 の位置に縦のラインが２本追加されているはずです。

 

２本のライン間を塗りつぶす

XY function plot 間を塗りつぶす⼿順を以下に説明します。

  1. Object Manager で Graph 1 を選択します。


  2. Property Manager にある Between Fill タブをクリックします。
  3. Add fill 項⽬にある Add ボタンをクリックします。Fills 項⽬に Fill 2 が追加されるはずです。(※ Fill 1 は、現在表⽰されているステッププロット１とステッププロット２との間の塗りつぶしの設定です)


  4. Plot one のリストから、最初に作成した Function Plot を選択します。
  5. Plot two のリストから、２番⽬に作成した Function Plot を選択します。
  6. Fill style セクションにある Direction を Horizontal に変更します。


    以上で２本の縦のラインの間に⾊の塗りつぶしが適⽤されました。デフォルトの塗りつぶしは、既存の塗りつぶしと同じプロパティが使⽤されます。必要に応じて Fill Style の内容 を変更してください。