2. はじめに

  1. このチュートリアルでは、もっとも一般的に使用される混合計画 (配合計画) :最適計画を紹介します。


  2. この事例は、明るさの最大化を目標とするマグネシウム照明 (magnesiumu flare) の調合をベースにしています。


  3. このチュートリアルでは、以下の課題を学ぶことになります:
    ・調合 (formulation) を最適化する最適 (カスタム) 混合計画の構築
    ・混合 DOE データの分析と混合グラフの探索
    ・調合の最適化と確認実験の実施。


  4. まずはじめに、この問題の背景をもうすこし詳しく説明します。


  5. 特定タイプのフレア製造における化学成分は次のとおりです:A:マグネシウム、B:硝酸ナトリウム (sodium nitrate)、C:硝酸ストロンチウム (strontium nitrate)、D: 結合剤 (binder)。実験から以下の制約条件がわかっています:
    0.40 ≤ A ≤ 0.60
    0.10 ≤ B ≤ 0.50
    0.10 ≤ C ≤ 0.50
    0.03 ≤ D ≤ 0.08
    合計 = 1.00
    ・この問題は、ロウソクと比べて明るさ (光) が最大の配合 (A, B, C, D) を見出すことです。
    ・明るさの分析については特殊3次モデル (special cubic model) がふさわしいことが経験的にわかっています。