Design-Expert ネットワークライセンスのインストール FAQ

  1. ネットワークインストール
    1. ネットワークバージョンをインストールするにはどうしたら良いですか?
    2. なぜライセンスサーバーを実行する必要があるのですか?
    3. ライセンスサーバーをインストールするにはどうしたら良いですか?
    4. rlm.exe をサービスとしてインストールするにはどうしたら良いですか?
    5. クライアントマシンに Design-Expert をインストールするにはどうしたら良いですか?
    6. クライアントのインストールを自動化するにはどうしたら良いですか?

  2. ネットワークアクティベーション
    1. dex_activate プログラムでライセンスファイルを書き出せません。ライセンスを取得するにはどうしたら良いですか?
    2. プロクシサーバーを使用したインターネット経由でアクティベートするにはどうしたら良いですか?
    3. ネットワークライセンスのアクティベートには dex_activate.exe が必須ですか?
    4. インターネット接続環境にない場合にアクティベートするにはどうしたら良いですか?

  3. ネットワークオペレーション
    1. 使用状況をモニターするにはどうしたら良いですか?
    2. ライセンスサーバーをバーチャルサーバーで実行させることは可能ですか?

  4. トラブルシューティング
    1. ライセンスファイルはどこにありますか?
    2. product not supported というエラーメッセージが表示されるのは何故ですか?
    3. クライアントで connection refused at server error (サーバーエラーで接続が拒否されました) と出るのはなぜですか?
    4. クライアントに表示される bad server hostname in license file or port@host エラーはどういう意味ですか?
    5. システムクロックが正しく見えるのに system clock has been set back エラーが出るのはなぜですか?

ネットワークインストール

ネットワークバージョンをインストールするにはどうしたら良いですか?

ネットワーク版のインストールには、クライアントで実行する Design-Expert® の他に、クライアントから要求されたライセンスを提供するためのライセンスサーバーが必要になります。

 

なぜライセンスサーバーを実行する必要があるのですか?

新しいネットワークライセンス管理システムには、旧バージョンのファイルサーバー計測システムと比べて次のようなメリットがあります:

 

ライセンスサーバーをインストールするにはどうしたら良いですか?

ライセンスサーバーをインストールするには:

  1. ネットワークバンドルのファイルをライセンスサーバーのフォルダーにコピーします。

  2. dex_activate.exe を実行して、ライセンスをアクティベートします。

  3. rlm.exe をサービスとしてインストールして、サービスを開始します。

  4. Design-Expert をクライアントマシーンにインストールします。

 

rlm.exe をサービスとしてインストールするにはどうしたら良いですか?

rlm.exe をサービスとしてインストールするには、コマンドプロンプトで rlm.exe のある場所に移動して、以下のコマンドを実行します。

このあとコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してサービスを開始する必要があります。

 

クライアントマシンに Design-Expert をインストールするにはどうしたら良いですか?

クライアントマシーンでは、該当する Windows インストーラーファイル (MSI) プログラムを実行してください。

 

クライアントのインストールを自動化するにはどうしたら良いですか?

Design-Expert は、Windows Installer コマンドラインツール (msiexec) を使用してコマンドラインからサイレントモードでインストールすることができます。

 

 

ネットワークアクティベーション

dex_activate プログラムでライセンスファイルを書き出せません。ライセンスを取得するにはどうしたら良いですか?

アクティベート時にライセンスファイルを保存できない場合は、Stat-Ease ウェブサイトのアカウントから取得することができます:

  1. My Account の下にある Software Licenses にアクセスして、Manual Activation ボタンをクリックします。

  2. ライセンスサーバーの Host ID を入力します (ライセンスサーバーの Host ID は、dex_activate の実行に引数 /showhostids を追加するか、utilities フォルダにある rlmhostid.exe を起動することで取得できます)。

  3. このライセンスの最新フルフィルメント情報が表示されます。このテキストをメモ帳等のテキストエディターにコピー&ペーストします。

  4. この内容を dex.lic という名称のファイルに保存して、ライセンスサーバーの実行可能ディレクトリにコピーします。

 

プロクシサーバーを使用したインターネット経由でアクティベートするにはどうしたら良いですか?

別のアクティベーション法を使用するか (次の質問を参照)、dex_activate を実行する前に2つの環境変数 HTTP_PROXY, HTTP_PROXY_CREDENTIALS を設定するかの何れかを選択できます。

注記:RLM アクティベーションがサポートされるのは、BASIC 認証タイプのみです。

 

ネットワークライセンスのアクティベートには dex_activate.exe が必須ですか?

必須ではありません。ウェブインターフェースとして組み込まれた rlm.exe を使って、アクティベーションする方法も用意されています。この方法のデメリットは、シリアル番号がライセンスファイルに書き込まれない点で、ユーザーにアクティベーションが報告されることはありません。この方法の手順は以下のとおりです:

  1. まずはじめに、rlm.exe を実行し、ブラウザでポート 5054 を使用するサーバー (例えば、サーバーのホスト名が LicServer であれば、http://LicServer:5054 ) を開きます。これにより、RLM のウェブインターフェースが開きます。

  2. Activate License ボタンをクリックしたあと、Begin License Activation をクリックします。

  3. ISV activation websiteactivate.statease.com と入力します。

  4. ISVstatease (全て小文字) と入力します。License activation key にはお持ちのシリアル番号をダッシュ記号付きで入力します。

  5. License Server or Node-lock hostid: フィールドは、ネットワークライセンスのシート数を入力する以外は、そのままにします。

  6. ライセンスファイルパスを編集し、ファイル名の部分を dex.lic に変更します。

  7. Activation Request Data テーブルの内容を確認し、内容に問題がなければ、REQUEST LICENSE をクリックします。

  8. 新たに生成されたライセンスファイルをライセンスサーバーの実行可能ディレクトリにコピーします。

 

インターネット接続環境にない場合にアクティベートするにはどうしたら良いですか?

ライセンスサーバーマシンがインターネットに接続していない場合は、以下の手順を実行することによってアクティベートすることができます。

ライセンスサーバーの Host ID を取得します。以下のいずれかを実行します:

次に、インターネット接続環境にあるマシンに dex_activate.exe をコピーし、コマンドプロンプトで以下を実行します:

dex.lic を取得したら、ライセンスサーバーの rlm.exe と同じフォルダにコピーし、ライセンスサーバーを再起動します。

インターネット経由でのアクティベートが依然としてできない場合は、お持ちのシリアル番号、ライセンスサーバーの Host IDサーバー名を 記載のうえ、ネットワークライセンスのリクエストを support@statease.com 宛にメールで送信してください。ライセンスサーバーのフォルダにコピーする dex.lic ファイルをお送りします。ライセンスサーバーを再起動したら作業は完了になります。

 

ネットワークオペレーション

使用状況をモニターするにはどうしたら良いですか?

ブラウザで http://LicenseServerName:5054 にアクセスし、ライセンスサーバーのウェブインターフェースを開くことで、使用状況をリアルタイムでモニタすることができます。Status ボタンをクリックしたあと、Server Status の下にある statease ボタンをクリックしたら、Show License Usage の下にある usage ボタンをクリックすることで、現在の使用状況のリストが表示されます。

ISV オプションファイルに REPORTLOG 行を追加すれば、レポートを生成させることができます。オプションファイルを作成するには、メモ帳等のテキストエディタを開き、以下の行を入力します。

この内容を statease.opt という名称で dex.lic ファイルと同じディレクトリにファイルとして保存します。ウェブインターフェースの Reread/Restart を使って、ライセンスサーバーのリロード/再起動を行います。

 

ライセンスサーバーをバーチャルサーバーで実行させることは可能ですか?

可能です。バーチャルマシーンにイーサネットの静的 Mac アドレスが割り当てられている限り、バーチャルサーバーで実行させることができます。

もし、ネットワークバンドルの旧バージョンを実行している場合、rlm.exe で This server does not run on virtual machines というメッセージが表示される場合があります。もし、これが表示される場合は、ネットワークバンドルの最新バージョンをダウンロードしてインストールしてください。

バーチャルマシーンで起動できたものの、クライアントからライセンスサーバーを見つけられない場合は、クライアントに HOST-only ライセンスを提供する必要があるかも知れません。クライアントが host.lic ファイルのサーバー名を認識できない場合は、そのサーバー名のバーチャルサーバーの IP アドレスの使用をお試しください。

 

トラブルシューティング

ライセンスファイルはどこにありますか?

ネットワークバージョンのライセンスファイルは、ライセンスサーバー (rlm.exe) と同じディレクトリに配置します。

クライアント側では、single-user と host-only のいずれのライセンスの場合も、%ProgramData%\Stat-Ease\Design-Expert 9 に配置します。%ProgramData% は、共有のアプリケーションデータフォルダで、Windows のバージョンによってその場所は変わります。このフォルダは隠しフォルダ (hidden) になっている場合は、コマンドラインに以下のように入力してください。

 

product not supported というエラーメッセージが表示されるのは何故ですか?

このエラーは、クライアントからライセンスサーバーは見つけられるものの、有効なライセンスが提供されていないことを示しています。以下の点をチェックしてください:

  1. ライセンスサーバーのフォルダに dex.lic と statease.set ファイルがあるかどうか。

  2. ライセンスの期限が切れていないかどうか。

  3. ライセンス供与された製品がクライアントプログラムと一致しているかどうか:Design-Expert なら designexpert、Design-Ease® なら designease となります。

  4. ライセンス供与されたバージョン番号が、クライアントで実行しようとするバージョンより前のものでないかどうか。

  5. ライセンスの Host ID が、サーバーの Host ID と一致しているかどうか。

これらの項目は、ウェブインターフェースの左側にある Status ボタンをクリックすることで確認することができます (How do I monitor usage? を参照) 。ウェブインターフェースには、ISV サーバーがリストされ、そのうちのひとつが statease です。もし、statease という ISV サーバーがなければ、RLM で statease.set ファイルが見つけられていないことになります。テーブル内に statease という行があれば、 Server Status の下にある statease ボタンをクリックします。License pool status テーブルに利用可能な全てのライセンスの一覧が表示されます。ライセンスが何も表示されない場合は、dex.lic ファイルを直接調べてください。LICENSE statease で始まる行に、製品名 (product name)、バージョン番号 (version number)、有効期限 (expiration date) が、例えば以下のような記載になります:

ライセンスファイルの Host ID は、サーバー名のすぐ下に続く HOST 行に記載されています。サーバーの Host ID を見つけるには、this topic をご覧ください。もし、Host ID が一致していない場合で、バーチャルマシンでライセンスサーバーを実行している場合は、イーサネットに静的 MAC アドレスが割り当てられているかどうかを確認してください。ライセンスサーバーの Host ID と一致するサーバーの Host ID が得られない場合は、support@statease.com までご連絡いただき、正しい Host ID のライセンスを取得しなおしてください。

 

クライアントで connection refused at server error (サーバーエラーで接続が拒否されました) と出るのはなぜですか?

このエラーは、通常は、host.lic ライセンスファイルが参照するサーバーで rlm.exe が実行されていないか、もしくは、クライアントマシーンから rlm.exe が接続できていないことを示します。この問題の対処法の幾つかを以下に示します:

  1. サーバーマシーンで rlm.exe が起動しているかをチェックします。もしサービスとしてインストールされている場合は、サービスでこのサービスが開始しているかをチェックしてください (services.msc を実行するか、コマンドプロンプトで sc query rlm を実行します。)。

  2. ブラウザで http://ServerHostName:5054 のウェブインターフェースを開き、rlm.exe がクライアントマシーンからアクセス可能かどうかを検証してください。

  3. ポート 5053 を開いており、サーバーとクライアントの両方のマシンで利用可能かどうかをチェックしてください。もし、5053 が利用できない場合は、サーバーにある thedex.lic ファイルと、クライアントにある host.lic ファイル のポート番号を、利用可能なポートに変更してください。

  4. RLM を開始すると、そのたびに、ISV サービスのポートが別のポートに動的に割り当てられますが、この動作は設定可能です。ISV のポートは、必須ではありませんが、設定することが推奨されます。例えば、ISV ポートを 49155 に設定するには、ライセンスファイルの2行目を "ISV statease" から "ISV statease port=49155" に変更したあと、お使いのファイヤーウォールの 49115 ポートを開きます。

 

クライアントに表示される bad server hostname in license file or port@host エラーはどういう意味ですか?

このエラーが生じるのは、殆どの場合、ポート 5053 がブロックされている場合です。

 

システムクロックが正しく見えるのに system clock has been set back エラーが出るのはなぜですか?

このエラーは、 \Windows または \Winnt に将来の日付のファイルが存在していることが原因で生じるものと考えられます。この原因となっているファイルを探すには、コマンドプロンプトを起動して、ディレクトリを \Windows または \Winnt に変更し、以下のコマンドを入力してください:

以下のコマンドを使用して、将来の日付のファイルをそれぞれ更新します: