Mathematica 14.0 新機能紹介

Mathematica v14 がリリースされました!

2024年1月16日、Mathematica 14 日本語版がリリースされました。ここでは、一部の新機能をご紹介します。

式への関数リストの適用が可能となりました。

適用例) リストの各要素で x をラップする:

整数の各桁の和の計算が可能となりました。

適用例) 58127 を二進数にした場合の各桁の和を求める:

片側たたみ込みの実行が可能となりました。

適用例) 2つの指数関数にたたみ込みを適用し、結果をプロットする:

数値ベクトル線積分、数値ベクトル面積分、数値複素線積分計算が可能となりました。

適用例) 三次元におけるベクトル場の線積分:

テキストデータをさまざまなタイプに自動的に要約する関数が追加されました。

適用例) ファイルのコンテンツを要約する:

※TextSummarize を利用するには、外部サービス (OpenAI) の認証、請求、インターネット接続が必要となります。

ペアのデータの 2D 投影をすべてプロットするために加えられた新しい可視化関数が追加されました。

適用例) 数値のデータ群を比較する:

階層化プロットとして表されたグラフ作成が可能となりました。

適用例) 食物連鎖:

3D グラフィックスのツアー動画作成が可能となりました。

適用例) オブジェクトの周りを回転させる:

画像の成分への分割、前景成分の画像の分離が可能となりました。

適用例) 画像を分割する:

新規 PDE モデリング関数(SchrodingerPDEComponent, FluidFlowPDEComponent, ElectrostaticPDEComponent 等)が追加されました。

適用例) レイノルズ数1000の駆動キャビティ内の流速と圧力について解く:

新月、満月、任意の月相の日を計算するための関数が追加されました。

適用例) 次の20回の満月を求める:

その他機能や実際のコマンド名などの詳細はこちらよりご確認ください。 また、スティーブン・ウルフラムによるリリース案内でも様々な活用例が紹介されています。こちらよりご確認ください。