APIS IQ v7.0 - Service Pack 0110
一般:
- インプットコレクターのテキストフィルター(V 6.5 で使えていたもの)が、V 7.0 でも再び使えるようになりました。
- 自動的に生成された FME ファイルのコピーが、各ファイルごとに別のフォルダー、または共通のフォルダーに配置することができるようになりました。共通フォルダーは、「ワークステーション設定」の「ファイルとディレクトリ」で設定することができます。
- 「ワークステーション設定」の「自動保存設定」と「マウス操作の確認」が、保存され、グローバルで使えるようになりました。
- 翻訳をインポートするとき、Excel ファイルを処理できない場合のエラー説明を詳しくしました。
- EXP ファイルを開くとき、テンプレートファイルの内容をインポートしないことを選択できるようになりました。
- プロジェクト管理ダイアログのコンテクストメニューで、「構造タイプ」を変更できるようになりました。この機能は、コンボボックスの内容の横にあるドロップダウンメニュー経由で、構造エディタと FFA のツールバーで使用できます。
- 新しいワークステーション設定(「一般」)では、管理画面やインプットコレクターを開いたときにカタログを常に折りたたんで表示するかどうかを選択することができるようになりました。管理画面等で直接開かれている場合、すべてのレベルは折りたたまれています(デフォルト)。次の設定が有効な場合は、最初のレベルのみ表示されます:「折りたたまれたカタログを常に表示(管理/インプットコレクター)」
- 製品特性のためのカタログをインポートするとき、同じ名前を持つが異なる親オブジェクトを持つ特性が、重複としてスキップされないようにしました。
- 評価カタログで、列のラベル名を変更できるようになりました。
- 「管理」->「用語と翻訳」で、エディタや FMEA フォームの内容をサブ構造に制限することができるようになりました(「表示」->「内容を制限」)。これは、これまでは、「プロジェクト/構造に制限」として実装されていたものです。
サブ構造は選択したシステム要素とそのすべての依存したオブジェクトです。
- バリアント(派生):情報タブ(プロパティダイアログとオブジェクトインスペクター)の「詳細」ボタンでサマリーが表示されるようになりました。構造のサマリーのものと似ています。
- ドキュメント設定「自動分類計算:既存の分類を上書きしない」をより理解しやすいように「ユーザーが計算済みの分類の上書きを許可する」に変更しました。機能には変更ありません。
- 「バリアントを管理」ダイアログの「すべて」ボタンをクリックすると、独立したオブジェクトが含まれるバリアントのみ選択されるようになりました(これまでの挙動とは逆)。本当にすべてを選択したい場合は、もう一度「すべて」ボタンをクリックします。
- 「コマンドを選択」ダイアログで、ツールバー(例:フィルター)からコンボボックスの内容を表示するようになりました。
- 管理レポート:カギとなる図を棒グラフとして直接挿入できるようになりました。これは、目的のセルを選択するだけです。図は右クリックで挿入できます。選択の最初の列は、説明として使われます。最初の列の隣の選択した列は、バーの高さを値として使われます。
- フィルター/ハイライト: 措置カテゴリと同様に、機能カテゴリに対しても検索とフィルターをが使えるようになりました。
- 管理レポート: オプション「グリッド線を表示」が有効な時、それらが印刷や HTML へのエクスポートで出力されるようになりました。
- XML インターフェイス: monitoringCheck(チェック)と monitoringReaction(措置)の値が、fm-task-set 要素の SDG コンテナ内に、fm-variant-misc-data 要素内にバリアントが保存されるようになりました。存在する場合は、これらを再インポートすることもできます。エクスポートは、MSR フォーマット、またはドラフト版で実行されます。
エディター:
- 原因ベースの FMEA フォームで、AP 列を表示オプションで表示できるようになりました。
- 構造エディタ―: フォーカス機能( Ctrl + K )が無効な時、「フォーカスを削除」コマンドで、以前にフォーカスされていた要素を再フォーカスできるようになりました(フィルターを使っているときも同じ挙動です)。
- コントロールプラン: ドキュメント設定「プロセス特性の表示をは特性/機能ネットに基づく」と表示オプション「要求を表示」を有効にすると、要求に接続されたプロセス特性も表示されるようになりました。
「作業手順とプロセスコントロール」エディターで、「要求を表示」することもできるようになりました。
注記:
要求に接続されたプロセス特性は、サービスパック V7-0110 以降で作成されたコントロールプランでのみ表示可能です。
- バリアントのネットの読み込みと編集を最適化しました。
CSS モジュール:
- CSS モジュールアクセス権で、証明書の所有者を Windows ユーザー名の形式で保存することができるようになりました。このような証明書がインストールされた場合、証明書の内容がログインしている Windows ユーザーと一致するかどうかのチェックは CARM Server への接続試行時に行われます。この機能は、CARM Server V5.7-0060 以降が必要です。
- CSS モジュールと CSS カタログの参照言語は、サーバー全体に設定することができます。これは、ドキュメント言語でモジュールやカタログオブジェクトが翻訳を持たない場合、IQ 側の代替言語して使われます。
印刷/Web Publisher:
- 新しいプレースホルダー "%A" を使うと、現在のプログラムのバージョンとサービスパック番号をヘッダーとフッターに追加できるようになりました。
- 機能安全 - APIS IQ v7.0 では、故障テーブルは旧式となりました。したがって、このドキュメントはプレゼンテーション印刷と Web Publisher では使用できなくなりました。
Excelエクスポート/インポート:
- Excel ファイルから FMEA フォームをインポートするとき、オプション「機能/特性/要求/故障モードをマージ」を使って、これらのオブジェクトをインポート時にマージするかをコントロールできるようになりました。
- FMEA フォームの Excel インポートに、「同一の原因をマージ」オプションが実装されました。
次の場合に原因がマージされます;
- 同じ機能にアンカーされている
- 同じ番号を持つ
- 同じ名前を持つ
- 依存しているすべてのオブジェクト(措置等)が同じである
- 表の Excel エクスポートが、APIS IQ のレイアウトにより一致するように改良されました。表示されている列のみがエクスポートされるようになり、レイアウトに時々発生するバグが修正されました。
「AIAG/VDA フォーム(MSR)」が Excel にエクスポートできるようになりました。
FMEA フォームエディター:
- 角括弧と丸括弧が AP で表示されるようになりました(RPN での挙動と同じ):
- 角括弧は履歴のリビジョンの状態
- 括弧なしは現在のリビジョンの状態
- 丸括弧はプレビュー(提案された対応)
- 表のヘッダー名「VDA 2019 (AIAG/VDA)」を「AIAG/VDA 2019」に変更しました。レイアウト名には変更ありません。
- 次のレイアウトでは、故障モードに対して「S最大」を表示できるようになりました(表示オプション): VDA 96/VDA 06、VDA 2019 (AIAG/VDA)、AIAG (4th edition, D - Design)、AIAG (4th edition, E - Process)
AIAG/VDA フォームエディター:
- AIAG/VDA エディタで、表示オプションが有効になっていれば、参照言語がシンボリック責任者に表示されるようになりました。
- AIAG/VDA エディタと AIAG/VDA MSR エディタに2つの表示オプションが追加されました。「情報アイコンを表示」「メモアイコンを表示」は、追加情報やメモのアイコンを表示/非表示することができます。
- 表示オプションが有効な場合、参照言語がシンボリック期限にも表示されるようになりました。
IQ エクスプローラー:
- IQ エクスプローラー: 品質ルールダイアログを開くことができるボタンが追加されました。
- 管理データを使って、管理レポートの内容を検索できるようになりました。
メンテナンスが有効なお客様向け情報:
- 「コマンドを選択」ダイアログで、最後に使用したコマンドのリストが表示されるようになりました(リストの長さはコンテクストメニューで変更できます)。さらに、(コンテクストメニューで)お気に入りを定義できるようになりました。お気に入りは、ソフトウェアを閉じたとき、または別のエディタに移動したときに保存されます。
- オブジェクトの背景色を、ツールバーとホットクリックアイコン(オブジェクトタイプ)のコンテクストメニューで変更できるようになりました。