APIS IQ v7.0 - Service Pack 0070
一般:
- 新機能:指定された時間間隔(ワークステーション設定 | パーソナルデスクトップ)でファイルのコピーを自動的に保存します。既存の「自動保存」オプションとは違い、ファイル自体は保存されず、新しいファイルのコピーが作成され、オリジナルのファイル名にタイムスタンプが付けられたものになります。いくつのファイルコピーを保存したいかを設定することもできます。
- ドキュメントを開くとき、使われているモジュールが更新ダイアログに表示されます。使われているモジュールとモジュールの最新バージョンに違いがあるかどうかを確認することができます。このダイアログは次の設定が有効になっている場合に表示されます:ファイルを開くときにモジュールの更新を確認(CARM Server)
- FME ファイルを APIS サポートに送る前にスーパーバイザーのパスワードをリセットできるようになりました。
- 「詳細」の「修正状態を別の表入力で表示」は、修正状態がステップ5(リスク分析)とステップ6(最適化)の別の行に表示するかどうかをコントロールします。これは VDA フォームで使われるレイアウトに似ていますが、AIAG/VDA ハンドブックで指定されているものとは異なります。そのため、デフォルトではこの設定はオフになっています。
- カテゴリ「措置」に新しいドキュメント設定「厳密なチェックなしで措置を表示」を追加しました。この設定を有効にすると、表示されている措置のオリジナルのアンカーされた位置の原因ネットの一部ではない故障モードのコンテクストに措置を表示することができます。
- 「ツール | ドキュメント言語を削除」で一度に複数のドキュメント言語を削除できるようになりました。
- 次の品質ルールが機能安全をサポートするバージョンで使えるようになりました
- 1つの安全ゴールの故障を起こすベース故障
- 少なくとも2つの異なる安全ゴールの機能の安全ゴールの故障を起こすベース故障
- 少なくとも2つの異なるシステム要素の安全ゴールの故障を起こすベース故障
- 安全メカニズムを持たない1つ以上の安全ゴールの故障を起こすベース故障
- 原因をもたない単一点故障または複数点故障
- 構造タイプ「MSR」を持つ構造内の措置グループは、構造と故障ネット内で MSR 措置グループとして扱われるようになりました。例えば、それらが MSR の標準で定義された対応する評価 /AP カタログに基づいた F/M 評価と AP 値を持っている場合です。
新しいドキュメント設定「カテゴリ'顧客の操作'を持つ措置グループに対する MSR 機能を有効にする」を有効にすることで、どの構造にあるかにかかわらず、カテゴリ「顧客の操作」を持つすべての措置グループに対する上記の挙動を有効にできます。これにより、システム構造の一部として MSR 分析を実行できるようになります。
- 構造をコピーするとき、「FMEA スコープ分析」もコピーされるようになりました。
エディタ:
- 構造エディタ:同時にフィルターとハイライトフィルターを有効にすることができるようになりました。
- ソートオプション「空のフィールドを末尾にソート」に対するデフォルトを「true」に変更しました。
- 期限エディタ:エクスポート・オプションで、AP(Action Priority)列を期限のリストにエクスポートするかどうかを選択できるようになりました。
- 管理レポート:ダイアログ「分析用のデータを選択」 に、選択したデータの詳細を含む2つ目のリストが表示されるようになりました。
- 「FMEAスコープ分析」エディタに、コンポーネントを選択するためのダイアログに、表示オプション設定が実装されました。これにより、ダイアログでアイテムコードのような属性を見ることができるようになりました。
CARM Server:
- FME ドキュメント内の新しいモジュールの検索が完了すると(例:オプション「ファイルを開くときに細心のモジュールをチェック」)、エクスクラメーションマーク(!)が、より新しいバージョンがある、すべての使われているモジュールのアイコンに付加されます。これはモジュールが更新されるか、ドキュメントが閉じられるまで表示されています。
印刷/Web Publisher:
- FMEA スコープ分析:この表示オプションは、Web Publisher またはプレゼンテーション印刷出力で使われるレイアウト「高度」または「標準」を定義することを可能にします。注記:複数の FMEA スコープ分析を追加し、それぞれが異なる設定を持つことも可能です。
- Web Publisher:(現在では古くなってしまった)フレームセットをデフォルトで iFrames に置き換えました。この処理は Web Publisher のジョブ設定で変更することができます。
故障ネットエディタ:
- バージョン 6.5 で安全ゴール侵害として定義されていた故障に対して、コマンド「変換 | 安全ゴールを導く」を使って対応する安全ゴール(バージョン7.0の新しいオブジェクトクラス)を作成できるようになりました。この安全ゴールに対して、機能安全のための目標値が上書きされます。さらに、「危険な単一点障害」と「危険な複数点障害」に対する故障ネットが接続されます。
注記: ユーザーは故障の機能安全パラメーターを削除すべきかどうかを決めることができます。
- 機能安全:自動修正のために、割り当てられている DC 値を持つ故障に対するコンテクストメニューのコマンドを使うことができるようになりました。
メンテナンスが有効なお客様向け情報:
- AIAG/VDA フォームの新しい簡易表示(故障原因中心表示)を使うことができます。この表示は故障原因、その故障影響、その修正状態に焦点を当てます。スペースを節約するために構造ツリーと機能ネットからの情報を含みません。この表示を開くには以下の手順を行います:
- AIAG/VDA フォームのセクション4(故障分析)の故障原因でマウスの右クリックをし、「故障原因中心表示」を選択します。
- 構造エディタまたは機能/故障分析の構造リストで、オブジェクト形式、または故障、機能、構造要素の蝶々アイコンを右クリックし、「故障原因中心表示」を選択します。
この表示は各故障原因にサブテーブルを持っています。このサブテーブルの上半分には、故障原因とその影響が表示されます。下半分は、リスク分析(ステップ5)とリスク最適化(ステップ6)の修正状態が並んで表示されます。
上半分の故障影響のレイアウトは、表示オプションで「左から右」(故障原因が左、影響が右)と「右から左」(故障原因が右、影響が左)で切り替えることができます。「表」のオプション「スタック領域の順番/並び」を使ってください。
- Web Publisher:設定「CSS スタイルシート | 編集」で、HTML ページの個々の領域のフォントと背景を定義することができます。
- MSR フォーム内で次の品質ルールが使用可能です:
- 安全メカニズムを持たないメカトロニクスパス
- 信頼できるエラー検出を持たないメカトロニクスパス
- 矛盾したエラー検出情報を持つメカトロニクスパス
- 逆の安全メカニズムを持つメカトロニクスパス
- 同じタイプの複数の安全メカニズムを持つメカトロニクスパス
- 構造エディタで FMEA フォームでハンギングスクロール機能が有効にできるようになりました。
- コマンドライン処理:パラメーター -s(サイレントの意味)がサポートされ、コマンドラインのコマンドがユーザーインターフェイスなく完全に処理できるようになりました。
- IQ エクスプローラー:ユーザーは、ファイルリストで右クリックをしてファイルを検索するときに、デフォルトでディレクトリ内のどのファイルを使うかを指定できるようになりました。代わりに、ディレクトリを検索で無視することもできます。サブディレクトリの再帰のために、既存のデフォルト(ファイルIQExplorerWebDocuments.txt)も考慮されます。
- 連結:新しいメニューコマンド「連結 | 複数の新しい IQ クローンファイルを作成」を使うと、1回の作業で複数の人のための複数のクローンを作成することができます。
- Web Publisher:ヘッダ行に企業ロゴが表示されている場合、冗長な「Web Publisher」を表示することなく、ジョブ名を表示します。