APIS IQ v6.5 - Service Pack 0180
一般:
- CSS モジュール: モジュールをアップデートする時、すべての属性(名前、翻訳)が一致する場合、以前のバージョンのモジュールの既存のカタログ項目が使われるようになりました。注記:これまでは、カタログの項目が重複して生成されていました。
- 故障ネットエディタ: 故障ネット内のPRNの計算に対して、S(厳しさ)の評価を決定するのに最初の影響レベルが使われるようになりました。これはRPNは故障ネット内で2つのレベルのみを使って計算できるようになりました。注記:これまでは、S評価は2番目の影響レベルで決定されていました。
- データマネージャー: シンボリック期限/シンボリック責任者に、具体的な期限や責任者を入力するとき、その起源や責任者が完了した措置で使われている場合、ダイアログが表示されるようになりました。このダイアログは変更されたシンボリック期限/シンボリック責任者とともにすべての完了した措置を表示します。どの完了した措置内の期限/責任者を置き換えるべきかを選択することができます。これにより、完了した措置への意図しない変更を防止することができます。
- 次の機能が新たに追加されました。
- 同じ名前の機能/故障モードをマージ
- 同じ親を持つ機能/故障モードの重複したインスタンスをマージします。「重複した」とは、同じ名前と番号を持つものを指します。
- 改行を保持
- 改行を持つ名前をインポートする時、その改行を保持します。注記:名前の改行は表内での表示とプロパティ・ダイアログ内でのみ表示されます。
- 複数のオブジェクトとして影響/措置内のテキストをインポート。次のようにデリミタを定義してください:
- デリミタで分割する場合、デリミタを入力するフィールドを編集してください。
すべてのオブジェクトに対してノートを追加できるようになりました。
さらに、既存の特性の値やアトリビュートを更新する新しいメニュー・オプション「ファイル | インポート | 特性を更新...」が追加されました。このオプションは、特性の既存のインスタンスを更新する時はパーソナルデスクトップで使うことができ、カタログ形式の値やアトリビュートを更新する時には「データマネージャー | カタログ | 製品特性/プロセス特性」で使うことができます。
変更は現在のドキュメント言語内にある特性にのみ適用されます。
- ユーザー表示エディタ: 他のエディタと同様、ユーザー定義の表示をフィルタリングします。故障の直接のS評価をフィルタリングすることができるようになりました。
- FMEDA: コピーとペーストを行うとき、FIT計算の情報が保持されるようになりました。
- DRBFMワークシート内のフィルタリング:これまでは原因をフィルタリングするとき、要求にアンカーされている故障も考慮されていました。しかし、これらはDRBFMワークシートでは表示されないため、これらの故障はフィルタリングのときには無視されるようになりました。
- リスクマトリックス: リスクマトリックス(SxO、SxD)に基づいてフィルタリングするとき、最初の影響レベルのS-Maxが使われるようになりました。注記: これまでは、2番目の影響レベルのS-Maxが使われていました。
- サマリ機能/プレースホルダー: 既存のテキスト選択で更新したとき、時々テキストからプレースホルダーが削除される問題を修正しました。
- サマリ機能/プレースホルダー: FMEAフォームでワイルドカードを使ってフィルタリングするとき、あまりに多くの結果を返す問題を修正しました。
- CARM Server: 複数のインスタンスを持つIQオブジェクト(例:機能タイプ)が、モジュールのアップロードや追加をしたときにも保持されるようになりました。これまでは、各インスタンスに対して重複していました。
- グラフエディタ: グラフエディタが正しくないユーザー定義アトリビュートを表示する問題を修正しました。
- ダイアログ(メニュー:「ヘルプ | 情報」)において、「Free and Open-Source Software (FOSS)」へのリンクが追加されました。
- 既存のプロキシサーバーに対してOSの設定を使うようになりました。
- ワークステーション設定にオプション「OS設定からプロキシ設定取得する」が追加されました(デフォルトはオフ)。これを有効にすると、値はレジストリから取得されます。「プログラムバージョンを更新」を実行するとき、あるいはCARM NG Serverにアクセスするとき、現在のプロキシ設定は常にレジストリから取得され、適用されます。
注記: このオプションが有効な時、CARM NG Serverへの接続にも適用されます。プログラム更新と同じプロキシを使わずにCARM NG Serverにアクセスしたい場合は、このオプションはオフにしたままで、手動でプロキシ設定を行う必要があります。Windowsの設定でこのオプションがオフになっている場合は、IQのワークステーション設定のチェックボックスも無効にしてください。これにより、このオプションはチェックできなくなります。
- 部分XMLインターフェイス:エクスポート時に派生が有効になっている場合、それもXMLに保存されます。同じfmeに追加でインポートするとき、対応する派生が再度有効になり、エクスポートされた派生固有の値は、派生固有のまま保持されます。派生がターゲットのfmeに含まれていないとき、それは無視されます。
- 派生マトリックス内では、派生にオブジェクトがある時でも、依存オブジェクトを含むかどうかを尋ねるダイアログが表示されないことがある問題を修正しました。
- (派生がアクティブな状態で)オブジェクトインスペクタ内でダブルクリックを使って親構造の値を変更したとき、ダイアログ内で予め選択されている派生の値が正しくない問題を修正しました。親構造の値が正しく設定され、表示されるようになりました。
- 「ファイル | ドキュメントを暗号化」メニューでfmeドキュメントを暗号化したとき、ユーザー情報が表示されるようになりました。
- ワークステーション設定「XMLエンティティとして特性をエクスポート」でのXMLエクスポートが不要になりました。このオプションはもともとシンボリック名を持つ特別な特性をSGMLで表記するために導入されました。XMLとユニコードに切り替えたため、このオプションは不要となりました。
- 「メモリスト」エディタがFMEAフォームのバージョンのメモを表示するときにエラーを発生する問題を修正しました。
- 「DRBFMワークシート」で、すべての「編集 | 選択」ダイアログで直接「すべて」または「なし」を選択できるようになりました。
- 管理エディタ「メモリスト」のツールバー・コンボボックス「IQオブジェクト」に、新しい項目「QMドキュメント」が追加されました。この項目を選択すると、FMEAフォーム、コントロールプラン、DRBFMフォームシート等のメモがフィルタリングされます。
- コマンド「マスター値に変更」を使って、少なくとも1つの他の派生内の派生内の措置の状態を変更したとき、指定された値ではなく、「未修正」が割り当てられる問題を修正しました。
- パーソナルデスクトップのウィンドウ幅/高さを変更するときのエリアのサイズを大きくしました。
コントロールプラン:
- コントロールプラン・エディタに新しい表示オプション「オプション | 機能/特性のコンテクスト情報」を追加しました。
- システム要素/プロセス要素の品番
システム要素/プロセス要素の名前
- これは製品特性/プロセス特性に対して、どのコンテクスト情報を表示するかをコントロールします。さらに、表示オプション「品番」は「プロセス要素/操作の説明」列にのみ適用されるようになりました。
- 「機能」レベルをフィルタリング/ハイライトするときに条件「コントロールプランが存在する」を除外しました。これはコントロールプラン・エディタでは意味がないためです。
統計エディター:
- 色のついたテキストの表示が、新しい分析の表示オプションと異なることがありましたが、これを修正しました。
- 異なる分析を実行したとき、特定のデータのときにエラーが発生することがある問題を修正しました。