APIS IQ v6.5 - Service Pack 0140
一般:
- プレゼンテーション印刷:開始ページ番号を選択できるようになりました。これが1でなければ、目次と開始ページの間にこれらページにコンテンツがないと示されたページが追加されます。
- 措置をマージすると、それらの措置の場所が失われる場合がある問題を修正しました。
- フィルタ/ハイライト:新しいシステム・フィルターを使用できます:「完全に接続されていない故障ネット/Not completely connected failure net」。これは以下をフィルター/ハイライトします:
- 「第1の」構造レベルにアンカーされていないトップ影響
- 無関係の故障 (構造レベルに依存しない)
- 「最も低い」構造レベルにアンカーされていない影響をもつ根本原因
- クリップボードにコピーするとき (Ctrl+C) 、メニューバーの「編集 | ...としてペースト」を使うと、コピー元を故障や機能に対するターゲット・オブジェクトにアンカーすることができるようになりました。これは、例えば、FMEA 形式で、コピー元とターゲット・オブジェクトが遠く離れているときに便利です。
- メモ/プレースホルダー/サマリー機能: プレースホルダーとサマリー機能を直接メモに追加し、ドラッグ&ドロップでまとめることができるようになりました。テンプレート (以前の方法) も使うことが可能ですが、それはもはや必要ありません。
- テーブルエディタ (FMEAフォーム、コントロールプラン、プロセスフローダイアグラムなど) の「インスタンス数」を設定する表示オプションに、システム要素とプロセス要素が含まれるようになりました。
- 検索/フィルタ:名前をフィルタリングするときに、補足テキストも考慮されるようになりました。これにより、各翻訳で名前または補足テキストを比較するときに使うことができます。
例:条件「名前が・含む・”object”」を使うと、措置「オブジェクト名 -> “supplementary”」が検索されます。条件「名前が・含む・”supplementary”」を使ってこの措置を見つけることもできます。
一方、条件「名前が・含む・”object -> supplementary”」を使うと、上記の措置は見つかりません。2つの条件を使って AND で組み合わせる必要があります。
- オブジェクト・インスペクタは、予防措置、あたは検出措置を検査する時に使うことができる「措置追跡」と「措置追跡(V)」タブのシンボリック期限の表示を改善しました:
1) 属性「シンボリック期限」は、コンマで区切られたシンボリック期限の名前の横に、特定の期限の存在が示されます。2) 属性「期限」は、シンボリック期限を表示します (もし設定されていれば、特定の期限とともに) 。この属性は、シンボリック期限に対してのみ、読み取られます。同じことが、「措置追跡(V)」タブのバリアント固有の情報にも表示されます。すべての措置追跡の属性は、オブジェクトインスペクタで個別に、独立して変更することができます。これらの変更は、連結時にも考慮されます。
- 試験サンプルのサンプリング周期とサンプルサイズが、構造リストに表示されない問題を修正しました。
- メニューコマンド「ウィンドウ | アクティブなワークスペースを拡大」の名前を「アクティブなワークスペースを拡大/縮小」とし、両方向にしました。このコマンドは、ワークスペースのタイトルバーをダブルクリックすると実行されます。
- 検索/フィルター:構造エディタ、FFA、IQエクスプローラー (作成日または修正日(スタンプ)) で、新しいパラメーター化されたシステム・フィルターを使用できるようになりました。このフィルターについて、次の条件を決定することができます: どのオブジェクト (例:システム要素、機能、等) をフィルターするか。どのように条件を結合 (AND、OR、XOR) するか。比較オペレーターとともにユーザーが最後に変更を加えた作成日、修正日。これらのパラメーターは「プロパティ」で設定できます。
- プロセスフロー・ダイアグラム、コントロールプラン、FMEAフォームエディタの印刷ダイアログの改良:
プロセスフロー・ダイアログラムに追加され、オプション「パレット」が「パレット/凡例 (分類) 」に名前を変更しました。このオプションが有効であるとき、フォームで使われるすべての分類シンボルの表が付録として印刷されるようになりました。これまでは常に使用可能なすべての分類が印刷されていました。
- 検索/フィルター:ppmのフィルター比較値を10進数にすることができるようになりました。
- 期限エディター: 期限のリストをエクスポートするときに、ユーザー定義の属性と原因の影響パスを含めることができるようになりました。影響パスは、原因の名前にコンテキスト情報として表示されます。
- 構造エディタ/FFA: コンテキストメニュー「表示-> フォーカス要素を作成」または Ctrl+K のいずれかを使用して、FFAエディタでオブジェクトを選択し、「フォーカス要素を作成」できるようになりました。この選択されたオブジェクトに関連するオブジェクトのみが表示されます。これをキャンセルするには、「フォーカスを削除」を選択します。フォーカスが有効な間は、編集、フィルタリング、ハイライト表示が可能です。
- 検索/フィルター: 初期状態の基準「再評価後に却下された」は、否定する場合でも「偽」となります。これは、定義による初期状態を再評価することができないためです。
- 故障ツリーエディタで、「表示オプション」を使って、以下の情報を表示することができます。
- プレゼンテーション印刷/Web Publisher: 「機能と機能ネット」カテゴリの故障/機能の構造によるソートが動作しない問題を修正しました。
- HTMLテキスト: テキストの一部にテキスト属性 (例:太字、色など) を持つ空白行が含まれていると、追加の空白行が誤って追加される問題を修正しました。
- サマリー機能とメモテンプレート: 最後に完了したリビジョン状態 (最高のリスク) からの最大RPN と、最後に評価されたリビジョン状態 (つまり、プロジェクトの完了が期待される日) からもっとも離れた期限に対して、メモ内でプレースホルダーを使用できるようになりました。
CARM Server:
- ユーザーがモジュールの変更/アップロードのメール通知を受信できるようになりました。ユーザーは受信するためにログインする必要があり、有効なメールアドレスが必要です。CARM 4.65-0060 以上。
- CSSカタログ: ツールチップに、送信されたタイプの変更 (名前の変更など) が表示されるようになりました。
- 「モジュールのアップロード」を実行するときに、カテゴリ・ダイアログ「文字>>#value が理解できません」でエラーが発生することがある問題を修正しました。
データマネージャー:
- メモリスト: 新しいコマンド「選択したすべてのオブジェクトのプレースホルダーを更新」は、コンテクストメニューを使うか、「編集」メニューをクリックして実行できます。メモを持つ少なくとも1つのエントリを選択する必要があります。次に、すべての言語とカテゴリのメモ内のプレースホルダーを更新します。
- 特定の期限/責任者が、シンボリックな期限/責任者を埋めるとき、期限/責任者が完了した措置で使われている場合に、ダイアログが開きます。このダイアログには、変更されたシンボリック期限/責任者の完了したすべての措置が列挙され、完了した措置を選択して、期限/責任者をその特定の対応値に置き換える必要があります。このようにして、完了した措置の意図しない変更が防止されます。
ドラッグ&ドロップ :
- 「ワークスペースを同期」が有効時に、ドラッグ&ドロップが正しく機能しないことがあった問題を修正しました。
- ドラッグ&ドロップ (スペシャル・ドラッグ) : 機能安全パラメーターをある故障から別の故障に移すとき、「フォールト・トレラント・タイム (FFT) 」および「DC (LF) 」の値が移動しない問題を修正しました。
- 構造エディタ―と FFA で1つの措置をコピーすると、ソース・オブジェクトの期限/状態/責任者が正確にコピーされます。これを行うには、ワークステーション設定の「責任者と期限をコピー」が有効になっている必要があります。
Excel エクスポート/インポート:
- 大きなフォームシートを Excel にエクスポートすると、エラーが発生する可能性があった問題を修正しました。
注記: 大きなフォームシートにエクスポートには、xls ではなく、xlsx 形式を使うことを推奨します。
- Excel からシステム要素の FIT値をインポートできるようになりました。Excel インポート・ダイアログには、「IQオブジェクト」列に「システム要素 (FIT) 」という追加の選択肢が表示されます。
FMEAフォームエディタ:
- FMEAフォーム・レイアウト「FMECA: MIL Task 102 (Causes)」: αフィールドとβフィールドに表示されている値は「故障モード」になり、「原因」とはならなくなりました。
注記:
1) この設定が不要で、以前の設定に戻したい場合は、IQソフトウェアの設定ブランチのレジストリ項目で可能です: (HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Apis\IQ65\<ProgrammVersion>\Settings) 次のレジストリキーを使う必要があります: “MilTaskShowAlphaAndBetaForFailureMode”とDWORD 値 “0”
- MilTaskShowAlphaAndBetaForFailureMode = 0 (これにより、以前の機能が復元されます)
- MilTaskShowAlphaAndBetaForFailureMode = 1 (これは新機能を使います (標準) ) )
- 2) 複数の原因がある場合、各原因 (冗長) の α と β の値が繰り返されます。
- 「責任者に通知 (HTML) 」にメールを送信するとき、エディタ内の選択に、対応する責任者のみが事前に選択されるようになりました。
- 措置を含まない措置グループの RPN が、構造エディタと同様にカッコ内に表示されるようになりました。
グラフエディタ:
- ツールバーの緑色の矢印で「前の要素」に戻ると、最後の選択状態も復元されます。
- グラフエディタで、安全目標を満たせなかった場合の故障率の合計 (故障ネットエディタと同様) を表示できるようになりました。
- ユーザー定義の属性を、グラフエディタに追加情報として表示できるようになりました。
IQエクスプローラー:
- 検索/フィルタ/ハイライト: 新しいフィルタ条件「故障ネットの接続が機能ネットに対応」により、故障ネット内の原因と影響と同じ方法で、機能が接続されている故障を検索/フィルタ/ハイライトできます。
- システム・フィルタ「オブジェクト・プロパティに対応しない」は、 (決定された/異なる) オブジェクト・プロパティの比較に、原因と影響を含むようになりました。
- 検索結果を結果リストのクリップボードにコピー (Ctrl+C) すると、追加情報 (設定->その他) とともにその結果のすべての列の値もコピーされます。個々の属性は、セミコロンで区切られています (CSVエクスポートと同じ)
- 新しい設定では、CSVエクスポートに追加する情報を含めるかどうかを決定することができます:「その他 -> CSVエクスポートに追加情報を含める (ID番号、URL参照、仕様、等) 」。この設定が有効である場合、結果リストからオブジェクトをコピー (Ctrl+C) するときに、追加情報もクリップボードにコピーされます (CSVテキストとして) 。
- 特定の構成が設定されていると、RPN が故障/原因の結果リストに正しく表示されない問題を修正しました。
統計エディタ:
- 拡張リスクマトリックスを選択すると、古い fmeファイルを使用するとエラーメッセージが表示されることがある問題を修正しました。
- 統計表化のためのテーブル「リスクマトリックス」は、表示オプション「推奨される措置に対して追加の列」が有効になっている場合は、次の列で拡張されます: - 推奨される措置- 責任者- ステータス- 期限
XMLインターフェイス:
- エクスポート中に OLEブックマークからの UTF-8 コンテンツが、XML属性に書き込まれることがある問題を修正しました。
- NULL派生が他の派生に関連付けられているとき、エクスポート中に無効な XML (ID/IDREFエラー) が発生することがある問題を修正しました。
- 文字コードが “VIETNAMESE”でエクスポートされることがある問題を修正しました。
メンテナンスが有効なお客様向け情報:
- メモとプレースホルダー: メモ内と品質レポート (IQR) 内のプレースホルダーとして算術関数 (合計、差分、乗算、除算、パーセント) が使えるようになりました。
- 新しいブックマーク機能:コマンドラインブックマークを利用できるようになりました。この機能はレジストリエントリ「CommandLineBookmark 」が使用可能な場合にのみ使うことができます。エントリは、手動で入力するかregファイルをインポートして入力する必要があります。この機能をどのように使うかを詳細に知りたい場合は、次を参照してください:
Online Help -> Topics on the Menu structure –> IQ Menu structure -> Bookmarks -> Command-Line Bookmark