APIS IQ v6.5 - Service Pack 0120
一般:
- ドキュメント設定「ユーザーログインに LDAP を使用」機能を、他の設定や拡張にかかわらず使用できるようになりました。このオプションは管理者によってのみ有効/無効にすることができます。この機能は LDAP サーバーを使ってユーザーとパスワードの一元管理をサポートします。同期が正しく動作するようにするには、LDAPサーバーへの既存の接続がなければなりません。
- Excelファイルから製品特性、プロセス特性のリストをインポートすることができるようになりました。パーソナルデスクトップとデータマネージャー「カタログ」の新しいメニューコマンド「ファイル | インポート | 特性をインポート...」を使って、特性と特性の形式を対応する属性 (例:番号、ノート、値、等) にインポートすることができます。
- ネット・エディタが設定「マウス操作を確認する」 (メニュー:ツール | ワークステーション設定) を見るようになり、ドラッグ&ドロップを実行するとき、設定が有効になっていれば確認画面が出るようになりました。
- 故障ネットエディタにおいて、「機能/特性の名前」でソートできるようになりました。
- 新しいワークステーション設定 (システム最適化 | 故障ネットから自動的に新しい故障を抽出) を使って、故障ツリーを自動的に作成するかどうかを選択できるようになりました。
- オブジェクトのマージは新しいダイアログでより快適に行えるようになりました。
- フィルタダイアログでいくつかのフィルタを同時に選択、削除できるようになりました (Ctrlキー+左クリックによる複数選択) 。各フィルタを個別に選択して削除する必要がなくなりました。
- フィルタダイアログ内でマウスポインタをホットクリックシンボル「ノート」上に動かした場合、フィルタのノートが表示されるようになりました。
- (Service Pack 0100で導入された) テンプレート内のプレースホルダー機能を、データをスタティックなテキストに即座に変換するために使うことができるようになりました。そのためには、プレースホルダーの最初に2つの”%”を追加する必要があります。例:%sfil(search-filter-name)% は、動的なプレースホルダーを作成します (テキストがプレースホルダー機能を含み、リフレッシュ可能) 。 %%sfil(search-filter-name)% は、静的なプレースホルダーを作成します (テキストは置き換えられるとすぐにスタティックになります) 。
- テンプレートは設定ファイルと同様に fmeファイルに直接保存されるようになりました。これにより、そのワークステーションでなくても使用できるようになります。この操作を行うには、「テンプレート | テンプレート (fme)」を選択してください。そうすると、設定ファイルからのテンプレートは、fmeファイルへのエクスポート、インポートが可能になります。
- ノートとエンベッドされたファイル (画像など) を持つデータがテンプレートに書き込まれた時、エンベッドされたファイルが正しく転送されない場合がある問題を修正しました。
- FMEAフォーム/期限エディタで特定の条件でフィルタリングするときに、ランタイムエラーが発生する問題を修正しました。
- コントロールプランとプロセスフローダイアグラムで、ドラッグ&ドロップでシステム要素をコピーしたときに、依存するオブジェクト (特性等) もコピーされるようになりました。この機能はファイル間、他のエディタでも動作します。依存オブジェクトを除いてシステム要素をコピーする場合は、「スペシャルドラッグ」 (マウスの右ボタンでドラッグ&ドロップ) し、対応するメニューオプションを使います。
- ネットワーク版を終了するとき、時々、ネットワーク接続に関するエラーメッセージが表示される問題を修正しました。
- グローバル措置の検索結果が、責任者、期限、初期状態と一緒に一貫して表示されない問題を修正しました。
- マトリックスエディタ (部品機能マトリックス、派生マトリックス、派生移行マトリックス) 内で、HTML と Excel へのエクスポートを高速化することができるようになりました。これはダイアログボックス (表示オプション | HTML/XMLエクスポート | シンボルを置換する) に値を入力することで実行します。エクスポートされたファイル内で、マトリックス内のシンボルの代わりにこの値が挿入されます。
- 次のオブジェクト形式のアイコンが変更されました:エラー検出機能タイプ、エラー応答機能タイプ、エラー検出機能、エラー応答機能、エラー検出、エラー応答
- 個人情報マネージャー (PIM) :ノートの入力のリストとパラグラフの WYSIWYG編集を改良しました。
- FMEA評価:フィールド「FMEA形式」の内容が現在のドキュメント言語を使って表示されるようになりました (これまではインターフェイス言語で表示されていました) 。
- カタログエディタからソースオブジェクトをコピーするためにスペシャルドラッグ (マウスの右ボタンでドラッグ&ドロップ) を使うという3番目の方法を実装しました。ソースオブジェクトは依存するオブジェクトを持たずにコピーされます (形式情報はコピーされますが、コンテクストオブジェクトはコピーされません) 。以前は2つの方法が実装されていました:ソースオブジェクトをテキストコピーとしてコピーするか、コンテクストオブジェクトも一緒にコピーするかです (つまり、「カタログ -> 既知の故障を適用) 。
- 付箋を複数のデスクトップや異なるファイルで開いているとき、「編集」をクリックすると、ファイルが閉じたり、パーソナルデスクトップの内容が変更される場合がある問題を修正しました。
解析デスクトップ:
- 解析デスクトップは、「タスクリストエディタ」と「期限スケジュール」評価で、IQオブジェクトID を表示できるようになりました。
CARM Server:
- 「CSSカタログ」エディタの「編集」メニューに「検索...」コマンドが実装されました。
- 「モジュール」領域内の「CSSモジュール」エディタに、コンテキストメニュー「モジュールユーザーに通知...」が追加されました。
- モジュール派生を転送したとき、オプション「モジュールに対する特定の期限をコピー」を考慮しない問題を修正しました。
データマネージャー:
- 措置形式に対して、グローバル措置の期限と責任者がカタログ内で変える場合、このグローバル措置が何回使われているかを示すメッセージが表示され、変更を続行するかどうかを確認するようになりました。
- カタログ内でテキスト検索はユーザーが定義した属性を含む選択肢を許可していました。これらはカタログエントリではなく、インスタンスに割り当てられているため、この選択肢はデータマネージャーでは意味がないことから無効にしました。
- ノートリスト内で、選択に対して「措置グループ」に対するノートが別に表示されるようになりました。
- 用語/翻訳:「古い翻訳」と「未翻訳の項目」のハイライトとフィルタリングが正しく動作しない問題を修正しました。
印刷/Web Publisher:
- Web Publisher/プレゼンテーション印刷:手動で複数の派生とフィルタを使って、構造リストと構造ツリーを選択した場合に正しく動作しない問題を修正しました。
- Web Publisher/プレゼンテーション印刷:表示オプションが手動で構造ツリーと組み合わせて定義されている場合に正しく適用されない問題を修正しました。
FMEAフォームエディタ:
- FMEAフォーム内でドラッグ&ドロップを使ったときの「措置をコピー」が改良され、属性「責任者」、「期限」、「状態」がソースから宛先のオブジェクトに転送されるようになりました。この動作は構造ツリーと機能/故障解析でのコピーの動作と同じになりました。
- Bosch FMEA フォームレイアウトの特定の環境で、「"RevisionState>>#notesSignificance" not understood」エラーが発生していました。これは故障原因が措置グループを持たない修正状態で、属性「追加の修正が計画されていない」が設定され、表示オプション「ノートを表示」が有効な場合に発生していました。この問題を修正しました。
グラフエディタ:
- 新しいグラフは常にバラフライ部分表示で開くようになりました。以下は例外:
- コンテクストメニュー: 「グラフエディタ (完全なグラフ) 」
- カテゴリ 「グラフを開く」: 「他の故障/機能グラフを開く」
- カテゴリ「実測値を解析 (機能安全) 」を使ってコマンドを実行する場合、結果は関係するパスのみ表示するようになりました。例:欠落した値に関する解析は、欠落した値を含むパスのみ表示するようになりました。
IQエクスプローラー:
- IQエクスプローラーで、「ファイルを検索」はオペレーティングシステムのファイル「属性」を表示するようになりました。これは、どのファイルが読み取り専用かをより判断しやすくします (例:”ra” は ”read only” で ”archive” であることを示します) 。
これとは別に、右クリックメニューで以下のコマンドを実行することができるようになりました: ドキュメントを開く、Windowsエクスプローラでディレクトリを開く、クリップボードにファイル名をコピーする。
- 特性の検索結果に対するグループ化された結果リスト内で、IQエクスプローラーの検査を表示することができるようになりました。試験の名前の横は、サンプルサイズとサンプリング頻度です。
既存の表示オプション「その他 | 追加情報とともにグループ化された結果リストを表示 (ノート、ユーザー定義の属性、トップレベルの影響等) 」が、この情報を表示するかどうかをコントロールします。
- CARM Server上のモジュールを検索するとき、「モジュールカテゴリ」をフィルタ条件として定義できるようになりました。将来的には、階層的な上位モジュールのカテゴリも考慮します (要望があれば) 。これはフィルタダイアログ | 属性 | ネット/構造を深さ0まで検索、という検索フィルタでコントロールすることができます (オプションを有効にする必要があります) 。
連結:
- 新しいワークステーション設定 (システム最適化 | 連結) 「連結後に自動的にドキュメントをアーカイブ (サブフォルダ ”archive” に) 」が有効な時、プライマリドキュメントとセカンダリドキュメントの両方が、連結後にサブフォルダ「archive」に移動されます。現在の日付と時刻がファイル名のプリフィックスとなります。結果として、連結されていないドキュメントは連結デスクトップに残っています。
- ファイルのオブジェクトブックマークがローカルではない外部ファイルを指す連結されたポイントとなる時、連結時に警告「パスが見つかりません」と表示されます。この警告は将来的に表示されなくなります。
統計エディタ:
- 選択した解析に対して、チェックボックスを使って結果リスト領域を隠すことができるようになりました。
- Quality Function Deployment (QFD) 解析を実行するとき、各マトリックスを、コンテクストメニューのコマンドで開くことができるようになりました。
- 派生固有のFMEAフォームに関連した解析を印刷するとき、単に選択されたものだけではなく、派生内に含まれるすべてのフォームが含まれる問題を修正しました。
- 特定の環境において、頻度解析にエラーメッセージ「UndefinedObject>>#x」が表示される問題を修正しました。
構造エディタ:
- コンテクストメニューの機能「リンクされた原因で措置を表示」が改良されました。複数選択を使って同じ故障を持つ複数の措置を選択し、一緒に表示できるようになりました。さらに、直接の原因か根本原因かを選択できるようになりました。措置「表示されている」を持つすべての位置が表示されます。
- マウスの右ボタンでドラッグ&ドロップを実行し、構造ツリーから故障ネットにドラッグするとランタイムエラーが発生する問題を修正しました。
- 構造エディタのテキスト検索で、「すべての一致する項目をハイライト」と「全ツリー内ですべての見つかった項目をハイライト」を選択できるようになりました。この選択肢は互いに排他的で、どちらか一方を選択するか、どちらも選択しないか、のみ可能です。
XMLインターフェイス:
- ネット項目の部分XMLエクスポートを実行するとき、ネットの接続は宛先のファイルの機能ネット、故障ネットに項目がすでに存在する限り、インポート時に再構築されるようになりました。
- XMLインターフェイス:ワークステーション設定「直接の厳しさを持たない、またはより小さなものを持たないすべての故障を持つ S-Max をエクスポート」を使って、最大の厳しさ (S) を故障 (影響に接続されていたもの) とともに記録するかどうかを設定することができるようになりました。このオプションが有効である時、この処理が実行され、故障は直接の厳しさ (S) を持たないか、S-Max が直接の厳しさよりも大きくなります。厳しさの計算はエクスポート処理を遅くする可能性があるため、この設定はデフォルトでは無効になっています。
この値はいわゆるSDGSコンテナに入ります: <SDGS><SDG SI="DICTIONARY" GID="root"><SD SI="SmallInteger" GID="significanceMax">10</SD></SDG></SDGS>
- 派生固有のユーザー定義の属性のXMLエクスポートを実行したとき、ユーザー亭後の属性が削除される場合にランタイムエラーが発生する問題を修正しました。
- RIFファイル (XML) をインポートするとき、インポートダイアログに「インポートオプション」が追加されました。これらは RIFファイルからどの形式のデータをインポートするかを決めることができます (システム要素、機能、特性、故障、措置) 。同じ ID を持つオブジェクトがすでにインポートされている場合、それらは置き換えられません。
メンテナンスが有効なお客様向け情報:
- メンテナンスが有効なお客様は、個人情報マネージャーで「IQR (Individual Quality Report) 」を作成できるようになりました。