APIS IQ v6.5 - Service Pack 0080
一般:
- 「ワークステーション設定」に、ダウンロード・ディレクトリを入力するための、カテゴリ「パーソナル・デスクトップ」が追加されました。
- 「ワークステーション設定」を保存、読み込みすることができるようになりました。これは「ワークステーション設定 | 最適化 | その他」で行えます。これは、「ワークステーション設定」「構成ファイル」「検索フィルタ」「アシスタント・ルール」を保存します。保存された設定を読み込むとき、特別な選択ダイアログで4つの使用可能なカテゴリを選択することができます。
- URL 参照 ("Weblink”) を通して IQ ソフトウェア内の任意のオブジェクトを同期することができるようになりました。リンクが fme ファイルへのパスを持っている場合、同期は (Weblink をサポートしている) どのアプリケーション (例:Internet Explorer) からも開始できます。IQ ソフトウェアでは、Weblink はオブジェクトの「情報->詳細」で表示することができ、コピー&ペーストで他のアプリケーションに使うことができます。URL 構造のより詳細な情報はヘルプ・ファイルを参照してください。
- 3つの新しいシンボルがツールバーに追加されました。これらは以下のことをすることができます:
- プレゼンテーションの印刷: プリント・バッチの設定はグローバル・ページカウントがインデックスで始まるか、インデックスから始まるかを設定できるようになりました。これは特に PDF での印刷に影響します。
- フィルタ条件の拡張「構造内の深さ...」は、最深の構造レベル、または最小の構造レベルかを相対的に定義することができます。正の数 n は、オブジェクトが構造内の n 番目のレベルにあることを示します。負の数は、オブジェクトが検索される部分構造の最深のレベルにあることを示します。
- 8D レポートの管理に、発信者の名前が表示されない問題を修正しました。
- 現在の fme ファイルにある会議録のリストがファイル情報に表示されるようになりました (ファイル | プロパティ -> 詳細) 。さらに、会議録の選択ダイアログに概要を印刷することができるようになりました。
- プレゼンテーション印刷の設定が変更されました。プリンター設定とは別に、プリンター設定ダイアログを開くことなく、いくつかの設定をすることができるようになりました。
- Windows のネットワークパスで開かれ、同時に UNC ファイル名で第2のワークスペースに開かれているファイルは、同一のものとはみなされません。他のユーザーにより、ファイルが既に開かれているというメッセージが表示されていましたが、これが同一のファイルであると認識するようになりました。
- Web Publisher: メモ欄に画像のあるコラムを HTML にエクスポートする時、ある状況ではコラムの幅は画像の実際の大きさに合わせて変形されていました。これを、エクスポート時の処理はテーブル・エディタでの設定に合わせ、画像はテーブルの幅に合わせるようにしました。
- これまで XML エクスポートにおいて、インスタンスを持たないカタログエントリを含めないようになっていましたが、修正しました。インスタンスを持たないノードも XML エクスポートに含まれます。
- 複数のパーソナル・デスクトップで作業し1つのファイルを開いている時、正しいパーソナル・デスクトップが常に前面にあるようにしました。
- 「設計検証計画と報告」エディタの内容管理ダイアログ内に、既存の DVP&R がアイコンでマークされます。コンテクスト・メニューとダイアログ内のボタンで「DVP&R を削除」を使うことができるようになりました。
- 新しい設定ファイルを読み込み、選択する時 (ツール | ワークステーション設定) 、設定を現在のエディタに読み込むか、すべてのエディタに読み込むかを選択することができるようになりました。
- fmx ファイルに保存されている参照されている fme ファイルのファイル名を、UNC ファイル名として保存するようになりました。
- エディタ「サービス・マネージャ | CSS カタログ」と「データ・マネージャ| カタログ」は、テキスト・フィルタでフィルタリングされた内容をサポートするようになりました。
- オブジェクト選択ダイアログ (オブジェクトを削除、名前変更する時に使うダイアログ) で、予め選択されている項目を表示するのに斜体、太字フォントを使うようになりました。さらに、すべての事前に選択した項目は Windows の選択色で色付けされます。また、2つのメニュー・コマンド (レベルを折りたたむ/レベルを開く) がポップアップ・メニューに追加されました。
- Excel のインポート: Excel の表内でオブジェクトの数が変わった場合、インポートするときに新しい FMEA オブジェクトが作成されます。これまでは、オブジェクトの名前が変更された時にのみ、新しい FMEA オブジェクトが作成されていました。この動作は INI オプションの ImportCreateNewObjectOnAttributeChange で変更することができます。デフォルトでは、新しい動作が使われます。古い動作に戻す場合には、レジストリにエントリ ImportCreateNewObjectOnAttributeChange=0 を追加する必要があります。
CARM Server:
- モジュールの新しいアイコンが、直近のアクティビティ (アップロード/ダウンロード) に合わせて表示されるようになりました。
コントロールプラン・エディタ:
- レイアウト「テストプラン/コントロールプランを事前に起動」において、ステータスバーは処理要素の数を示していましたが、特性の数を表示するように変更しました。
- コントロールプラン内のフィルタは、レベルの故障、アクショングループ、改訂状態を提供していました。これらのレベルはこのエディタでは表示されないため、フィルタ条件の選択ダイアログから削除しました。
フォーム・エディタ:
- 表示オプション「リスクマトリックス計算のコラムを表示」は、4つのオプション (SxO, SxD, DxO, RMR) に対する詳細を表示するようになりました。コラムは以下のレイアウトで使うことができます:
- VDA96 / VDA 06
- QS 9000 (2nd edition)
- QS 9000 (3rd edition)
- AIAG (4th edition, D - Design)
- AIAG (4th edition, E - Process)
- TI (with root causes)
- 表示オプション「表示された措置に対する故障」を「オプション II」のページの新しいセクション「措置に対するコンテクスト情報 (Context information for actions) 」に移動しました。このセクションは新しい表示オプション「措置途中で消えた機能/要求 (Function/requirement for faded in actions) 」も持っています。
機能/故障分析:
- 機能/故障分析のラベルが、ローカル/グローバルなアクティブな派生をそれぞれの色で表示するようになりました。
グラフ・エディタ:
- 機能安全: コマンド「自動化された DC 値を持つ外向きのエラー検出を作成/挿入 (Create/insert outgoing error detection with DC value automated) 」の実行は、質問「追加のエラー応答を作成しますか? (Shall additional error responses be created?) 」を表示するようになりました。ダイアログで「はい」をクリックすると、各エラー検出に対して、エラー応答は自動的に作成されるか、類推的に挿入されます。
- セクション「一般・ノード固有オプション | 選択への追加ハイライト (General and node-specific options | Highlighting additional to the selection) 」内の表示オプションに、パーセントを入力できるようになりました。これは色のグラデーションの強さを定義するのに使われます。現在のテーマの選択設定が使用中であれば (フォント/カラー・ダイアログを参照) 、パーセントは影響しません。
IQ エクスプローラ:
- ディレクトリや fme ファイルへのパスをクリップボードにコピーし、Ctrl+V で IQ エクスプローラにペーストすることができるようになりました。クリップボードからのパスを使って、ファイル検索を行い、その後すぐに検索を実行することができます。
- オプション「拡張検索のため読み込み/書き込みアクセス権限でデータベースを開く (Open databases with read/write access for extended search) 」が無効で、モジュール・アップデートがメニューで初期化されている場合、どこでユーザーが決めることができるか、どこでオプションが有効になるか、モジュールの更新が実行されるか、プロセスが中断されるか、のクエリが作成されます。
- より新しいモジュールを検索し、置き換えるためのコマンドが再構築されました。CARM Server サブメニューの「CARM Server モジュール」内に違う形で見ることができます。
- IQ エクスプローラの CSV エクスポートは結果リストのコラムの最大数に従います。表示オプション「追加情報を持つグループ化された結果リストを表示 (Show the grouped result list with additional information) 」が有効な場合、コラムのメモ、ユーザー定義の属性、動作状態、トップレベルの影響も表示されます。追加情報 (オブジェクトのアイデンティティのXML表記) も表示されます。
連結:
- 連結デスクトップ内の「ファイルのコピーを比較...」を実行する時、比較する2つのファイルを「ファイルを開く」ダイアログで直接、選択することができるようになりました。
- 連結デスクトップの「差分の詳細 (Details of differences) 」は、現在の内容に対するフィルタのみ提供します。
プロセスフロー・ダイアグラム:
- プロセスフロー・ダイアグラムに複数のバージョンを作ることができ絵うようになりました (FMEA フォームシートやコントロールプランと同様) 。プロセスフロー・ダイアグラムの管理画面にバージョンを作成する「バージョンを作成 (Create version) 」ボタンが付きました。オプション「バージョンを表示 (Show versions) 」は、プロセスフロー・ダイアグラムに対するすべての既存のバージョンを表示します。プロセスフロー・ダイアグラムのバージョンはプロセスフロー・ダイアグラム・エディタ内に開きます。バージョンは読み込み専用で、修正することができません。
- プロセスフロー・ダイアグラム内のフィルタに対して、レベルの故障、措置グループ、修正状態も選択することができます。これらのレベルはエディタ内に表示されないため、フィルタ条件の選択ダイアログからは除外されます。
期限エディタ:
- ある状況において、CARM-NG-Server に期限をアップロードしようとしたとき、エラー「サーバーからのデータの送信/受信エラー: 500 内部サーバーエラー (Error sending/receiving data to/from server.: 500 Internal server error) 」が発生する問題を修正しました。
統計エディタ:
- 統計「拡張リスクマトリックス」を拡張ツールバー内のアイコンから起動できるようになりました。
メンテナンスが有効なお客様向け情報:
(メンテナンスが切れているお客様の環境ではこれらは有効になりません)
- 統計エディタ: IQ エクスプローラ内と同様に、結果リスト内に適用可能な (複数の) 選択がある場合、プロパティ・ダイアログはコンテクスト・メニューの「プロパティ」から開くことができるようになりました。
- サービスパック 0070 で、IQ エクスプローラ内のファイル検索中に、ファイル IQExplorerWebDocuments.txt を読み込む機能が実装されました。以前は、このファイルを作成する必要があり、IQ エクスプローラのファイル検索にあるディレクトリ内に手動で入れる必要がありました。このテキストファイルは、Web サーバー上の有効な URL を fme ファイルに含む場合、一時的にダウンロード・ディレクトリに保存され、検索されます。サービスパック 0080 では、ファイル IQExplorerWebDocuments.txt はローカルファイルシステムまたはワークステーションのネットワーク環境の絶対パスを持つことができます。従って、この場所から、ファイル検索に含まれていない別のディレクトリを参照することができます。