APIS IQ v6.5 - Service Pack 0070
一般:
- Readme ファイルを、「Help | Readme」メニューから開くことができるようになりました。これは現在のリリースに関するヒントをデフォルトの Web ブラウザで開きます。
- メモ・カテゴリの翻訳をエクスポートする時、1つ以上のカテゴリに同じ名前が使われている場合に失敗する問題を修正しました。
- パーソナルデスクトップに対するワークステーション設定に新しいオプション「Show filename in window caption」を追加しました。有効にすると、すべてのパーソナルデスクトップのメイン・キャプションの最初にファイル名が表示されます。ファイル名は「|」で区切られ、残りのキャプションには変化はありません。ファイル名にはパス名は含まれません。これまで複数のパーソナルデスクトップの場合には、「*」記号が使われていました。すべてのパーソナルデスクトップで区別がつくように、この記号は「[]」になりました。
- 「フォントと色」ダイアログに、表内のページブレークの色を選択する「Page break in tables」オプションが追加されました。
- プロパティダイアログ/オブジェクトインスペクタにタブ「機能安全」の最大精度に数値が表示されるようになりました。ワークステーション設定の小数点の最大値は、ここでは意図的に無視されます。
- メニューコマンド「ファイル | ドキュメントを再編」がダイアログを開くようになりました。このダイアログにスーパーバイザーに対する特別なタブ「Option 2」が追加されました。このタブはスーパーバイザーによってのみ実行できるすべてのオプションが含まれ、スーパーバイザーがログインしている場合のみ表示されます。オプション「Remove automatically created action entries for single actions from meeting logs」の権限が変更されました。このサービスパックより、このオプションにはスーパーバイザー権限が必要です。
- 印刷設定、言語設定、メモ・カテゴリの新しいダイアログがプレゼンテーション印刷用に修正されました。WebPublsiher の設定ダイアログもメモ・カテゴリで拡張されました。
- 要求の Excel インポートが可能になりました。要求は対応する機能に割り当てられます。
- 管理ダイアログ内のフォームシートのメインの構造を定義することができるようになりました。このメイン構造はフォームシートのヘッダ値に影響します。
- プロジェクト管理内の派生からエクスポート・コピーを作成すると、エラー「ImportantCharacteristicsEntry>>#creationStamp not understood」が発生する問題を修正しました。
- 関連する潜在的故障を安全に関する単一障害点に割り当てるとき、機能が自動的に安全目標として設定されるようになりました。
- メモ入力を垂直スクロールするとき、エラー「DeviceContextUnicode>>offsetViewportOrg: not understood 」が発生する問題を修正しました。
- シンボル責任者をコピーする時、特定の責任者のメールアドレスが誤ってコピーされる問題を修正しました。
- 形式がグル―バルでなくても、形式の属性もエクスポート/インポートできるようになりました。
- カスタマー・アシスタントルールを、再度無効にできるようになりました。
- コントロール方法とリアクションプランをドラッグ&ドロップで試験サンプルにコピーできるようになりました。
- カタログで階層を定義できるようになりました。これらの予め定義された階層は、ドキュメント設定「アウトラインを使用」が有効な場合、フィルタで考慮されます。
- メモ入力のカーソル位置を再度修正しました。
- テンプレートファイルから評価カタログを読み込むと、その FME ファイルにすべての標準評価カタログを保持します。
- 使用中のカレンダーにより、終了日が定義されない問題がありました。期限日に対して定義された終了日が設定されるようになりました。
- 「編集」メニューに新しいメニューコマンド「Character map」が追加されました。このメニューコマンドはマイクロソフトの「Character map」 ("charmap.exe")を開きます。このコマンドはコンテクストメニューでは表示されません。特殊文字がこの Character map からコピーされ、IQ にペーストされます。
- 改めて PIM エディタで、ロックされたパブリックなコレクションを恒久的にロックを外すことをできるようにしました (表示 | パブリックコレクションをロック) 。
- リビジョン状態と措置グループを特殊ドラッグした時、「責任者を適用」と「期限/状態を適用」に対するオプションが、リビジョン状態/措置グループが同型 (ステータスを持つ) の期限と同型の責任者を持つ場合にのみ、提供されるようになりました。
- 認証が必要であっても、参照経由で Web サーバー上のリモートファイルにアクセスすることが可能になりました。認証情報は FMEA セッションの期間、保持されます。
- 機能ネットエディタでフィルタリングすると、機能だけでなく、特性や要求も正しく処理できるようになりました。
- Excel のインポートにおいて、エラー検出、エラー応答、動作状態をインポートできるようになりました。
- XML エクスポート: 手法カテゴリが V6.0 では修正状態に保存されていましたが、V6.5 では措置グループに保存されるようになりました。XML エクスポート (公式バージョン) ではこれらの手法カテゴリに正しくエクスポートされなかった問題を修正し、手法カテゴリを再インポートすることもできるようになりました。ただし、再インポートは V6.0 以前のバージョンでは動作しません。
- 期限エディタからエクスポートするとき (ファイル | エクスポート | 期限のリストをエクスポート) 、発生と検出の値が正しくエクスポートされない問題を修正しました。
- 派生に色を割り当てることができます。派生がアクティブな時、ワークスペースのタイトルバーの背景色として派生の色が表示されます。
CARM-Server:
- 新しい情報ダイアログ (「CARM Server | CSS モジュール| 情報...」) は、CSS モジュールで作業する時の関連するワークステーション設定と CARM Server 設定のサマリを表示します。
- モジュール証明書は、「CSS モジュール権限」エディタの「証明書」ペインにアルファベット順で名前をソートされるようになりました。
- サービスマネージャーは、少なくとも読み取り権限がある証明書のみ表示するようになりました (「CSS モジュール」と「CSS モジュール権限」) 。
- 証明書は、エディタ「CSS モジュール権限」内からメールで送信することができます。代替のメールテキストは設定ダイアログの「CSS モジュール」タブで設定することができます (CARM-Server 4.65 – 0030 以降が必要) 。
- モジュール証明書の追加情報 (証明書 ID、有効期限、作成日、最終修正日) は表示オプションで表示することができます。
- モジュールの更新チェックの時、新しいモジュールがない場合に、その旨を通知するようにしました。
- FME ドキュメント (クライアント側) は自動的に主「パーソナルデスクトップ」と同期せず、代わりに最新のアクティブな「パーソナルデスクトップ」のドキュメントが使われます。他の FME ドキュメントは「ファイル」メニューで選択することができます。
- CSA-WebPublisher 経由で評価カタログを印刷、またはプレゼンテーション印刷のとき、特定のカタログを選択していない場合に、FMEドキュメントに対する標準カタログが出力されるようになりました。
CARM-NG-Server:
- 後方互換のない新しい CARM-NG-Server のアップグレードとクライアントのアップデート 0070 はアップロードされます。0070 以前のクライアントのサービスパックは、FME ファイルの他の情報がすでにサービスパック 0070 を使って CARM-NG-Server にアップロードされている場合、FME ファイルからのカタログを CARM-NG-Server にアップロードしません。
コントロールプラン・エディタ:
- 新しい表示オプション「要求を表示」を追加しました。
データマネージャー:
- 用語と翻訳に新しい表示オプション「オプション | 追加情報を表示 | アウトライン名の表現」を追加しました。
- リスクマトリックスの HTML エクスポートが改良されました。
- リスクマトリックスの Excel エクスポートが改良されました。
フォームエディタ:
- 期限を超過した「厳しさ」が、時々赤くハイライトされていました。これはあるレイアウトで、表示オプション「却下された/超過した措置を色でハイライト」が有効な時にのみ発生していました。この問題を修正しました。
- 故障ネットのコンポーネントと組み合わせて原因と影響をフィルタリングすると、常にエラー検出とリアクションを表示する問題を修正しました。故障ネットのコンポーネントを定義するフィルタに対して、比較が正確に動作するようになりました。
- フォーム管理: レイアウト「M2010」のヘッダデータ (スペシャルドラッグ) を適用する時、期限が含まれない問題を修正しました。
- ヘッダの期限はレイアウト「M2010」に対する XML インターフェイスにも書き込まれるようになりました。
グラフエディタ:
- 「グラフを解析 (機能安全) 」セクションに新しい解析「required error detection not available」を追加しました。エラー検出の結果に入らない、属性「エラー検出が必要」を持つすべての故障がハイライトされるようになりました。
IQエクスプローラ:
- 検索結果が異なるファイルコピーから取り出された時、検索結果の同期でエラーが多発する問題を修正しました。
- オプション「検索時にすべての使用可能な構造の派生を使用」が有効になっている検索は、派生を持たない構造も検索するようになりました。この状態で、フィルタ条件は構造の値に適用されます。
- 「責任者に通知 (HTML) 」が時々、期限の送信でエラーを発生する問題を修正しました。
- 結果リストのコラム「期限」は日付のみ表示するようにし、時刻は表示されないようにしました。
- 「表示オプション | その他 | フォームシート内検索時」に新しい表示オプション「Use the settings for causes and effects made in the form sheet editor」を追加しました。このオプションはデフォルトで有効になっています。フィルタリングする時、このオプションは、フォームシート内で原因と影響を表示する方法を考慮します (表示オプションに依存) 。このオプションを無効にすると、フォームシートの直接の原因と影響のみ考慮されます。
連結:
- 表示「Details of differences」に対する新しいフィルタを追加しました。「第二のドキュメント内の差分のみ表示」を使うと、変更されたオブジェクトはプライマリにのみ適用されている場合、表示されなくなります。
- 連結デスクトップにおいて、機能ネットのエディタ表示に対して、すべての折りたたまれたオペレーションが実装されていない問題を修正しました。
統計エディタ:
- 結果リストで統計表の Excel エクスポートができなくなっていた問題を修正しました。
- 統計評価「リスクマトリックス」は、結果リストに C コラムを表示するようになりました。これはドキュメント設定に依存します。
構造エディタ:
- 派生内で参照言語を変更した時、エラー「UndefinedObject>>#aboutToChangeReferenceLanguageFrom:to: not understood」が発生していました。この派生は派生固有のメモを持つオブジェクトに含めなければなりませんでした。この問題を修正しました。
その他:
- IQ エクスプローラは Web サーバー上に保存された FME ドキュメントを検索できるようになりました。ファイル「IQExplorerWebDocuments.txt」内を検索するドキュメントを定義します。1行につき1つの Web アドレスです。このファイルは IQ エクスプローラのファイル検索経由で届くことができるフォルダになければなりません。ドキュメントシステムのチェックイン/チェックアウトのメカニズムはこの機能ではサポートされていないことに注意してください。
- WebPublisher またはプレゼンテーション印刷でドキュメント「評価カタログ」を選択した時、発行/印刷用の評価カタログをすぐに選択できるようになりました。
- CTRL+マウスホイールでズーム (5段階) することができます。アイコンのズーム、ツールチップのフォントサイズのズームも可能です。
- 1つのワークスペースで両方 (もしあれば) の表示をズームできます
- 倍率はプログラムの終了時には保存されません
- フォントやフォントサイズを変更しても倍率は変更されません
- ステータスバーに現在の倍率が表示されます (ドキュメント言語の隣)
- ステータスバーのズーム欄で右クリックすると、現在の倍率を変更できます
- ワークスペースが1つ以上の表示を持っている場合、ステータスバーには現在フォーカスのある表示の倍率が表示されます