APIS IQ v6.5 - Service Pack 0050
一般:
- 「Tools / ツール」メニューのコマンド「ドキュメント言語を選択/ Select document language」は、ドキュメント内に2つ以上の言語がある場合にのみ、アクティブになるようにしました
- XML インポートのダイアログに、コラムのマッピングができるようにオプション「Merge identical effects」が付きました。これはルート要素によってアンカーされている故障に対してのみ適用されます
- General ドキュメント設定のカテゴリ Default 期限ステータスは、ステータス「Under consideration」を選択できるオプションが追加されました
- プロジェクト管理画面でプロジェクトや構造を削除する時に複数選択できるようになりました
- ドキュメント設定の「General | Automatic」分類計算にオプション「Do not overwrite existing classifications」が追加されました。このオプションがアクティブの場合、手動の分類を上書きすることがなくなりました
- ドキュメント設定「Classification inheritance (assignment to dependent objects)」が追加されました。このオプションがアクティブの場合、要求や機能に割り当てられた分類は、このオブジェクトの故障に継承されます
- 特別なドラッグ&ドロップ「Text Copy」が追加されました。これは属性をコピーすることなく、マスターの名前を持つ新しいオブジェクトを作成します。これはカタログの項目でも有効で、形式の属性はインスタンスにコピーされません。副作用として、新しい形式が作られます
- 現在読み込まれているデータ/設定 (.fme ファイル) を持つ、新規のテンプレートファイル (normal.fmt) を書くための、新しいメニュー項目「Tools | New template...」が追加されました。この操作は既存のテンプレートファイルを上書きします
- 新しいグループフォームを作成する時、グループフォームの名前を聞くようになりました。デフォルトの名前はグループフォームの最初の要素の名前です。これは、FMEA フォーム、コントロールプラン、プロセスフローダイアグラムに適用されます
- カタログを持つインプットコレクタ (機能と特性に対して) :オプション「Apply known failures」がアクティブの場合、アクティブな派生があるために表示されていない場合にも故障に適用されます
- 措置をグローバル措置とするとき、それによって何が起きるかの説明が表示されるようになりました。ユーザーはコマンドを実行するか、キャンセルするかを確認することができます
- 「フォントと色」ダイアログの「user defined attributes」に対するデフォルト色の変更が可能でしたが、定義された色は今のセッションに対してのみ保存されていた問題を修正しました
- プロジェクト管理内のプロジェクト/構造と派生の順番が、起動毎に変わる問題を修正しました。このサービスパックより前に作成されたファイルは、古い動作のままで表示されます。新しいプロジェクトの作成、ソートにより、新しい動作の保存が有効になります
- ある機能に対して、重要な SIL/ASIL 分類を持つ下位の故障がある場合、属性「Is Safety Goal」を非アクティブにできなくなりました。これはプロパティダイアログとオブジェクトインスペクタで実装されています
- エディタを閉じている時、カスタマイズマネージャに設定をインポートするとエラーになる問題を修正しました
- 措置形式に対する派生と派生固有の値を持つ構造をコピー/追加するとエラー「FridgeError>>#select: not understood」となる問題を修正しました
- ユニコードをサポートしている IQ バージョンで新しいドキュメント言語「Hindi」と「Macedonian」が使用可能になりました
- 新しい fme ファイルを作成する時、ドキュメント設定「Use reaction plan/control method as dedicated objects」がデフォルトでアクティブになるようになりました
- リンクとブックマーク:Web サーバーで参照されているファイルをダウンロードし、IQ ソフトウェアで直接実行できるようになりました
- 時々、ツールチップが派生マトリックスで正しく表示されない問題を修正しました
- 機能安全:SIL/ASIL ダイアログが高機能になりました。1つの因子を選択しなくても SIL/ASIL 値を選択できるようになりました。既存の1つの因子が故障のツールチップ内に表示されるようになりました。
- 同じエディタがワークスペース内に開いている時、Ctrl キーまたは Shift キーで同時にスクロールできるようになりました。この機能は次のエディタで使うことができます:
- FMEA フォーム
- コントロールプラン
- PFD エディタ
- DRBFM エディタ (DRBFM 拡張も)
- FFA エディタ
CARM Server|Services Manager:
- CSS モジュールを転送しようとしたとき「FmeaFileTransferClient >> #displayMessage:caption: not understood」エラーが発生する問題を修正しました
連結:
- 一貫性チェックを行わないようにすることができるようになりました。Extras メニューで「Suppress consistency check」を選択してください。このオプションは永続するわけではなく、連結デスクトップが開いている間だけ保存されています。最新の連結に対しては、一貫性チェックは手動で再度有効にするか、連結結果に対して一貫性チェックを手動で起動しなければなりません。これは潜在的にな危険なオプションです。メニュー項目を追加するには、Windows レジストリ項目に REG_DWORD としてキー EnableCheckConsistencyChoiceInConsolidation を値 1 で追加します。
コントロールプラン・エディタ:
- 検査装置と試験サンプルのアイコンを違うものにしました
Data Manager:
- リスクマトリックスの管理:リスクマトリックス・セットをコピーし、マトリックスの値をデフォルトにリセットすることができるようになりました
- 管理/チームと人:ヘッダの特定の領域をダブルクリックすると、エラーが起きる問題を修正しました
期限エディタ:
- 「Completed actions in \%」が顧客要求に対して計算できるようになりました。この値は新しいコラムに表示されます。値は次のように計算されます:
- 却下された措置はカウントされません
- 措置がない場合 -> 値は "-"
- 少なくとも却下されていない措置が1つ存在 -> 値は 0% と 100% の間
故障ツリーエディタ:
- 故障ツリーで作業する時、故障ネットを拡張する確認ダイアログを表示しないようにすることができるようになりました。これはワークステーション設定のタブ「システムの最適化/ System Optimization」で行うことができます
- 標準の画面設定で浮動小数点を表示することができます。故障ツリーエディタに対して、「Extras | Workstation Settings | System optimization」メニューで「Show values in Scientific Notation」を選択してください
FMEAフォームエディタ:
- 措置グループに対するカテゴリを「表示オプション | オプション | 追加情報を表示| Show only if present / Display Option | Options | Show additional information | Show only if present」で隠すことができるようになりました
FMEDA:
- CARM-Server 上での計算方法を呼び出すことによって、または異なる計算において結果を直接編集することによって、部品の FIT 値が変わってしまう問題を修正しました。どちらの場合でも、ルール「obtain %- distribution」が使われます
グラフエディタ:
- 最大コラム幅とコラム間の距離を、表示オプションで変更できるようにしました
- 新しい解析「series-connected error detections」は、1つ以上のエラー検出を持つ内向きパスを検出します
- 新しい解析「Error detections with alternative paths」。これらの代替パスはエラー検出を回避することを可能にします
- 新しい解析「Safety goal functions without failures having critical (A)SIL」。安全目標としてマークされ、QM のような (A)SIL 値を持つ故障を持たないすべての機能がハイライトされます
- 新しいコマンド「Open graph with other instance」。現在のグラフから独立したグラフを開くことを可能にします。現在の選択部分に1つ以上のインスタンスがあるグラフのみ使うことができます。新しく開いたグラフでは、これらのインスタンスの一つが選択されています
- 新しい解析「Anchored at the same independent element」。分析は、同じ独立要素でアンカーされた接続された要素を検出し、接続をハイライトします。
- 注意:
- 同じ機能の異なるインスタンスでアンカーされている故障は検出されません
- (1つが機能にアンカーされ、1つが要求にアンカーされているような) 故障は検出されません
- 「Safe」ベース故障が、初期リストに新たに表示されるようになりました。「Safe」ベース故障は機能安全の値の計算において、安全側部分に関与します。この新しい初期リストを有効にするには、次を行ってください:
- 「表示オプション | サイドリスト・オプション/ Display options | Side lists options」の「Safe base failures from function graph」オプションを有効にします
- メニュー表示で「Show initial lists」を選択します
初期リストは、選択された適切な故障に対して「Safe」ベース故障で埋められます
IQ エクスプローラ:
- 派生固有の割り当てられたオブジェクト属性のプロパティに対するシステムフィルタを使うことで、オプション「Ignore variant exclusions (structure) as search criteria」を選択できるようになります。これはオブジェクトを除外している派生を考慮すべきかどうかを制限します
オブジェクトインスペクタ:
- タブ「機能安全 / Functional Safety」の数字は、最大精度で表示されます。「ワークステーション設定 / Workstation settings」の定義された「少数位の数」は意図的に無視されます
- 評価は直接編集するか、プロパティダイアログを使って指定することができるようになりました
- 形式が変更され、インスタンスではなくなることを示す新しいアイコン (青い点を持つスパナ) を実装しました
- 数字はリストされなくなりました。ユーザー定義の番号のみ評されます。ユーザー定義の番号はシステムが生成した数字 (システム番号) を置き換えます。これはすべての依存オブジェクトのシステム番号に対して使われます。オブジェクトに対してユーザー定義の番号が存在しない場合、そのオブジェクトに対してはシステム番号が使われます。システム番号はオブジェクトインスペクタでは表示されません
- 2種類のフィルタがあります:
表示フィルタは派生タブ内でのみ使われます。標準のフィルタアイコンは属性フィルタに対して使用され、フィルタがアクティブな時にはタブに表示されます。新しいアイコンは表示フィルタに使用されます。フィルタは、(すべてのフィルタを削除するために) メニューや F6 キーを使って、タスク領域から削除することができます
表示の印刷/Web-Publisher:
- 選択アシスタントは、エラー検出とエラー応答を選択するオプションが拡張されました
- ネット内に表示されている原因と影響のレベルの数字を定義できるようになりました。この設定はワークステーション設定には影響しません。選択したエクスポートにのみ影響します
- フィルタで選択されているネットのオブジェクトを派生固有にすることができるようになりました。右クリックのメニューでも制限することができます
統計エディタ:
- 統計評価とフォームを同期させるとき、エラー「UndefinedObject>>#tag not understood」が発生した問題を修正しました
- ある措置グループをフィルタリングした時、すべての統計評価に対して動作するようにしました
- Web-Publisher / プレゼンテーション印刷: 選択したリスクマトリックス・セットが転送されない問題を修正しました
構造エディタ:
- コントロール方法と処置計画を定義し、構造リストで編集できるようになりました。コマンドはコンテクストメニューと編集メニューで選ぶことができます
- 構造エディタの検索でエラー「OrderedCollection (0 items) - the collection is empty」が発生する問題を修正しました
- 構造の派生に割り当てられたノートが、コンテクストメニューのコマンド「Apply note」で適用されなかった問題を修正しました
- クローンとインターフェイスファイル内のデータ編集が遅い問題を修正しました。データを編集する時に、より多くの整合性のチェックをしているのがその理由でした。ランタイムの IQ バージョンでは、この余分なチェックを無効にしました
ユーザー表示エディタ:
- ユーザー表示エディタを開こうとしたときにエラーが発生する問題を修正しました
XMLエクスポート:
- 浮動小数点はデリミタ (桁表示) としてピリオドを使ってのみエクスポートされるようになりました。外部のアプリケーションは、いくつかの国のデリミタとして使われている場合、調整することができます
顧客固有の要望に合わせた変更:
- Bosch 独自のカタログ「CDQ0305 FMEA Issue 6.0」が実装されました
- Pierburg AG の新し企業ロゴが実装されました