FTA (故障ツリー解析) でノード (故障) を追加するには

APIS IQ では、FTA (故障ツリー解析) に直接追加することはできません。これは、APIS IQ では「故障モード」は「故障ネット (故障の原因と影響範囲を特定するもの) 」と有機的に結びついているためです。つまり、故障ネットに含まれない故障は故障ツリーには表示されません。

FTA (故障ツリー解析)

 

故障ネット (中央が「故障モード」で右側が「原因」、左側が「影響」)

 

さらに、「故障ネット」に表示される「故障」は、「故障」単独で存在できるわけではなく、その故障はどの「機能」に対して発生するものなのかを定義しなければなりません。

「故障」は「機能」に関連付けられる

 

次に「機能」は単独では存在できず、機能はある「構造」の一部が持っているものです。

結論として、FTA にノード (故障) を追加するには、「構造エディタ」内の特定の「機能」に「故障」を追加し、それを FTA のベースとなる「故障ネット」内に含める、という手順でノードが追加できるということになります。

FTA を表示した状態で「構造エディタ」内の故障を FTA 内の「AND/OR」演算子にドラッグ&ドロップすると、自動的に故障ネットが拡張され、FTA 内にノードが追加されます。

故障を FTA にドラッグ&ドロップ