9.6 Function Examples (関数の事例)
このフォルダには、Analytica の各種関数とモデリング手法を紹介する事例が含まれています。
- Abstracted Subset (サブセットの抽出)
Subset() 関数の戻り値は、通常、単一のリストであることから、2D またはそれ以上の配列に適用することはできません (すなわち、配列を抽出できません)。このモデルでは、配列抽出 (array-abstract) で行うのと同様にこれを使用する方法を紹介します。
- Assignment from Button (ボタンを使った割り当て)
このモデルでは、ボタンを使用してあるノードの計算結果をコピーして、他のノードの編集テーブルにペーストする方法を紹介します。Analytica Enterprise ユーザーは、ツールバーからダイアグラムにボタンノードをドラッグしてボタンを作成することができます。
- Autocorrelation (自己相関)
このモデルは、ノイズのある時系列データの自己相関係数を計算します。
- Choice and Determtables (Choice と Determtables)
このモデルは、Choice
ノードを "self" でインデックス化すると、Determtable 関数を使用して選択した内容を伝播させることができることを紹介します。Choice
アウトプットを使用する他の方法より、すっきりした方法です。
- Correlated Distributions (相関する分布)
このモデルは、 確率的変数のサンプル群を可能な限り望ましい相関構造になるよう順序付けします。このモデルに関する詳細は下記をご覧ください。R.L. Iman and W.J. Conover, “A distribution free approach to inducing rank correlation among input variables,” Commun. Statist.-Simula. Computa. (Marcel Dekker, Inc.), 11(3), 1982, 311-334.
- Correlated Normals (相関する正規分布)
このモデルは、指定した相関になるような2つの正規分布を作成する手法を紹介します。得られる2単位の正規分布は、任意の平均値や標準偏差になるよう変換することができます。出典:E.M. Scheuer and D.S. Stoller, “On the generation of Normal Random Vectors,”Technometrics, 4:278-281, 1962.
- DBWrite Example (DBWrite の例)
このモデルは、ODBC を使用して Analytica モデルからリレーショナルデータベースにデータを書き込む方法を紹介します。 このモデルには、Analytica Enterprise が必要となります。詳しくは、 Analytica User Guide の Chapter 22 をご覧ください。
- Discrete Sampling (離散サンプリング)
このモデルは、離散的な数値サンプルから 分布を作成する方法を紹介します。
- Extracting Diagonal (対角成分の抽出)
このモデルは、行列から対角成分を抽出する方法を紹介します。
- Lookup Reindexing
このモデルは、単純な再インデックス付け操作、すなわち、ある値を他のテーブルからルックアップする方法を紹介します。これは、Salary by person ノードに示されており、エクセルの VLOOKUP 関数を Analytica の式で実行する方法が紹介されています。
- Map images from internet (地図画像のインターネットからの取得)
この珍しい事例では、Google Maps に表示された領域の画像を読み込んで、モデルに埋め込まれた画像に表示させます。実行には、Analytica Enterprise, Optimizer, Power Player が必要になります。
- Sample Size Input Node (サンプルサイズインプットノード)
自分で作成したフォームに、システム変数のサンプルサイズから取得したインプットノードを作成したい場合が時々あります。Uncertainty Options ダイアログを起動して設定する代わりに、サンプル数をフォームから直接調整できるようにするためです。sampleSize
システム変数を選択できないため、Analytica メニューからはこれを行うことはできません。このモジュールは、このインプットノードを作成する手段を提供します。Add Module から Embed を選択するだけです。このモジュールのインプットノードを表示させたいフォームにドラッグできます。以上が完了したら、このモジュールを削除して内容を空にすることができます。
- Sorting People by Height (人々を高さ順に並び替える)
この事例は、インデックス (People) をテーブルの値 (Heights) でソートしたあと、ソートされたインデックスを使用して値をソートしたテーブル (Sorted heights) を作成します。
- Subset of Array (配列のサブセット)
このモデルは、大きな配列から決定基準に基づいてサブセット配列を作成します。

- Swapping y and x-index (y と x インデックスの交換)
このモデルは、計算された値または1次元のテーブル値をそのインデックスと交換します。その結果、計算された値がインデックスになります。
- Use of MDTable (MDTable の使用)
このモデルは、テーブル形式のレコードを多次元配列に変換する MDTable 関数の使用方法を紹介します。多次元配列は、大規模なレコードセットを表示するのに多くの場合役立ちます。データをグラフやピボットテーブルに表示させることができれば、レコード間の幾何学的関係が即座に明らかになります。