9.1 Business Examples (ビジネス事例)
- Bond Model (債権モデル)
このモデルでは、債権購入の典型的なインプット (購入価格、額面価格、利率、および、満期日までの期間) を取り扱い、債権のキャッシュフロー、現行利回り、および、最終利回りを計算します。
- Breakeven Analysis (損益分岐分析)
固定費を単一量に 、変動費を収益の一定率に設定したときの各収益水準における損益分岐分析を行うサンプルモデルです。
- Expected R&D Project Value (研究開発プロジェクトの期待値)
このモデルは、 複数の研究開発プロジェクト案の商業化の期待値を評価・算出します。
- Financial Statement Templates (財務諸表テンプレート)
このモデルは、損益計算書 (profit and loss statement)、貸借対照表 (balance sheet)、キャッシュフロー計算書 (cash flow statement) のセットで構成された標準的な財務諸表です。ステップ・バイ・ステップのガイドが用意されていますので、テンプレートを元にして独自の財務諸表を作成することができます。既存のテンプレートに値を入力したり、変数の定義内容を編集することで、独自の会計基準を反映させることができます。
- Market Model (市場モデル)
このモデルを使えば、新製品の市場とその価格および広告費の決定を探索することができます。 このサンプルには、モデルを使用するユーザーのために、インプットを受け取り、アウトプットを表示するフォームの使用法も表示されます。

- Plan_Schedule_ Control (プランスケジュール・コントロール)
このモデルでは、プロジェクト完成に必要な活動パターンをインプットデータとして使用して、プロジェクト完成までの最長時間経路 (critical paht)、時間調整 (timing)、および、コストをあらわす各種アウトプットを計算します。
- Project Portfolio Planner
このモデルは、推定される正味現在価値 (net present value) 、または、戦略フィット (strategy fit)、スタッフ教育 (staff development)、公的信用の創設、および、推定される純収入 (net revenue) に基づく多属性スコアに基づいて、プロジェクトのポートフォリオを評価し優先順位を決定します。
- Sales Effectiveness (営業効果)
このモデルは、セールスマンの人数 (head count) と生産力 (production capacity) に対する単価の効果を評価します。このモデルには、不確実性の推定を標準化された hight-medium-low 形式でユーザーが行い、これらのインプットを連続分布に変換してモデル全体に伝播する事例が含まれています。
出典: Principles of Systems by Jay W. Forrester, 1968, ISBN 0-915299-87-9
- Subscriber Pricing (会員価格の決定)
このモデルは、サービスの開始日から調査の終了時点までにおいて、その会社の資本の加重平均原価と一致するサービス加入者から得なければならない毎月の収益の総額を決定するものです。別の言葉で言い換えると、調査終了時点において、会社の資本の加重平均原価に等しい投資に対する利益をもたらすような、サービス加入者から得る必要がある月単位の収益率を計算します。