4.5 インプットファイルのフォーマット (File Import Properties)

Import Text File または Import Spreadsheet ダイアログからインポートファイルを選択すると、以下に示す File Import Properties ウィンドウが開きます。

Data Records

Field (Column) Delimiter は、データレコード内の個々の値のフォーマットの様式を指定するものです。テキストファイルの値の場合は、カンマ区切り、タブ区切り、スペース区切り (自由書式)、記号区切り、または、バイナリデータになります。スプレッドシートをインポートする場合は、列の区切りは Table Cells (テーブルセル) のみになります。

Missing Value Indicator は、ファイル内の欠損値をあらわす値や記号を指定するもので、インポート時にそのレコードを無視するものです。欠損値をインポートすると、そのセルは GS+ のデータワークシートで空白になります。空白 (absent)、小数点 (decimal point)、数値 (numeric value)、または、文字記号 (character) をインジケーターとして選択できます。

 

Header Records

Number of Header Records は、データワークシートにファイルを読み込む際、ファイルの先頭レコードにヘッダレコード (計算では無視される説明テキスト) があるかどうかを指定するものです。テキストファイルでは、None, Varies, または Fixed Number を選択します。ヘッダレコードは、Data Worksheet ウィンドウの Data Description フィールドに取り込まれます。スプレッドシートファイルでは、列名を含んだヘッダ行が1行含まれていると仮定されます。

Column Title Separator は、列タイトル (変量名) がファイルの第2レコードに存在するかどうか、また、存在するとすれば、その名称はレコード内でその他の名称とどのように区切られているかを指定するものです。テキストファイルの場合は、No Field Names, Same as for Data Records, Quotes, Brackets, Comma, Tab, Space, または Character を選択します。スプレッドシートをインポートする場合は、列タイトルはスプレッドシートの先頭行の各セルになります。

 

OK/Cancel

OK をクリックすると、表示された設定内容が適用され、Import Text File または Import Spreadsheet ダイアログに戻ります。設定内容があらかじめ定義されているオリジナルのフォーマットの標準設定と異なる場合は、そのフォーマットは新規設定の Custom に変わり、新規 Custom フォーマットが定義されます。Cancel をクリックすると、インポートを行わずにダイアログを閉じます。