4.3 テキストインプットファイル・フォーマット
- GS + フォーマット
- GeoEas フォーマット
- ArcView ® XYZ フォーマット
- Surfer ® XYZ フォーマット
Text Input File Formats: GS + フォーマット
GS+ の標準インプットファイルのフォーマットは、ヘッダレコードとデータレコードで構成されます:
- データレコードは、スペース区切りまたはタブ区切りの XYZ タイプのデータです。このことは、いずれのデータレコードにも少なくとも3つのフィールドがあることを意味します。すなわち、x 座標の位置、y 座標の位置、そして、x-y 座標の位置で測定される z 変量が少なくとも1つです (1次元のトランセクトでは、x 座標と z 変量の値のみのデータになります)。このほかに、特定の X-y 座標の位置におけるサンプル ID の値や、複数の z 値がフィールドとして追加されることもあります。
- ヘッダレコードは、データレコードの前にあるもので、そのファイルについてユーザーが有益と考える各種テキスト情報が含まれます。ヘッダレコードの数は任意です。このフォーマットでは、GS+ が自動的にヘッダレコードの数を決定します。このことは、数値のみのレコードからデータレコードが開始することを意味します。ヘッダレコードの最後には、カンマで区切られた列タイトル (変量名) が含まれることもあります。
- 欠損値は、数値 -99 であらわされます。
- これらのパラメータ (フィールドの区切り、ヘッダレコードの数、欠損値の表記法など) はいずれも、 Import Data File ウィンドウでカスタムフォーマットに変更することができます。
-
以下に示すのは、GS+ の標準インプットファイルの先頭 11 レコードをリストしたものです。フィールドには、サンプル ID、x 座標、y 座標、および、2つの z 値が含まれています。2番目のレコードには変量名が、最後の列には2つの欠損値がある点に注目してください:
File Demo2-d.dat;
sample, m east, m north, Pb, Al
1 4.5 11.9 0.42 0.42
2 2.7 29.4 0.6 0.45
3 1.6 32.6 0.6 0.08
4 4.1 44.5 0.43 -99.00
5 0.6 64 0.51 0.14
6 2.4 71.8 0.34 0.32
7 7.8 3.5 0.37 0.12
8 6.7 10.2 0.61 -99.00
9 6.7 16.3 0.46 0.49
Text Input File Formats: GeoEas フォーマット
GeoEas の標準インプットファイルフォーマットは、ヘッダレコードとデータレコードで構成されます:
- データレコードは、カンマ区切りまたはスペース区切りの XYZ タイプのデータです。このことは、いずれのデータレコードにも少なくとも3つのフィールドがあることを意味します。すなわち、x 座標の位置、y 座標の位置、そして、x-y 座標の位置で測定される z 変量が少なくとも1つです (1次元のトランセクトでは、x 座標と z 変量の値のみのデータになります)。このほかに、特定の x-y 座標の位置におけるサンプル ID の値や、複数の z 値がフィールドとして追加されることもあります。
- ヘッダレコードは、データレコードの前にあるもので、データレコードの仕様に関する情報が含まれます:
- レコード1:ユーザーの選択したテキストが含まれます。通常は、データセットのタイトルやファイル名になります。
- レコード2:各データレコードのフィールド数 (値) が含まれます。
- レコード3:第1フィールドの名称が含まれます。
- レコード4以降:第2、第3... フィールドの名称が含まれます (1レコードにつき1つの名称)。
- GeoEas 標準フォーマットには、欠損値をあらわす記号はありません。
- これらのパラメータ (フィールドの区切り、ヘッダレコードの数、欠損値の表記法など) はいずれも、Import Data File ウィンドウでカスタムフォーマットに変更することができます。
- 以下に示すのは、GeoEas の標準インプットファイルの先頭 11 レコードをリストしたものです。フィールドには、サンプル ID、x 座標、y 座標、および、z 値が1つ含まれています。レコード3~6に4つの変量名がある点に注目してください。
File for field 55
4
ID
X meters
y meters
Z (mm)
13,-14036,-3097,11
14,-13621,-1266,25
22,-12384,-911,79
23,-121276,978,91
24,-12674,190,14
Text Input File Formats: ArcView ® XYZ フォーマット
ArcView® インプットファイルフォーマットは、ヘッダレコードとデータレコードで構成されます:
- データレコードは、カンマ区切りの XYZ タイプのデータです。このことは、いずれのデータレコードにも少なくとも3つのフィールドがあることを意味します。すなわち、x 座標の位置、y 座標の位置、そして、x-y 座標の位置で測定される z 変量が少なくとも1つです (1次元のトランセクトでは、x 座標と z 変量の値のみのデータになります)。このほかに、特定の X-y 座標の位置におけるサンプル ID の値や、複数の z 値がフィールドとして追加されることもあります。ArcView XYZ フォーマットは、Arcinfo® や Arcview® GIS ソフトウェアで直接読み込むことのできる Kriging アウトプットフォーマットである ArcInfo Ascii Raster ファイルフォーマットとは同じでありません。
- データレコードの前には、データレコードフィールドのフィールド (変量) 名を含むヘッダレコードが1つあります。名称は引用符で囲み、カンマで区切られます。
- 欠損値は空白のフィールドであらわされます。
- これらのパラメータ (フィールドの区切り、ヘッダレコードの数、欠損値の表記法など) はいずれも、 Import Data File ウィンドウでカスタムフォーマットに変更することができます。
-
以下に示すのは、ArcView® の標準インプットファイルの先頭 11 レコードをリストしたものです。フィールドには、サンプル ID、x 座標、y 座標、および、z 値が1つ含まれています。レコード1に3つの変量名が、レコード5と9に欠損値が含まれている点に注目してください。:
“X data”,”Y data”,”Z data”
4.5,11.9,0.42
2.7,29.4,0.45
1.6,32.6,0.08
4.1,,0.65
0.6, 64,0.14
2.4, 71.8,0.32
7.8, 3.5,0.12
6.7,10.2,
6.7,16.3, 0.49
Text Input File Formats: Surfer ® XYZ フォーマット
Surfer ® の標準インプットファイルフォーマットは、ヘッダレコードとデータレコードで構成されます: