2.5 Graph Settings
- General タブ
- Axis Scaling タブ
- Axis Titles, Labels タブ
- Contour Details タブ
Graph Settings – General タブ
Graph Settings ダイアログは、作成したグラフを編集する際に表示されます。このダイアログに表示される内容は、編集しているグラフが棒グラフ、x-y 散布図 (例:バリオグラム)、2-d または 3-d マップであるかによって若干異なります。例えば、3-d マップの場合、Y および Y 軸に加えて、Z 軸のスケーリングと名称変更の場所が配置されることになります。General タブのほかに、Axis Scaling、Axis Titles and Labels、Contour Details (マップだけで有効) タブがあります。
Graph Colors タブ
背景色は、グラフの異なる3つの部分について設定することができます。成分名の右側にあるカラーバーをクリックすると、その成分のカラーを変更できる Color Dialog Window が表示されます。バーのカラーに表示されるのは、現在のカラーです。
Graph Borders タブ
グラフの境界線のスタイルと、表示されている場合は凡例のスタイルを設定することができます。Width は境界線の幅をあらわし、Print は、印刷時に境界線を印刷するか否かを選択します。
Lines タブ
グラフにラインが含まれる場合 (例えば、バリオグラムモデル) においては、ラインのパターン、幅、色を指定することができます。
- Graph Title
タイトルは、グラフ領域の上部中心に表示されるテキストです。タイトルのフォントを変更するには、Change をクリックして Font Dialog Window を表示します。
- Graph Legend
凡例は、マップ上に表示されるもので、異なるシンボルやカラーの値の範囲が分位ポスティングであらされます。凡例テキストは、凡例テーブルの一番上に表示されます。凡例タイトルと値のフォントを変更するには、Change をクリックします。これにより、Font Dialog Window が表示されます。
- Graph Footnote
脚注 (Footnote) は、グラフ領域の左下に表示されるテキストです。脚注のフォントを変更するには、Change をクリックします。これにより、Font Dialog Window が表示されます。バリオグラムグラフの脚注としてバリオグラムモデルのパラメータを印刷するには、このフィールドに、定型句 “(model results)” を正確に配置します [引用符は除く]。新規バリオグラムおよびモデルを計算すると、この内容がデフォルトでフィールドに記述されます。バリオグラムモデルのパラメータをグラフの脚注として表示させたくない場合は、この部分を削除します。
- Apply Now
Apply Now をクリックすると、Graph Settings ダイアログをウィンドウを開いたまま、グラフに加えたすべての変更内容を適用することができます。
- Exit/Cancel
Exit をクリックすると、Graph Settings Dialog ウィンドウが閉じます。Apply Now コマンドの後にグラフに加えたすべての内容が適用されることになります。Cancel をクリックすると、Apply Now コマンドの後にグラフに加えたすべての内容は適用せずに Graph Settings Dialog を閉じます。
Graph Settings - Axis Scaling タブ
Graph Settings ダイアログウィンドウの Axis Scaling タブでは、例えば、どの軸を長くしたり、どの軸を短くするかといったグラフの軸スケールを設定することができます。また、棒グラフの棒やシンボルの表示法を指定することもできます。
- X Axis Range と Tick Marks
X Axis 範囲は、自動またはユーザー定義 (手動指定) に設定できます。この範囲を自動にし、グラフ化されるデータセットの最低の値がゼロより大きければ、この軸の範囲は、最小値がゼロ、最大値がデータセットの最大値よりも 10% 大きな値に設定されます。この範囲を自動にし、最小値がゼロよりも小さい場合は、軸の範囲の最小値は、最も小さな値よりも 10% だけ小さなものになります。
Number of Labels (棒グラフのみ:上記では非表示) は、x 軸に沿って配置する値の数を指定します。
Number of Ticks (x-y グラフとマップのみ) は、x 軸に沿って配置する目盛りの数を指定します。Major ticks には、ラベル (値) が伴います。Minor ticks は、ラベルなしで主目盛りの間に表示されます。
ラベルの表示を設定するには (フォントや精度など)、 Axis Titles, Labels タブをご覧ください。
- Y Axis Range and Tick Marks
y 軸範囲は、x 軸範囲と同様に設定します。なお、マップの1次元トランセクト (横断) では、y 軸はなく、z 軸が垂直方向をあらわすことになります。
- Z Axis Range and Tick Marks
z 軸範囲は (マップの場合) 、x および y 軸と同様に設定します。なお、z 軸はマップおよびトランセクト (1-d マップ) でのみ表示される点に注意してください。
- Bars
棒グラフの場合、プロットする棒の数、カラー、および、そのパターンを指定することができます。上記では、Bars セクションは表示されていません。
- Symbols
x-y グラフの場合 (バリオグラムなど)、シンボルのサイズやカラーはもちろん、シンボルのタイプ (中空のボックス、閉じた円など) を指定することができます。Symbols セクションは、上記の例では表示されていません。
Graph Settings - Axis Titles, Labels タブ
Graph Settings ダイアログウィンドウの Axis Titles, Labels タブでは、軸ごとに表示されるテキストを指定し、主目盛りと共に表示される値の書式を設定することができます。
- Axis Format
軸タイトルの設定、および、軸の値の書式を設定するには、これらのボックスを使用します。Decimals は、軸の値の小数点以下の桁数を指定します (例:3.1415 なら小数点以下の桁数は4となります)。Exponential にチェックを入れると、軸の値を科学表記にすることができます (例:3.14E0)。3-d マップの場合は、上記ダイアログに Z-Axis ボックスも表示されます。x-y および棒グラフの場合は、Z-Axis 用のボックスは表示されません。軸タイトルのフォントと値は Change コマンドをいずれかを使ってリセットすることができます。
Graph Settings - Contour Details タブ
Graph Settings ウィンドウの Contour Details 設定タブでは、マップの等高線パラメータを編集することができます。この設定の一部には、Map Window と同じものがあり、この画面で値を変更すると、Map Window でも値が変更されます。それ以外のマップでは (Anisotropic Surface Maps 異方性サーフェスマップなど)、等高線の詳細を設定できるのはこのウィンドウだけになります。
Projection
- 3-d:3次元マップでデータを表示します。マップの高さは、3-d Proportion を変更することによって調整できます。呼び出しウィンドウの Rotate (Mouse Action) コマンドを使えば遠近感 (perspective) を調整できます。
- 2-d:平らな2次元のマップでデータを表示します。
3-d Proportion
- 3D Proportion では、マップの高さと幅の比率を設定します。縦長の細長いマップであれば、この値を 2 またはそれ以上に設定します。横長のマップであれば、この値を 0.5 以下に設定します。この設定は、2-d 投影では利用できません。このコマンドはマップのアスペクト比には影響しません。すなわち、x 軸と y 軸の比は一定になります。
Map Surface
- Contour lines :等高線の間にラインを描画します。
- Color bands:等高線の間の空白を異なる色で塗りつぶします。色は、その下にある Define
Contour Levels をクリックして、Define Contour ダイアログウィンドウで指定することができます。
- Smoothing:データにわずかな平滑化を適用して、見た目を向上させます。
- Solid pedestal:3-d マップにおいて、サーフェス以下の領域を単一の色で塗りつぶします。
- Wireframe:3-d マップにおいて、サーフェス全体に x-y グリッドをかぶせます。
- Wireframe Weave:ワイヤフレームグリッドの密度を指定します。Weave がゼロの場合、各データの行と列に対してグリッドが配置されます。Weave が 1 の場合は、行と列が1つスキップされ、2 の場合は2つスキップされます。
Contour Levels
- Number:マップに配置する等高線の水準数です。
- Define:Map Contour Intervals ダイアログウィンドウを表示します。このウィンドウを使って個別の間隔の区切りと等高線間隔の色を設定することができます (Contour Intervals ダイアログの詳細についてはChapter 12 をご覧ください)。
Map Legend
- Show legend:マップの隣に等高線の凡例を表示します。
- Continuous と Stepped:ブレークポイント (カラーバンドの間) の隣に、ボックス型のカラーの隣の値と共に、値の連続スケール 、または、段階的な表記で凡例を表示します。
Ceiling
- Contour lines:サーフェスの天井 (ceiling) に等高線を投影します (3-d マップのみ)。
- Color bands:プロットの天井 (ceiling) にカラーバンドを投影します (3-d マップのみ)。
Floor
- Contour lines:サーフェスの床面 (floor) に等高線を投影します (3-d マップのみ)。
- Color bands:プロットの床面 (floor) にカラーバンドを投影します (3-d マップのみ)。
Grid Lines
- X axis:3-d プロットの x 軸の背面に沿って垂直方向のグリッド線を配置します。
- Y axis:3-d プロットの y 軸の背面に沿って垂直方向のグリッド線を配置します。
- Z axis:3-d プロットの z 軸の背面に沿って水平方向のグリッド線を配置します。