2.1 データからマップを作成する手順
GS+ を使ってマップを作成するには:
- まずはじめに、既知の場所からサンプルを収集します。サンプルを収集する場所は、等間隔であったりグリッド上にある必要はありません。デカルト (x, y) 座標系におけるその位置さえ分かれば結構です。なお、緯度と経度は、デカルト座標ではありません。もし、お持ちのデータが緯度/経度座標で収集されたものあれば、まずはじめに UTM のようなデカルト単位に変換する必要があります。これらの変換を行う計算機はウェブ上に多く見つかります。
- 次に、データを GS+ のデータワークシートに配置します。データはワークシートに直接入力することもできますし、テキストファイル、スプレッドシート、またはその他のデータからインポートすることもできます。データのインポートには、元になるスプレッドシートやテキストファイルからデータをカット&ペーストするのが最も簡単です。
- 3つめに、Semivariance Analysis を実行して、データそのものに存在する自己相関のバリオグラムモデルを作成します。
- 4つめに、Kriging、Cokriging、または Conditional Simulation を使用して、内挿ファイル (interpolation file) を作成します。このファイルには、サンプル領域全体にわたって等距離に隔てられた各位置の最適な推定値が含まれることになります。Inverse Distance Weighting (IDW) の使用を選択することもできますが、最適な内挿にはなりません。
- 最後に、その特性に関する3次元または2次元のマップを描画します。このマップは、関心領域全体の特性を偏りなく最適にあらわすものになります。また、推定量に関する信頼性マップを作成することで、推定される等高線の間隔ごとに関連する統計的誤差を評価することもできます。