Gene Inspector は、実験室でおこなわわれた様々な事柄を記述する研究用電子ノートブックに、DNA 配列の総合的解析機能と、パワフルなイラストレーション機能を組み合わせたユニークなツールです。この電子ノートブックを使えば、実験と分析を全く新しい方法で計画、組織化、実施することができます。
Gene Inspector には DNA やタンパク質を解析する数多くの機能が装備されていますが、このほかに、他のシークエンス解析ツールには見られない機能も多数装備されています。新しい DNA 配列を取得するたびに一連の分析を実行するよう設定したり、分析するたびに共通の書式で出力させるカスタムスタイルシートを設計できるなど、便利な機能が用意されています。DNA 配列解析やタンパク質配列解析に用いるパラメータをあらかじめ定義し保存しておくことができるため、研究室に入ったばかりの初心者でも、分析の手順を熟知した研究者でも、研究室の誰が分析を行っても有益な結果を一貫して得ることができます。ナビゲーションを備えた電子ノートブックに、ドローツールと高度な分析ツールが組み合わさることで、実験結果と分析の注釈付けを一か所でおこなうことができます。DNA 配列の分析と研究ノートを別々に分けて管理する必要がなくなります。
Gene Inspector の主な機能
- 生物学者の思考に沿った操作法で使用できるよう設計されています。あらかじめ定義された方法でタスクを実行すれば、プログラムの構造に縛られることはありません。
- 解析結果の保存場所としてのみでなく、真の実験室ノートブックとイラストレーションツールを備えた強力なノートブックを中心に構成されています。Gene Inspector のノートブックには、旧式の紙のノートブックでこれまで保管された情報や注釈を DNA 配列の分析と研究室の実験記録と共にまとめることができます。
- 一連の分析作業と DNA 配列をつなげることができるホットリンク機能が組込まれています。DNA 配列に変更が加えられるたびに、出力結果は自動的に更新するよう設定することができます。
- 全ての解析はバックグラウンドで実行されるため、その間にノートブックで作業を続けたり、解析の実行を中断することなく、別のプログラムを実行することができます。
- 解析ルーチーンのコレクションを作成する手段と、それに関連したユーザーのニーズに適うパラメータを提供する解析スイートが用意されています。
- 解析スイートは、該当するメニューを選択して呼び出し、解析したい DNA 配列（または複数の配列）を指定します。
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- きめ細かな解析を実行できるインタラクティブな解析出力オブジェクトが用意されています。
- ノートブック・シートは任意のサイズに調整できます。ポスターやスライドをデザインするのに最適です。また、画面サイズに合ったノートブックを作成することもできます。テキストはノートブックのサイズに合わせて自動的にフォーマットしなおされます。
- ノートブックの付録 (Appendix) には一般に必要な情報（バッファーやベクターの仕様など）を保存できます。記載された情報はノートブックの任意の場所からいつでも表示できます。
- 核酸やタンパク質を分析する60種以上の解析手法を装備しています：配列アラインメント、塩基の組成/分布、ORF (Open Reading Frame) の判定と評価、制限酵素地図の作成、高度な複合検索、ドットマトリックス比較、抗原性、疎水性、膜貫通ヘリックス、らせん型ホイール、Prosite モチーフ検索、物理的性質、シグナル配列、タンパク質構造予測など。
- median sieving を使用した様々な解析。膜貫通など特定サイズの構造を出力。
- 電子的なブックマークと別名（エイリアス）を使ってノートブック内を容易にナビゲートしてくれます。
- ノートブックの拡張機能は、よく使うフォーマット済みテーブル・テンプレート、解析、グラフィクス、テキストをマウスをクリックするだけで簡単に利用できます。
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